レンタルスペース運営を検討の方は必見!個人で儲かるのか実体験を元に解説
人々がモノを「所有する」から「共有する」にシフトしている背景もあり、シェアリングエコノミーはトレンドになっています。
中でもレンタルスペースは初期費用や運営コストなどのハードルが低く、個人でも参入しやすい領域です(空き家を所有していればよりハードルが低い)。
かくいう私も完全未経験ながら現在では以下のスペースを運用中。
この記事ではレンタルスペース運営を検討中の方に向けて、個人で始めた私が「レンスペ運営で検討すべき項目」から「最終的に儲かるのか?」までを実体験を元に徹底解説します。
レンタルスペース運営の予備知識
レンタルスペースを運営するにあたって、まずは業界の予備知識がないと始まりません。
レンタルスペース含むシェアリングエコノミーの市場規模は、2018年から右肩上がりを続けており、2030年には11兆1,275億円に達する見込み(現在のスーパーやコンビニ相当)と言われている成長市場です。
ですが正直レンタルスペースは大きな売り上げが見込める事業ではないので、大手企業はなかなか参入しにくい領域です。(※だからこそ個人や中小企業にチャンスがあります!)
レンタルスペースは個人や中小企業にとって…『まだまだブルーオーシャン』だと言えるでしょう。
最近ではレンタルスペースのM&Aも行われており、検討から参入までがスムーズに進められるのも特徴。
運営者に依存しないうえに人を雇わなくてもいいので、M&Aもしやすいのは良いポイントですね。
ビジネスモデル
レンタルスペースは部屋を時間貸しすることで収入を得るビジネスモデルです。
月々10万円の家賃の部屋を借りたとして、時間貸しで40万円を売り上げれば、差分の30万円が利益になります。
不動産ビジネスとも言えますが(レンタル業とも言える)、貸し出す単位が最も小さいからこそ単価の高さがピカイチ。不動産ビジネスには一般的に以下のモデルがあります。
賃貸(2年〜)
マンスリー(1ヶ月〜)
ウィークリー(1週間〜)
民泊(1日〜)
レンタルスペース(1時間〜)
契約期間が短くなればなるほど時間単価はアップします。
賃貸の不動産投資なら、月々約10万円の物件を20万円で貸し出すと10万円の利益が確保できますが、レンタルスペースならもっと稼げるかもしれません。
例えば家賃10万円の物件を借り、時間単価2,000円で月50時間 貸し出すことができれば家賃はペイできます。50時間は日数で表すと2日ほどです。
理論上ではこの場合、1ヶ月分(30日)の予約が全て埋まれば、売上は140万円を超えます(現実は無理ですが)。
つまりレンタルスペースは、稼働率さえ確保できれば不動産価値を最大化するビジネスモデルです。
個人が参入可能
前述したように、レンタルスペースは個人・中小企業の事業としてピッタリです。大手企業からしてみれば旨味が少ないので、参入しにくいのが現実でしょう。
1室だけで大きく稼ぐのは難しいですが、店舗展開をしていくことで堅実に積み上がるビジネスだと言えます。
私も1室から始め、現在では4店舗展開しています。しかしいくら個人で始められると言っても、何から手をつけるべきか分からないという方がいるかもしれません。
弊社ではレンタルスペースの開業支援も行っています。無料でご相談いただけるので、お気軽にお問い合わせください。
レンタルスペース運営で最初に検討すべきこと
レンタルスペース運営を検討している!という方が知っておくべきことは、主に3つあります。
物件選び
コンセプト作り
運営方法
物件選び
まずは物件選び。知り合いに不動産オーナーがいたり、不動産屋がいたりすれば良いのですが…そんな人は少ないでしょう。
長期でレンタルスペースを運営するとなれば、物件選びは肝です。物件選びは以下の方法がありますが、どれも大変です。
不動産屋に探してもらう
→時間がかかるオーナーに直接相談する
→運勝負な要素あり転貸可能物件紹介サイトで見つける
→相場よりやや高め
引っ越しと同じで物件選びは運も必要ですが、現在弊社ではレンタルスペース開業支援として「物件探しサポート」を行っています。
レンタルスペースを熟知しているからこそ不動産屋よりもプロ目線なサポートができるので、お気軽にお問い合わせください。
コンセプト作り
ひとくちにレンタルスペースと言っても、コンセプトがなければ稼働率アップには繋がらないでしょう。スペースのコンセプトを作って、競合との差別化を図るべきです。
利用者がなぜレンタルスペースを借りるのか?という点から考えていきます。用途は以下のように様々です。
パーティー
撮影
イベント
仕事/セミナー/作業スペース
ダンス/パーソナルスタジオ
料理教室 など
パーティーと言えど、女子会なのかデートなのか誕生日会、推し会…と用途は様々。
「どんな人に利用してもらえるスペースにするか?」というコンセプトを作らなければ内装・インテリアは考えられません。
弊社はコンセプト作りも強みとしており、誕生日需要を拾えるスペースも展開しています。
コンセプト作りを明確にすれば、どんな内装にして・どんな物品が必要かなど、その後の準備もラクになります♪
レンパンダならブランディングや物品リスト選定など、様々なお役に立てます!
