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分かるんだけど…思い出せない…でも覚えてる。

とある日、スネ夫大統領の直近から
磯野家国の家電に一本の連絡が入った。
電話に出たのはサザエだった。
スネ夫大統領の直近の方からお電話なんて…
と思いながらも、のどの様なご用件かとサザエがお尋ねすると、磯野家国の国賓として晩餐会に出席して欲しいとの事だった。
恐れ多くもと謙遜しつつも、またとない機会を頂けた事に感謝の意を伝え、謹んでお受けする旨を先方様に伝えた。

ちょうど、学校から帰って来たカツオは、姉さんの浮かれ調子に「さては何かあったな?」と怪しむ…

しばらくして、お船さんとサザエが夕飯の支度を始めるのを見計らって、息を潜めてカツオが待機する。
するとサザエからお船さんへ○月△日の◇時から家を空けたいのだけれどいいかしらと打診がはいる。お船さんは何があるんだい?と尋ねるとサザエは、さっき電話でスネ夫大統領の直近の方から国賓として晩餐会に招待されたのよ。と言う。
それを耳にしたカツオは「どうりで…」と思いつつもスネ夫大統領から国賓扱いと言う事に疑問を感じていた。

晩餐会当日、サザエは余念がない身支度を整え、スネ夫大統領から招待を受けた晩餐会会場へ向かった。

晩餐会会場に到着して、驚いたのはスネ夫大統領だった。
すでに他の来賓者の方々も到着し始めている中で中止にする訳にもいかない。
スネ夫大統領は苦肉の策として、慌ててサザエ様のスピーチ文を作成し、順番が来たらこれを読み上げなさいと手渡した。
何とか難を逃れたスネ夫大統領。
その後、サザエから更なる友好関係をと言う話しになってしまった。
が…スネ夫大統領もこのままでいい訳がなく
スネ夫大統領の言い分としては4次元ポケットの中身を幾度となく開示提供しているのだから、磯野家国も4次元ポケットと等価に値するものを提供して頂かない事には、これ以上は…と
宿題を突きつけられて帰路に着くサザエ。

その頃、スネ夫大統領の直近から波平に宛てに連絡が入っている事すら微塵にも思わないサザエ。
波平は関与できない。でも指をくわえてただ見ているだけとはいかない。

どうしたものかと頭を悩ませながら、買い物の後に立ち寄った公園でサザエがブランコに乗っていると、通りかかったノリスケがサザエに声をかける。
サザエから一部始終を聞いたノリスケは、ならば力になろうと名乗り出る。
早速、ノリスケはスネ夫大統領の直近に連絡を入れて、ある程度の準備が整っている事と
後は微調整をしていくのみである事をサザエ代理人として伝えてしまった。
しかしそれを黙って見過ごす訳にはいかない
剛田商店をはじめとする商店街。
それを聞きつけたジャイアンは鼻息を荒げる

ノリスケは磯野家国に戻ると、真っ先に居合わせたカツオから打診を始めた。
ノリスケから事情を聞いたカツオは、ならば
マスオさんの立ち位置にいた方が有利だと考えた。
更にノリスケはワカメやタラちゃんにも打診を始めるものの、意味がよく分からないと言われてしまう。
その頃、マスオさんに対しての当たりが強くなってしまったカツオの言動に対して、サザエは頭を悩ませる。
そこで思いついたのが、カツオ好意を持っている花沢さんに何とかカツオをなだめてもらう方法だった。
早速、花沢さんに相談を持ちかけたサザエ。一部始終、話しを聞いた花沢さん。
カツオを何とかして欲しいサザエなのだか
花沢さんはカツオの話しだと思っていない。
そこで花沢さんからサザエへ、ドラえもんの4次元ポケットの力を借りればいいと言う提案があった。2人は「そうかその手があったか!」と意気投合している所へノリスケが通りかかる。
ノリスケも花沢さんの手を借りたかったのだった。サザエも居合わせて丁度よがった。
ノリスケはサザエと花沢さんが何を話していたのか尋ねてみると、話しがえらい事になっていた。思わずノリスケが誰がドラえもんに
頭を下げるの?その資金繰り?と聞き返すと
サザエと花沢さんから、「それはノリスケさんの仕事でしょ〜。」と何の前触れもなく丸投げされてしまい頭を抱える。
そのころノーマークになってしまったカツオは、のび太のポジションが気になって仕方がない。
そんな中、剛田商店をはじめとするジャイアン率いる商店街を抑えてつつも、スネ夫大統領から、4次元ポケットと等価に値するものは見つかったか?とサザエの携帯へ連絡が入った。その横で花沢さんがドラえもんのポケットの中身を借りようと騒いでいる。
電話越しに、その言葉が聞こえてしまったスネ夫大統領は、ドラえもんはうちの大事な知的財産であるのにもかかわらず、ドラえもんをいい様に使いすぎではないか?と更なる追い討ちがサザエを襲った。

しかしながら、そもそもサザエが名乗っているは磯野だったのだろうか?

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