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iDeCo,NISA,変額保険メリット・デメリットとは?

前回からの続きです。それぞれの、メリット・デメリットをまとめてみました。そのうえで、自分には何が合っているのか?考えてみる判断基準になるものも、考えてみました。ご参考になると嬉しいです!

iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)

メリット

  • 税制優遇:

    • 掛け金を出す時: 全額が所得控除となり、所得税や住民税が減少。

    • 運用中: 運用益が非課税。

    • 受け取る時: 退職所得控除や公的年金等控除が適用され、税負担が軽減。

  • 節税効果: 所得税率10%の場合、毎月2万円の掛け金で年間4万8000円、30年で144万円の節税効果。

  • 老後資金形成: お金を引き出せないため、老後資金として確実に積み立てられる。

デメリット

  • 引き出し制限: 原則60歳まで資金を引き出せない。

  • 最低掛け金: 月5000円からの掛け金設定。

NISA(ニーサ・少額投資非課税制度)

メリット

  • 非課税運用: 運用益が非課税であり、非課税期間が無期限。

  • 投資自由度: 国内外の株式、投資信託、ETFなど多様な投資商品に対応。

  • 少額から始められる: 多くの金融機関で月1000円程度、ネット証券では100円程度から投資可能。

  • 口座開設・維持費用が無料: 口座開設や維持費用がかからない。

デメリット

  • 所得控除なし: 掛け金が所得控除の対象にならない。

  • 頻繁な引き出しのリスク: 簡単に引き出せるため、資産がたまりにくくなる可能性がある。

変額保険

メリット

  • 死亡保険金の最低保証: 特別勘定での運用に関わらず、死亡保険金には最低保証がある。

  • 運用成果による増加: 運用成果が良ければ、死亡保険金や解約返戻金の金額が増加。

  • インフレ対応: インフレに対応しやすい商品。

  • 生命保険料控除: 掛け金が生命保険料控除の対象となり、最大で所得税12万円・住民税7万円の控除が受けられる。

デメリット

  • 運用リスク: 特別勘定の運用がうまくいかない場合、死亡保険金の上乗せがなく、解約返戻金も少なくなる可能性。

  • 元本割れのリスク: 解約返戻金に最低保証がないため、運用成果が悪いと元本割れの可能性がある。

  • 運用コストの高さ: 特別勘定で運用される投資信託は運用コストが割高。

これらの情報を基に、各制度の特徴や違い、メリット・デメリットを理解し、自分に最適な選択をするための参考にしてください。

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