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JO1“KIZUNA”ツアー「川尻蓮ばり好いとーよ編」


セミファイナルとも言える
9月22日の福岡公演ツアー2日目、
蓮くんの故郷の地に
自分がいるエモさに
マリンメッセ福岡の
高く青い空を何度も見上げていた。
初のアリーナツアーで
初めてJO1に会う。

余談だけど若い頃
好きな人に「おいで」と呼ばれて
新幹線に飛び乗って来たのが博多。
私にはちょっと切ない街で…。
今回は蓮くんに呼ばれて来たと
勝手に思いこんでるから
エモくて仕方ない。
私は好きな男には
博多まで呼ばれる運命なのだww
昔は考えなしで、今は考え過ぎで
笑ってしまうけど。

それはさておき、話を戻して…

お昼を過ぎてから会場に到着。
私をとりまく外界は
すっかりライブ会場の空気感。



物販会場の白いテントが
規則正しく海辺に並んでいる。
グッズは既に売り切れているものもあったけど
整理券のおかげで
密になることはなく
広場はがらんとしていて
整理券の呼び出しの声に従って
列を成していた。

マリンメッセの建物は
「この中にJO1が、川尻蓮がいるんだぜ」と
言ってるみたいに迫ってくる。
若いJAMさん達の
マーメイドスカートの裾が揺れて
道を行き交う。
若い私も確かマーメイドスカートをはいて
博多の三月の桜を見ていた。
時代は繰り返しているみたい。

ぐるぐるぐるぐるどっかーーーん…!
私は心の準備不足で頭が爆発,

2次元的にしかJO1とJAMを
とらえていなかったから
突然目の前に迫ってきたJO1とJAMを
現実におとしこめなくて
明らかキャパオーバーになっていた。

その証拠に
はずれたスクラッチカードを捨て去り
フライヤーをもらわずに立ち去ろうとして
仲間たちに慌ててとめられ、
「え??」となった場面も…。
(もちろん蓮くんのフライヤーはこないw)

私の内面で
「人生の中で蓮くんに1番近い場所にいる」
ということを
かみしめてかみしめて
歯が削れそうなくらい
かみしめている段階なのに
外界からの情報量が多すぎて
飲みこめていない。

自分が思っている以上に
適応力がないんだな…
「ライブ会場うぇーい!」的な気分には
なかなかたどりつけなかった。

それでも大好きな仲間たちが
いてくれたおかげで
待ち時間も楽しく過ごし、
ツイッターの中でしか知らない
JAMさん達にもたくさんご挨拶できた。
JAMさんのことについては
また別の場所で書くとして
そうこうしているうちに
開場の時間を迎え
仲間と別れて入場した。

荷物とチケットの顔写真チェック後
1階スタンド席へ。

私の席はカメラブースにほど近く、
全体を見渡せる場所。
アーカイブで見えた景色は
私が見ていた景色そのもので
もう一度ライブを体感できてよかった。
しかし、肉眼で顔の表情まで見えるか…
と言ったら見えない場所。

普段スマホの小窓からしか
JO1を見てないのだから
存在を確認できて
同じ空間にいるだけで十分。

油断できない世情の中
OTDの参戦をあきらめ
ペンラの光をJAMさん達に託して
家に篭っていたことを思えば上出来だ。

いよいよ私も光を届けられる。
JAMにとって現場で
「ここにいるよ」と
ペンラを振ることは悲願なのだ。
2度と本気でJAMを探させたくない。

会場内にはJO1の曲が繰り返し流れ、
いよいよ時計の針が開演の18時30分をさした。

「始まる」という約束もないのに
少し音量を上げたウィオラにあわせて
ペンラが揺れ始めた。
その光がさざなみのように
次々周りに伝わって、
心臓の鼓動みたいに
同じリズムをJAMみんなで刻んでいく。

もうキレイだ…。
スタンドから見えるペンラの光は
もうすでに完璧にキレイだと思った。
しかし、JAMだけで灯した光で
完結するわけがない。
JO1のパフォーマンスがなければ
ただの電灯の集まりでしかないのだ。

さぁ来い、JO1!
JAMとの絆を確かめるために、
深めるために
ステージに早く来て!と願いをこめた時、
場内は暗転し、スクリーンに
メンバーが映し出された。
期待が最高潮まで高まる。

