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【感想】デリシャスパーティ♡プリキュア第21話 家族という枠組みを越えた先へ

本日、7月11日は華満らんちゃんのお誕生日です。なので今日はらんちゃんメイン回の1つである21話の感想を、リアタイ時のメモを参考にして投稿しようと思います。


1.自己紹介

オレオです。
華満らんのメイン回は色々真剣に考えながらリアタイしていた記憶。

2.本編感想

らんのメイン回としては珍しく「家族」というものに深く触れなかった回でした。7話ではぱんだ軒の味を守りたいという思いで初変身、16話では高木くんのお兄さんの肉じゃがの味を再現しようと奮闘と、らんは味を守るという一貫した思いを持っています。実際、今回もはごろも堂の味を守りたいという思いで自分にできることを試みました。7話と16話、今回の21話で異なる部分は「家族」と関わりのある味かそうでないかだと思います。今まで「家族」と関わりのある味について深く追及していたらんが、「家族」という枠組みを越えた先にある味への思いを巡らせたのが今回。それは、「みんな」という大きな集団に意識を向けすぎたあまりに自分自身が疲弊してしまい、いったん「家族」というものに立ち返ったここねちゃんとの対比になっていると思います。

また、今回は11話で投げかけられた問い「何故勉強するのか」に対しての答えの深掘りにもなっていたように感じます。「農家の人たちの思いを知る」だけでなく、「歴史を知ることでその味をより深く堪能でき、その思いを歴史として紡いでいく」。農家の人が生産した時間という比較的短い期間から、歴史という何十年という時代の変化に思いを馳せたらんは、今回で価値観を大きく広げることができたと思います。

デリシャスフィールドについて思ったこと。レシピッピとは「子どもの頃の食の思い出」の象徴であり、ブンドル団はそれを狙う。そしてレシピッピを取り返すためにデリシャスフィールドへプリキュアと捕獲箱を持ったブンドル団を転送。各話の描写を見るに、プリキュアだろうがブンドル団だろうが一般人だろうがフィールド内に侵入することと離脱することはできると思われます。しかし、フィールド内に送られた捕獲箱の中のレシピッピはそこから離脱することができません。捉え方を変えればレシピッピ=「子どもの頃の食の思い出」はプリキュアでも敵でも誰でも持っているものであり、その「思い出」を介して相手と向き合う場所こそがデリシャスフィールドなのではないかと思います。「子どもの頃の食の思い出」をもとに、人々が集っていく。それは「みんなあつまれ! いただきます‼︎」というこの作品のコンセプトにも繋がってくると思います。

3.最後に

そういえばこの回ではあまねちゃんが水無月という和菓子を食べていました。21話放送が7月下旬……大人の事情で放送延期されることがなかったらもしかするとちょうど6月くらいに21話が放送できていた(かもしれない)ので、ちょっと惜しかったですよね。
私は「来年の6月に水無月食べるぞー!」と意気込んでいたのですが……(察してください)。

追記:お茶の授業で水無月いただきました。やったね。

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