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シャルパンティエ効果と虚離

さて、医療のトリセツという書籍の中で最初の1項目に出て来る「知っておくべき7つ言葉」の中からの引用はこれで最後にしたいと思います。

おいおい〜まだ7つ全て出揃ってないぞ!と
ブーイングが来そうですが、残りワードを知りたい方は是非、ご購入の検討をお勧め致します。
はたまた買わせるのか〜!と更なるブーイングが来そうですが、私はアンバサダー契約をしている訳でもないし何もしていないので、どれだけ書籍の紹介をしても、どれだけ販売したとしも一銭のマージンも入って来ませんのでご安心下さい。

では何故か?と言えば…
指導者と言う職務からで言うならば
人は腑に落ちてしまった時点で、特に無料の情報ともなると、何か分からなかったのか、何が出来るようになりたかったのか、何に納得ができずにいたのかさえも、ほとんど思い出せなくなってしまい、何も会得しないままで終わってしまう事が多分に起きてしまうからです。
例外にもれず私もそのうちの1人なんですけどね。

車の運転に限った話しではないのですが、
仮に車の運転免許を持っていたとして、実際に自分が運転した時と助手席に乗っていたのとでは、新しい道の覚え方が違うのではないでしょうか。助手席に乗っている間は全くとまではいかないまでも、ほとんど道順さえも曲がり角さえも頭に入って来なかったのに、実感に自分で運転してみることで道順や曲がり角の目印や分岐の場所や渋滞が起こりやすい場所などが、分かる様になった事と出来る様になった事が増えた感覚がある時いった具合です。

さて、前置きはこれくらいにして
本題のシャルパンティエ効果について説明したいと思います。 

本題の説明をする前に
ほぼ日本でしかお目にかかる事はないと思われる「シシオドシ」の事を諸外国の方に説明するとしたら、何と説明しますか?






シャルパンティエ効果とは、書籍の言葉をそのまま引用させて頂くと、イメージしやすい身近なものを引き合いに出される事で価値が引き立って見える心理的効果の事です。
場合によっては理解を得られやすくなる効果の事です。

大丈夫です。この時点で
いい事を聞いたとばかりに、言葉のみを完コピして、さぞかし前から知ってましたとばかりに鼻高々に振る舞い始める人が出て来てしまう事も重々に承知しております。

例えば「レモン100個分のビタミンC」とか
「縄跳び100回分の運動量」と言った類の言葉にあたります。

でもしかしながら物事にはメリットとデメリットが並行するのが実際で、シャルパンティエ効果の場合でいうならば、イメージが想起しやすく腑に落ちやすい、理解しやすくなると言った点があげられます。
しかしその反面、デメリットとしてイメージ想起がし易いが為に、対象物(者)となる言葉選びを慎重にしなければ、印象操作に値してしまいやすいと言う点が挙げられます。
よって、分別を弁えられる人が聞き手側であるならば感情任せに喋りたててしまったとしても冷静な判断が可能だと思うのですが、
何も判断材料を持ってない人が相手の場合や、影響を受けやすい人に対して話す場合には、何を前提に話しているのかを、明確にしなければ対人アレルギーを起こしてしまうのも無理はないと思います。

シャルパンティエ効果の悪用は厳禁です。

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