一瞬の静寂があった。
足元がグラっと揺れた気がした。
地震が来たかと思って周りを見たけど
誰も何も感じていない様子。
私だけが感じる
地から這い上がってくるような
揺れを感じた。

ムブソだ!!
ムブソがきた!
私の“ファーストJO1”はムブソだ!
泣きたい訳じゃないけど
「うっっ…」という声が漏れてしまう。
しかも「ドラムドドスコのムブソが聴きたい」
という私の願いどおりの生バンドだ。

この曲だけでなく、
私はこの後足元が揺れる
眩暈のような感覚を
何度も感じることになる。
ライブの高揚感が
波のように押し寄せて止まらなかった。

ムブソの終わりが
ボントゥビの始まりを告げ、
純喜の声が私のところにも届いた。
本当にオシャレな曲だ。

ボントゥビを踊る
蓮くんが見えた。
川尻蓮だ。
私は生の川尻蓮を見たら
きっと泣くのだろうと思ったけど
泣かなかった。
ただただ見ていた。

しょせの煽りと共に
Algorithmが始まる。
いいの?JO1…
こんなにぶっとばして…
いいんですか?
こんなにパフォーマンスを堪能しちゃって…
いいんですか?
もう曲に押し倒された気分(言い方)

エンジン音がなって
まさかのYOLO-kondeが始まる。
ペンラを持つ手が止まってしまう。
蓮くんの振り付けが
牙も爪もあるというイメージ通りだ。
舞台装置の炎が
JO1の内面を表しているように
バンバン噴き上がっている。

そしてワキラキへ。
蓮くんがまた見えてきた。
もちろんずっと目には入っていたけど
脳の処理はできていない。

蓮くんがいる…。
もう笑ってしまう。
あきれてしまう。
仕事も休んで、いろんなリスクあるのに
なんで福岡まで来てるんだ??
結局20代の情熱のままに動く
考えナシの自分と
何一つ変わってないじゃないか。
人間、なかなか成長しないものなのだ…。
ワキラキのイントロのサイレンは
「そんなに入れ込み過ぎてはいけない」という
自分への警告音のようだった。

情報過多なところに
5曲の爆弾が投下されて、もう木っ端微塵。
最初から飛ばし過ぎのセトリ…。
いや、最高…

ここからMCへ。
この日は配信もあり、
MCの中にカメラの向こうのJAMへの
気遣いの言葉もちらほら聞かれた。
OTDの時には
このおいてけぼりに
されていない感じに救われた。
現場に行きたくないJAMなど
1人もいないから。

1人ずつ挨拶が続き
蓮くんの番になった。
蓮くんが明るい笑顔で
「ただいま」と言う。

今回の配信は、拍手の音をしっかり
拾ってくださってて
本当に拍手が現場と同じように聞こえた。

鳴り止まない拍手を
一瞬で遮る推し…。
怖い…そしてJAMお利口ww

蓮くんが言う「ただいま」の4文字。
その4文字は私が見たはずもない
博多を出た後の蓮くんを想像させた。
バイト先で座ったままで眠り
意味の見出しにくい日常に
流されないよう必死にしがみついてる少年。
「ただいま」の意味の重さが迫ってくる。

ツアーは地方のJAMに会いに行く
という目的はあるけど、
ツアーができるようになった自分が
仕事として戻り
「ただいま」と言えるのは
本人にしかわからない感慨深さが
あったと思う。
JAMだからと言って
簡単に「その気持ちわかる」
とは言えなかった。
そして、JAMは
「0を1にする存在」だとも言っていた。
“飛べるから”の歌詞さながらに…
あの歌詞は本当に心を込めて
うたってくれたのだろう。
(ツアーのセトリには含まれてはなかったが)


続いてシャイナライとMONSTAR。
JO1の黎明期を支えた曲で
パフォーマンスが再開。

生バンドであることで
2曲ともMVやCDとは違った印象。
シャイナはドラムで刻むリズムが
華やかだったし、
MONSTARはギターが泣いていた。
この2曲のパフォーマンスを見ると
JO1はもうあの頃にはいないんだと感じる。
前に進んでいる。

VCRで小休止。
彼らも休んでもらわなきゃだけど
これは私達も休まないと
とてもじゃないけど全てがもたない。
VCRの内容はツアータイトルの
「KIZUNA」になぞらえたもの。
“JO1はバラバラになる”という
ユニットでのパフォーマンスにつなげる
ストーリーに仕立てられていた。

