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2017AKB総選挙の追憶

48グループの活躍が世間から忘れられがちになってから久しいコロナ禍の今ですが、個人的に5年前を振り返り記録しておこうと思う出来事があったのでnote立ち上げました。

わかる人興味ある人だけ読んで頂ければ良いと思っていて特にお薦めではありませんが、どんな内容になるかは書いておきます。

AKB48 チーム8 京都府代表 太田奈緒さんのファンである私の一個人目線からの2017年AKB48選抜総選挙「追憶」になります。

①2017/3 & 2022/3


現在私は体調を崩し病院受診しましたところ緊急入院となりまして汗 治療のおかげて回復はしてきたところになります。
で、(入院事情や期間は異なりますが)同じ病院同じ3月に過去お世話になっておりまして汗
それが2017/3になるわけです。
入院は気分が晴れるような事ではないですし当時も現実はみつつも不安な気分でしたが立ち止まって物思いにふけるにはいい機会かなとは思っていました。自分自身の事も勿論なのですが、当時気にかけていたのが応援する太田奈緒さんにどうしたらヲタクからの恩返しを出来るか、いや、回りくどく言いましたが簡単に言うと、この年の総選挙で太田さんにランクインしてもらえるか、と言う事でした。


②いつやるんだ生誕祭


当時のAKB事情に詳しい方には説明不要な事を色々説明を書きながら進めないといけないと思います。ご了承ください。知ってる皆さんには申し訳ありません。

48グループの生誕祭はメンバーの誕生日を祝う、その日だけはどんなメンバーでも唯一主役になれる機会となる公演の事です。例外としては研究生やチーム8メンバーの場合には一人ではなく「複数」のメンバーになってしまうのですが概ね主役となります。いや入りたての研究生はまだしもチーム8も人数が多いからと言って複数はおかしいと思ってましたがそこを打破する力はまだ無かったです。
んで、開催の時期も普通なら誕生日からさほど離れずに開催されてお祝いをし感謝を伝えられたり盛りあがったり推しあげる事が出来たら良いと思いますが、開催時期もまた何ヵ月も見通せず放置が多々発生する状況で、太田さんの生誕祭も12月5日を余裕で年越しし3月もやる気配を運営からは感じない状況でした。

③推しと生誕祭と総選挙


勿論これは私論で一つの方法でしか無いのですが、まず簡単に言うと、太田さんの総選挙初ランクインの為には「生誕祭を盛り上げなければならない」みたいなところです。生誕祭に向けての取り組みを出来るだけ最大化し、その勢いを総選挙へのエネルギーとしなくてはならない、と強く信じていました。が、2017年3月当時はもちろん絵にかいた餅です。太田さんの生誕祭を準備する仲間の皆さんにもなかなかこの思いを伝えるのも難しく自分自身の無力感を感じていました。

そこにきて当時自分自身の入院です。1ヶ月の入院期間に生誕祭があったなら…まぁ幸い?開催はされませんでしたが汗
ただここは諦めず前向きにとらえ入院で思案する時間はとれるし生誕祭も選挙に近い時期なら勢いも付くだろうと。1人勝手に選挙対策準備をしてました。


④総選挙と私


ごちゃごちゃ言わんと総選挙なんて好きなメンバーに有り金全部投票しろ!と思う人も多いと思いますが、そう簡単なものではないと思ってまして。テクニックや準備も必要だと思っていました。

そう思うようになったきっかけは色々あるのですが、自身の場合主に次のような経験からでした。

・柏木さんが2位になった2015年に柏木さんに大きく寄与した方と旧知の仲で。何もしてないんですけど中の話をリアルタイムで聞ける立場にあった。

・2014年以後当時応援していた内山奈月さんの生誕祭や選対等界隈での経験と言うか何もしていないんですけど目の当たりにしたこと。

・2015年には当時応援していた15期メンバーの総選挙に臨むも玉砕。

・2016年は外野からの観戦モードですが、主に谷真理佳さんの選対や松村香織さんの選対の方々などの貴重な話を、当時岩手に来ていただき知り合った皆さんが話を聞かせてくれた。

こうしたことやその他色々あって2017/3月をむかえていました。

お金は全く無いんですがこれ程貴重な体験をしてきたヲタクは世界にいないとは思っていました。なので、これを如何に2017年の総選挙太田さんの界隈にテクニック行使や残りの準備をしていくか、最終的に整理していくことにしました。シナリオ書き。

⑤書いたシナリオ


細かいことを含め沢山書きました。しかもパターンはいくつもあるわけで。

主なところは。

・選対を組まない。いや組むんですけどステルス選対。従来型の選対では逆効果。

・この世にある「票」の数は変わらないしメンバーやヲタクにとって平等。どこに行くかはわからない。最後まで1票でも多く推しに引き寄せる作戦を用意する。

大きく言うとこの2つ。何を言ってるのかを説明するのは難しいんですが、当時も難しかった。どうしたらわかってもらえるのか。いつどこで誰になんて伝えたらいいのか。考えてギリギリの部分が多かったです。

