ドライヤー
生まれて26年と10ヶ月 。ドライヤーの有用性というものを終ぞ意識した事はなかったが、仕事に行くようになって初めて、その利点(というより存在意義)を知ることができた。
ドライヤーとはつまり明日への保険なのだ。
前日に髪を乾かしある程度固めておくことで次の日に爆発するかも知れない頭を押さえつけ、スムーズに、最低限身だしなみとしておかしくない頭で出ていくための前日にかける保険のようなものだ。
朝の時間と夜の時間の価値が等価値であるとするならば、むしろ自然乾燥に任せるよりも損とすら言えるこの保険だが、現実には朝の5分は貴重であり、そのことを仕事をして初めて実感するのである。
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