ここからユニットステージがスタート。
最初はDreamerを
拓実、純喜、豆ちゃんの3人で。
ピアノがJO1の夢に向かう純粋な気持ちを
うまく表現していて
特に豆ちゃんの力強い清涼感たるや
群を抜いていた。
ぜひ豆原くんには
清涼飲料水のCMプリーズ…

続いてスカイ、けご、瑠姫くん、
蓮くんのイカロス。
ギリシャ神話の大神ゼウスが見たら
さらって行ってしまいそうな美しい4人。
パフォーマンスが軸のJO1だけど
スタンドマイクでの歌唱も
それに代わる迫力があった。
蓮くんは踊っていないこの曲の中でも
ちゃんと情熱を表現する。
裏打ちのリズムさえ
体でとってくれて気持ちいい。
これぞ無を有にする川尻蓮。

最後はSo What。
しょせ、きまちゃん、汐恩、よなさん。
それぞれの「ソワッ」がよかったんだけど
よなさんのいい意味で
ラップっぽくない「ソワッ」が
オトナな感じで
ソワッでゾワってなりましたwww
ライブのSo Whatはかなりいい。

少しMCをはさんで
君のままへ。
“君は君のままでいつも 
誰かの為に生きていると思うよ”
という言葉は癒しのようで
励ましのようで
疲れた心にしみて、
11人が神様になって
そううたってくれてるみたいだった。
バックのスクリーンが
ホロスコープだったのも私は好きで、
やはり星コンセプトは
原点だから似合うなぁと思った。


次のZEROは
センステのせりあがってくるステージで…
宇宙船に乗ってJAMという宇宙を
漂っているような構成。
蓮くんはJAMにファンサを
いっぱいしてくれていたけどその合間に
すーっとどこか吸い込まれてしまいそうな
瞬間があった。
いつも蓮くんが何を、どこを見てるのか
知りたいのだけど
それは目に見えるものじゃ
ないんだろうなと思う。
そして人生でこんなに
ファンサがほしいと思ったことはなかった。

僕らの季節は
季節はずれかも…と思ったけど
歌詞がね…
“今すぐ君に会いに行くよ”がね…
ツアーに来てくれたんだなぁと
しみじみ思えて
単純に嬉しくあったかい気持ちになった。
OTDは10人だったことを思うと
意味の大きいパフォーマンスだった。

ここでVCR。
このあとまさかスパカリがくるとは
思っていなかったので
のんきに見ていた私に言いたい。
「この後大変よ!」

そしてスパカリがやってきた…
現場ではとんでもない衝撃波を
くらっていたので、何も覚えてない。
一つだけたっくんが蓮くんを
起こすとこだけ覚えていたので
詳細はアーカイブで確認した。

そして、無限大…。
この無限大がすごかった!
ダンサーさんが入ってるのと
バンドバージョンとのW効果。
11人で繋がってるのに
さらにダンサーさんが繋がってて
大無限大になってるww

アナログ世代の私達は
どうしても楽器一つひとつの主張が
しっかりしているものに
反応するきらいがある。

無限大のダンスブレイクのギターなんて
その最たるもの。
フンガーッとフランケンみたいな
声が出そうなところで
蓮くんが中央に。
JO1とダンサー陣を
率いてる感が半端ない。
これが戦で、あの隊列見たなら
私は大将として間違いなく自軍に
撤退の指示を出す
勝てない…(何の話)
バックダンサー時のステージは
控えめに邪魔をしない
綺麗なダンスをしていたのに
蓮くんが魔王のように
ステージを支配しているように見えた。

スパカリの後からはもう
アドレナリンぶしゃーっ!なステージ。
来ました、ラパパ!
重厚な銃のように
持つ人を選ぶような
撃ち方間違えたら暴発してしまう感じ。
よくまぁこの曲を
デビューシングルに入れたなぁ!?
あの頃にこの曲を
やらなきゃいけなかったメンバーは
さぞしんどかっただろう。
“アマチュア達の雰囲気許さない”の
フレーズがやっと
しっくりくるようになった。
ラパパから瑠姫くんの髪が
一段とバサバサ揺れ始め、
ゾーンに入ったなと確認できた。
そして最後の蓮くんのニヤリは
どんな意味を含んでいたのだろう…