運営方法
レンタルスペースは空き家さえれば運営できますが、以下の点は検討すべき項目です。
スタッフを置くか
清掃はどうするか
鍵の受け渡しはどうするか
集客はどうするか
集客はもちろん、スペースを清潔に保ったり、セキュリティ面の完備は考えなくてはなりません。ちなみに弊社の運営方法は以下の通りです。
スタッフは置かないスタイルで、週に1〜2回だけアルバイトの清掃スタッフさんに入ってもらっています。自分で清掃ができるなら、人を雇う必要はありません。
鍵の受け渡しもキーボックスやスマートロックを活用すればOKです。
そのため、残すは「集客をどうするか」がキーになります。レンタルスペース専用の予約サイトは複数存在しますが、自社HPで集客ができれば手数料を削減できるのでおすすめです。
弊社はこの予約サイトに頼らない集客をもっとも強みとしています。
レンタルスペース運営を検討中の方からよくある質問
最後にレンタルスペース運営を検討中の方からよくある質問をまとめます。
業種は何にあたる?
レンタルスペースには明確な業種わけが難しいですが、不動産業やレンタル業にあたるでしょう。
開業のときに必要な許可はある?
レンタルスペースを開業するときに必要な許可は、自己保有物件か否かで多少異なります。ここではスペースを借りて運営する場合に必要な許可を紹介します(借りる場合がほとんどだと思うので)。
開業届(法人なら不要)
不動産の貸主や管理会社からの許可
消防署への申請(内装による)
個人でレンタルスペースを始める場合は、個人事業の開業届を税務署に提出する必要があります。開業から1ヶ月という提出期限を過ぎても処罰の対象とはなりませんが、年度末の確定申告時にデメリットが生じてしまうためです。
スペースを借りて運営する場合は、トラブルを防ぐためにも事前に貸主や管理会社に許可を取るようにしましょう。
また、スペースの内装によっては消防署への申請が必要です。具体的には、天井まで届くような高さのパーテーションで部屋を区切る場合などです。
仮に内装工事をするならその他にも消防署へ申請すべき書類があるので、忘れることはないでしょう。
自宅運営でも必要な許可はある?
開業届などは事業を始める際に申請が必要ですが、自宅運営の場合に必要な許可はほとんどありません。
ただし、レンタルスペースは騒音などで近隣住民との間でトラブルが起こりやすいため、事前の配慮は必要でしょう。
まとめ
レンタルスペースは特別な資格なしで始められるうえに、初期費用のハードルも低いのでこれから事業を展開したい方にはおすすめです。
しかし、運営するにあたってまずは以下の3つをきちんと検討しましょう。
物件選び
コンセプト作り
運営方法
最初の準備さえ抜かりなく行えば、その後は自走できるビジネスモデルです。でも最初の準備が難しい…という場合もOK。
レンパンダではレンタルスペースに関する立ち上げから運営までを幅広くサポートできるので、いつでもご相談ください(相談無料)。
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