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虫の知らせ
人が亡くなる時に、色んな不思議な現象を「 虫の知らせ 」と昔から言われていますね。
今日は、去年の秋くらいから、定期的にヒーリングさせてもらっていた方のお話をさせてもらいます。
秋に非常に早く進行する癌とわかり、それから音叉などを使いながらヒーリングを月一程感覚で、受けてくださっていました。
進行性ですから、余命1、2ヶ月と宣告されたのですが、それから11か月頑張られて先日、ホスピスで旅立たれました。
末期のガンの方の、おカラダをヒーリングするときは、手当てのエネルギーヒーリングと音叉がほとんどです。
体力的にも、マッサージは疲れるので、説明せずに自然とそうなります。特に音叉がとても優しく作用してくれます。
そして、その細かい波動の振動数は、肉体に閉じ込められていた古く、冷たいしこりのようなものを溶かし、肉体とエネルギー、オーラの浄化をしてくれるのを、いつもはっきりと感じます。
大体、浄化が終わると、本来のその方のピュアなエネルギーが喜んで流れ出します。
そうすれと青白い顔だったクライアントさんの頬に赤みがさし、顔つきがとても穏やかになってくるんです。
まるで温泉にはいっているような空間に仕上がるのが、ヒーリングが成立した合図です。
こうして、エネルギーの浄化が済むと、共通して皆さんタマシイの本音の話を自然とし出すのも、ヒーリングの喜びです。
ヒーリングをずっと続けている私の感動するポイントでもあります。
ほとんど食事が取れなくなったその日も、ゆっくりと音叉でヒーリングをしながら、おしゃべりをしていた時、
「 あっちは、どんなとこかな?
あっちに行けば、故郷のお母さんもおるし、こないだ見送った人もおるしな、、、。知り合いが一杯おる。。
何にも心配ないなー。
そいでも、まだ孫が小学生に上がるまでは生きていたいからな~。まだがんばるぞ。」
「そうだね。私はさ、まだ行ったことないから分からないけど、あっちはいいとこみたいだよ。
皆んないるしね。
なんの心配もいらないよ。
私は、あっちの世界とこっちの世界が繋がっていると信じているし、いつでも繋がれる。
目には見えないけどそういう感覚のほうが強くあるから、、、。
生まれてきたとこに戻るだけなんだから安心だよ。
私ね、だれか先に逝ったら私に教えてほしいとずっと思っていたんだ。
だから必ず教えて。分かる方法で教えてね。」
「おう!」
セラピストが、がんの末期の方に話す内容としては、ぎょっとするかもしれないですけど、私の中ではタマシイはずっと繋がっているから死が可哀そうなことでも、不幸なことでもないので本気で、いつか伝えたいと思っていたので、そんな会話ができて嬉しかったです。
でも、最初からこの話ができたわけではありませんでした。
そりゃ、誰だって死に対する抵抗はあるし、そんなに簡単に受け入れるものではないですし、でもヒーリングは不思議。
ちゃんと成立するとギフトとして、こうして教えてくれます。
それから数ヶ月。夏のある日の夕方に旅立ちを迎えたと一報もらいました。
翌朝、目覚めると
「わ!」
目の前に、立派なオスのカブトムシが、、、。
すごいので、来たわ!
不思議に思われるかもですが、紛れもなくその方なんですよ。
「おーい。きてやったぞ~。
どうだ!!(笑) 」
短い別れのあいさつを交わしました。感謝でいっぱいになり、そして次元を超えた空間で、私は幸せな気持ちになりました。
目に見えない世界は、シンプルでストレート。
信じて、その世界を感じ、自分に許可さえすれば、必ず答えてくれる。
それは、現実の世界の中でも、おなじこと。決して遠いお空の話ではなく、今、このリアルな世界で、豊かに生きることの喜びの現れ。地に足をつけながら感じることと、思っております。
リアル虫の知らせでした。
こういう言葉があるくらいだから、虫は昔っから、違う次元を繋ぐんでしょうね。
つらつらと、長い話、読んで下さってありがとうございました。
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