⑥「前例がない」

おかげさまで3月終わりに退院し汗、4/7の幕張かな握手会をむかえることに。この日あえるヲタ仲間には想いを伝え計画を進めることに。もちろん前後してLINEなどで会えない人にも伝えて行きました。

結果予想通り「伝わりませんでした」が、スタートを切ることに関しては同意を得られたかなと思います。皆さんスタートさせたい思いは一緒だし時間がないのはわかっていました。

ステルス選対は「前例がない」ごもっともです。この規模のステルス選対の成功例は無かったと思います。
違った形のステルス選対はあったと思いますがそれはランクインや希望する順位に入れるだけの票を自分たちで持ってるとかで、この時の自分達のステルス選対とは別です。

⑦戦略の実行


当時の太田さん及びその界隈の場合、まずやらなくてはいけないのは「速報ランクイン」です。ただこれだって簡単な事ではないですし何も対策しなければ厳しいです。多くの近いメンバーの選対が速報ランクイン出来なかった事でわかると思います。

あとこれも難しい事なんですが(ランクインを目指す真の)選対は「速報ランクインで終わらせてはいけない」です。速報ランクインが主目的だったりそこで終わらせたり失敗してきたメンバーをみたり経験してきました。

言うまでもなく速報ランクインの何倍もの票を最終的に得ないとランクインしません。これが本当に難しい事です。票を持ってないから難しい。

⑧チャンスがある限り諦めへん

太田さんがこの年の選挙において示したメッセージがこれでした。そして改めて思いますが、この言葉がなければランクインはしなかったし最大の決め手になりました。ヲタクの立場が言うのもおかしな話ですが救われました。

そんなわけで、ご本人の言葉に上手に乗っかることに注力しました。太田さんのファンや気にかけている方々の深層心理に「あなたも諦めてはいけない」と訴求していくことです。
ヲタクのタイプによって様々ですが、それぞれに応じたコミュニケーションやコンタクトをしていきました。

あとは書き方が難しいのですが、太田さんに(今回は)入れてもらう為には、他のメンバーへの投票をある意味削ったり諦めてもらうことになるのですが、他のメンバーへの敬意はもちろん持ちつつこの年の太田さんの総選挙に対するプレゼンを出来る限り行いました。
簡単に言うと「太田さんに入れれば入れただけ太田さんは今年ランクインに近づきます。」逆にもし他に推していて入れるつもりのメンバー及びその界隈は…

例えランクインしなかったとしても「死票なんてない」と言う考えがあるのも私も理解しています。しかし、それ以上にランクインした時に入れた票は生きると信じています。他のメンバーと太田さんに半々の票を入れるつもりの方もいたと思います。なんなら太田さんより他のメンバーを強く推していてそちらに多く入れるつもりの方も沢山いるわけです。しかし片方がランクインの勢いが感じられて或いは諦めない感じが出ていたら、他方ランクインが厳しそうに感じるメンバーには沢山入れられるでしょうか…と。

その点過去「選挙に弱いチーム8」だったのが、この年ランクインした太田さんには追い風だったし、本来チーム8のヲタクだってチーム8にランクインして欲しいわけで、その深層心理を選対が「邪魔」をせずに見守ると言うか信頼し感謝するか、だと思っていました。

更に言えば、選挙とかランクインとか興味が薄いチーム8のヲタクにも選挙の土俵に立ってもらう事です。握手は大量にするけど投票はしないって事がまかり通れなくすることです。そんな事が可能かどうかはもちろんわからないんですけど出来る限りは布石を。
布石のお陰かはわかりませんが、応じてもらった事には感謝しかないです。

推しに100%全力応援している人の票で十分で、他から来た票に価値を感じない人も多いのかもしれません。そういう選対も多かったと思います。それに比べたら極めて他力本願軟派な選対でしたが、私がヲタク側としてランクインに向けて入院中に最終的に仕上げたシナリオはおおよそこんな感じでした。具体的にはもちろんもっと色々ありますが。細かいことの積み重ねと言う意味では大事だと思っていました。キービジュアルとかTwitter発信、「寄せ書き」などのコミュニケーションツールとかですね。キービジュアルは私が作ったわけではなく才能ある方が界隈にいたからこそなんですが。本当に宝。お金じゃ買えない。そういう才能にヲタク同士出会えたきっかけが生誕の実行委員会だったりTwitterだったり。

選対にしても生誕にしても界隈にしてもコミュニケーションが上手いところは「意味がある」と思います。コミュニケーションが苦手だったりコンタクトしない委員会とかはその効力が弱いと個人的には思ってます。如何にコンタクト出来るか。コミュニケーション取れるか。そこは大切にしようと思っていました。まぁ自分がヲタヲタだってところもあるとは思いますが。ヲタクと力合わせるのが好きなんだと思います。推しかぶり敵視なヲタクさん相手にも選挙のためなら心開いてもらうことを心がけました。

⑨最高のご褒美

ランクインだったりセンターだったり票差だったり。推しの頑張りが報われたんじゃないかな、と思えたのが嬉しかったですし、とにかくほっとしました。肩の荷が下りる、です。