そしてスピライ。
このタイミングでやる曲じゃないでしょ…。
ライブの木全が煽る煽る!
この時、スカイを見て、
きっと以前はこの曲をうたうことが
嫌な時期があったろうに
今日の歌は何よ?
スゴいイイじゃん!
帰ってきてくれてありがとう…
ゴリゴリダンスナンバーで
スカイの歌唱力を実感した。

勢い落とさずオルアワへ。
この曲のパフォーマンスは
JO1がなんというか
“パフォーマンスすることに溺れていないな”と
いう冷静さを感じた。
きっちり振りを覚えて
パフォーマンスをしている感じ。
蓮くんのトリートメントが
相当怖かったのだろうかと思うくらい。
特にしょせがテクニカルで輝いていた。

そして、オエオーーーッ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
オエオの女、ちょっと目が潤む…。
「うわぁ、うわぁ、うわぁ」と
言いながら見てたのは瑠姫。
オエオ時のメモには“瑠姫やばい”と
書いていました…。
瑠姫の体のリズム時計と
曲のリズムが合っていて
気持ち良さそうだった。
ダンサーも入って
MVの乱闘さながらのステージになり
感無量だった。

怒涛とはこういうことを言うんだな…

蓮くんのハイパーキックで
グラマスの扉がぶっ壊されて開きました。
デビュー評価の曲が
ライブの最高潮を担うなんてある??
ちょっと背伸びをしてうたってたのに
クラウンをかぶる振りが
板についている。
とりあえず世の中の人、
このグラマスのパフォ、見よう。
それからJO1を語ってくれ。

最後の曲に入る前にMCが入る。
私はたっくんの話の間合いみたいなのが
スゴく好きで
突っ込んでもボケても
スゴくおもしろい。
挨拶もシンプルでスッキリ。
これこそセンス。
今回も大量発生してた。

最後はリアル。
リアルはOTDでは大トリの曲になったけど
今回も幕引きの曲になった。
現実と夢をつなぐ曲。
そしてJO1を次のステージに
誘う曲として定着しつつある。

リアルが終わり、
ステージは暗転して
主人のいない空虚な空間に。
もう一度JO1を呼び戻す拍手が起こる。
ほんの一瞬姿が見えなくなっただけで
寂しくて仕方ない。
また会いたくて精一杯拍手する。
きっとみんな同じだっただろう。

メローな曲が流れ
バンドメンバーにスポットが当たる。
どうしても韓国はKPOPに注目されがちななか
職人的な奏者がいらっしゃるんだと
改めて認識。
惜しみない拍手で感謝を伝える。

KIZUNA Barなるセットに
KIZUNAスエットを着た
與那城マスターが登場。
バーに来る客としてメンバーが集まる。
賑やかなアンコールの始まりだ。

方言をもたない瑠姫くんの
「ばり好いとーよ」でドリナイが始まり
会場、揺れるwww
ソウイウノハハズカシイノデイラナイ派の私でも
かなりやられました。

タッチ、マイフレ、ラナゴーと
アンコール前のゴリゴリは
夢だったのかと思うほどの
JO1のきゃわきゃわわくわくメドレーで
JO1の嫌味のないキャラクターが
爽やかな風になって
会場中を駆け巡ったようだった。

わかっているけど
いよいよ最後の時が近づいてきた。
メンバーから一人ずつ挨拶。

豆ちゃん、しょせ、スカイ、蓮くん、
汐恩、瑠姫くん、きまちゃん、けご、
たっくん、よなさん、純喜と続く。
一人ずつの挨拶を書き上げていたら
みんなへの手紙のようになってしまったので
割愛させてもらう。

その中で瑠姫くんは
「生き返らせてくれてありがとう」
という言葉を言った。
そうだ…人間は人生の中で
死んでしまったかのように
生きなければいけない時がある。
そんな時間が年若い瑠姫くんにあったことを
不憫に思いつつも、
だからこそ輝く今を
“生”の時間を、
大切にしてほしいと思った。

こんな重みのあるライブの挨拶って
あるのだろうか。
こういうストーリーを
背負ったメンバーがいるJO1だからこそ
陽の当たる場所に必ず行ってほしいと思う。

そして蓮くんの挨拶。
辛い時に幸せにしてくれたのは
JAMだと言う蓮くん。
“辛い時”という言葉を口にした途端
辛かったその時が蓮くんの中で
浮かび上がってきたのか
堰を切ったように泣き出した。

