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川尻蓮は“上弦の月”〜未完成の美しさ〜

みなさん、こんにちは。Lotus…です。
前回の投稿からかなり日にちが
経ってしまいました。
実は一番好きな“書くこと”を封印することで
願掛けをしていたのですが、
おかげさまで願いが叶い、
こちらに舞い戻ってきたわけです。
(とは言えTwitterは続けていましたがwww)

前回は蓮くんの卓越した
ダンススキルからの沼落ちについて
投稿しましたが、
今回はダンススキル以外の
何に惹かれているのかを
私も書きながら
2021年の終わりに
確かめてみたいと思います。

私が蓮くんを初めて認識したのは
順位発表式だったわけですが、
最初は蓮くんを嫌いだったということは
前回の投稿の通りです。

そこから踊る蓮くんを
繰り返し見続け、
最終的に当時GYAOで放送されていた
プデュを見始めました。
見ようと思っている段階で
きっと私は十分川尻蓮に
ハマっている状態だったと思うので、
プデュで見せる蓮くんの姿は
ちゃんと肯定的に受け入れていました。

蓮JAMさんが既に捉えている
彼の精神性の高さは
あえてここで語らずとも
既に共有できていると思います。

あの場面の
あの行動も、言葉も、表情も
全ての動機が美しく一貫していました。

本当にこの段階で十分だったのです。
十分推す理由はできていました。
唯一無二のダンススキルと
高い精神性…。
これだけで私の心のコップには
川尻蓮がなみなみと張られていたのです。
それがコップから溢れてとまらないほど
決定的に落ちたのには理由があります。

それは蓮くんが
“完全”な存在ではないということ。

その一つとして蓮くんが
「女手一つで男4人兄弟を…」と
順位発表式のあとの挨拶で
初めて母子家庭で育ったことを
明かしたこと。

プデュを見ている間中
蓮くんから感じる
三日月のような
満ちてはいないものから感じる儚さ。
それなのに人を惹きつける華。
言葉は悪いかもしれませんが
“欠けている何かがある”という雰囲気が
ありました。
涙ながらにお母さんへの
感謝を述べる蓮くんを見て
蓮くんが纏っているように感じる
ベールの一因は
これだったのかと腑に落ちました。

ここで誤解のないように
伝えておきたいのは
母子家庭は男親がいないから
欠落したものが多いと
言っているのではないこと。

何を隠そう
私もシングルマザーだし、
男親の頼もしさを
知らずに育った娘もいますが
明るく幸せに暮らしています。
そして蓮くんから聞く
お母さんやご兄弟とのエピソードは
全て温かいもので愛でいっぱいです。
母子家庭という環境は
ある種の“不自由”さはあったかもしれないけと
“不幸”ではないと
私自身が実証できます。

蓮くんを
「才能や人格に恵まれ
満たされた環境で育った今時の若者」
という先入観で見ていた違和感の答えが
「これだったのか」と
腑に落ちたのでした。
そう意味で、
蓮くんは“欠けている”というのではなく
“ない”を知っている子。
“ない”を知っているから
“ある”という状況に感謝できる。
“ある”を目指していける子。
私の感じた感覚は
そういうことなのかもしれないです。

そしてもう一つ、蓮くんには
強く、大きく、“ない”と感じるものがあった。
それは「ダンスで生きていく人生」。

一番満たされないのは
それを手に入れていなかったからでしょう。
手に入れる前だった蓮くんから強烈に
その感覚を感じても
不思議はないと思います。
“ない”から“ある”という人生を
目指していたのですから。

三日月のように感じたプデュ期の蓮くんは
「ダンスで生きていく人生」
を生き始めた今、
“上弦の月”のようです。

古来日本人はたとえ満月ではなくとも
そこに侘び寂びを感じる感性があります。
十三夜月や十六夜月などの言葉もあり
それぞれの美しさを見出せます。
私たちはまだ満月ではないけれど、
欠けている月ではあるけれど
満ちていこうとする川尻蓮という上弦の月を
眺めているようなものです。

川尻蓮は夜の闇を照らす弓張月です。
道が見えなくて困っている人の道標の月。
一人夜に泣く人の頬を照らし癒す月。
そうしながら蓮くんは
満月になっていくのです。

くしくも3月に公開されるJO1の
ドキュメンタリー映画の題名は「未完成」。
これも私が蓮くんを推していく理由と
リンクしていて、この題名はぴったりで
嬉しかったです。

私はまだ“ない”人達を応援したい。
“ない”を知り、受け入れ、
努力する人を応援したいのです。
満月ではない上弦の月である川尻蓮に
とんでもない魅力を感じ
応援のために
大晦日に激重な文章を書いています。
まんまるな満月になる川尻蓮を夢見て
また来年も書き続けようと思うのです。

私の大晦日の夜の決め事は
歳が変わる瞬間に
オリオン座を見ることです。
身を切る寒さの中の天体はすごくキレイで
世界に自分が1人みたいで、
その星の輝きを自分だけが
浴びているように感じます。
今年は月どころかそのオリオン座すら
見えないほどの雪空です。

しかし、私たちを照らす眩しい光・JO1 は
いつでも輝いてくれています。
がんばれJO1、がんばれ川尻蓮。
来年も自分たちの輝きを大切に
世界を照らせ!



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