一応出来る限りのことはしたつもりで後悔のようなものはないと思ってますが、特に前例のない新しいチャレンジに関しては一発勝負でよく取り組んだと思います。効果の有り無しは別として。負の効果は…結果が思わしくないメンバーの界隈には貸しは作ったとはもちろん思っていますし感謝しています。勝負事とはいえ。本来敵ではないですし。私だって他のメンバーにもランクインして欲しい気持ちはあります。でも全員はランクインさせられないし、総選挙本当に勝つなりランクインなり真剣ならその年応援するメンバー以外に一票たりとも入れられません。
後悔と言うか欲と言うか…個人的には結局は正直、本当に正直他の何人かのメンバーにも(翌年も含め)ランクインさせてあげたかった…と言うかして欲しかった。何もしてないんですけど。蛇足ですけど。

ただ、そういう精神で臨むのはこれで最後にしたいな、と、思う自分もいたので、ランクインには救われました。理想を言えば、みんなが気持ちのよい数を投票して、それでランクインが出来たのなら。票の価値はその時や人によっても様々。一票投じてランクインなりいい順位で喜べる人もいる。100票でも生活が苦しいとか人生駄目にするって人もいる。5000票入れても普段の生活に何ら不自由ない石油王の方であってももちろんそのためのこれまでの人生努力や困難があったり。いや、家柄だったり坊っちゃんだとしても。さまざまあると思うし、そんな色んな人と出会ったり話をしたりが出来たのが私の場合この総選挙の意味だったり価値だったりすると思っています。なのでこの2017年自分自身は投票に関しては大した数では無いのですが、その分違ったアプローチはしたったなぁ、と言う「追憶」です。最後まで読んで頂きありがとうございます。

あの時太田さんの界隈に限らずですけど辛く苦しい想いを多少でもして投票した全ての皆さんに感謝と言うか。チャレンジさせてくれたメンバーの皆さんに感謝したいです。

太田さんがやはり思った以上に逆境に強いと言うか火事場のくそ力と言うか。この年のこの総選挙では本当に強かったと思います。一緒に闘えた事に感謝しています。
「諦めない」事ほど難しい事って無いんじゃないかと思うからです。しかも普段から前に前にじゃない控えめタイプはなおさら。でもその「いざってとき」だからこそ凄いんですかね。YDKたなお。

あーあと一応わかる範囲、伝えられる範囲内の事ですがヲタクなりにヲタクの動きや分析やらは太田さんに折を見て伝えたつもりではあります。もちろんどの程度参考にしてくれたかは未知数ですが。色んなヲタクが色んな事を言ってくるわけで。ヲタクを信じる信じないとか見抜けるかどうかも才能ですからね。それ系の能力は高いと思います。誉めてます。

ここまで書いた今、このノートを公開する意味も必要性も見出だせませんが、読んでくれる人がいて救われます。自分用のメモなのでお許しを。とりとめないですが以上です。

補足①4月某日退院しました。
④どれも無くてはならない経験だったと思います。色んなファンの立場や気持ちなどを知れたんじゃないかなと思います。ヲタク目線からですが。特にTOクラスの場合なかなか理解するところまでいくのは難しいと思います。もちろんTO同士であればわかり合うのもわかるんですが自分のような地方の弱小在宅には厳しいものがあります。救われたのはNET社会になったことと被災地訪問でメンバーも運営も経験豊かなヲタクも岩手に来てくれたことです。

⑤⑥当時は「ステルス選対」とは言ってなかったんですが、「選対」はもちろん「対策」「委員会」などといったワードは、もちろんこれまでの成功事例であって、多くのメンバーが選対によってランクインをしてきたのですが、他方票には「浮動票」など選対以外の票も多数存在します。選対に入らないヲタクの投票心理を自分なりに感じたのが「アンチ選対」なる票の大きな存在です。どうしたらそれらを逃さないか、融合できないか、考えていました。
逆に選対的なものは具体的に何を「対策」すればいいのか。何もしなくていい、何も組織しなくていいというわけでもないと考えました。それこそ別の誰かに何も効力がない選対なるものを立ち上げられては計画は丸潰れです。実際にそうなった界隈もいくつも見てきました。なので組織は立てて運用するよと。見た目はソフトな感じをだしていって、中身はしっかり行動する組織になるよう計画しました。ノルマみたいなのは必要性を全く感じませんでした。

⑦速報のテクニックに関しては細かいことは色々あるのですが、簡単に言うと速報日に投票券を確保してきっちり投票するって事なんですが、それだって経験や知識は必要だと思います。
あと、無事に速報投票が実行されたとして、そのあとのケアも必要でした。ヲタクのコントロールですね。あとメンバーによってはメンバーも。太田さんの場合は優秀で完璧でしたが、(いってはなんですが)並みの最終ランクインしない界隈やメンバーは、速報にランクしたことで涙を流して喜んだり、俺たちは頑張った!的なアピールを本番までの2週間繰り広げます。逆なんです。速報のあとの2週間こそヲタクもメンバーも苦しいんです。その苦しさをあらかじめ経験していたり理解していてケアしていく必要は事前に感じていました。

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