何を思い出したのだろう。
何がそんなに辛かったのだろう。
冒頭でも言った通り、
本当の事は
本人以外わかるよしもない。
特に蓮くんはそうだし、
そこまでは踏み込めない。

ただアーティストとファンとして
彼にパフォーマンスをするこのステージを
準備し続けられるように
応援することはできる。
怒りにも似た
「この子らからステージを奪う者は
何人たりとも許さん」という気持ちが
フツフツと湧いてきて
私は涙を流すことはついぞなく
こっわい顔してステージを見つめていた。

「この力強いメンバーを連れて
戻って来れたことが誇らしい」と
さらに涙を零した蓮くん。

以前noteにも書いた
“蓮くんの欠けているもの”を
埋めるパーツの一つはメンバーだ。

邪心がなくて純粋で
同じ夢を持つ仲間。
今まで孤独の中で夢を追いかけていたのに
自分を頼りにして厳しい世の中を
一緒に生きていこうとしている仲間。
危なっかしくて、心配で
愛おしくてかけがえがないはずだ。

蓮くんの仲間のためなら
自分の身を滅ぼすことも
犠牲にすることも厭わないような
気持ちを感じることがあり、
こちらとしては
ヒヤヒヤするくらいだが
それもまたファンが踏み込む余地はない。
そんな仲間に出会えたのは
幸せでしかないのだから。

「KIZUNA」のタイトル曲
「With Us」が流れた。
いよいよ本当の最後だ。
なんてあたたかい曲。
なんて優しい曲。
もっとこの曲を表現する
的確な形容詞は
ないのだろうか。

私にとって今までライブは
「ライブに行く」だけだった。
それが普通だ。

だけどウィザスを聴きながら
胸に到来する想いは
エンタメを楽しんだという
爽快感や高揚感だけではないものだ。

JO1を応援することを通して
自分が何を思い、何に苦しみ、
何に喜び、どうやって生きているのか
どうやって生きていこうとしているのか
自分に問いかけては
答え合わせをしているようなものだった。

私はいつも誰かを応援している。
生まれてすぐの子ども達に
どうやって生きていくのか
その術を知らせる仕事に就いた。

力の弱い者もみな平等に
座るべき椅子に座るべき者が座れるように
応援したいというのが
自分のベースにあるから
JO1のようなストーリーをもつグループに
思い入れをもって応援するのも
合点がいく。

だけど、生まれてすぐの子ども達もJO1も
本当は私の力など必要ないし、弱くもない。

私の方こそが弱く、助けがいる存在なのだ。
誰かを助けることで、
私が力を得て生きているからだ。
1人では何も成立しない。

だから、蓮くん、
「幸せにするべき」という気負いは
必要ないんよ。
誰かを応援し“助けてる”と思うだけで
生きる力になっている私みたいな人は、
もう既にめっちゃ幸せになってるのだ。
応援させてくれてありがとうなのだ。

ウィザスが華やかに終わり、
蓮くんはあったかいよなさんと2人で
目に蓮の露のような涙を浮かべ、
世界一美しい礼をして
ステージを去った。
その姿を見ても
やはり私は泣かずに見送り
ライブは静かに幕を閉じた。



数日博多で過ごしたあと、帰路についた。
魂がどこにあるのかわからないまま
体だけが動いているような状態で、
泣いたのはライブから3日後の
自宅のキッチンだった。
遅いし鈍い…意味不明www
でもとても切なかった。

そう、なんでも消化するのに
時間がかかって
怖がりで心配症で
山のように動かない私が
このライブに行くことには
大きな意味があったと思っている。

そして大きな意味を持たせ過ぎた結果、
自分の気持ちの重さに
耐えきれなくなって
いつか私はJAMをやめてしまう日が
くるんだろうなとも少し予想している。
それも仕方ないし
軽やかに川尻蓮を推すことは
どうやら私には無理っぽい。
いつでもなんでも
やるかやらないか、
0か100かの私なのだ。

だから、蓮くん、
蓮くんには1じゃなく
100しかあげられん。
何の漢字も形づくれないけど
100をあげよう。

いつでもあのステージを
準備できるように、
ペンラの波を見せてあげられるように
自分のできることを
続けていこうと思う。
そして、考えナシの私になって
またJO1に会いに行こう。

福岡に、博多に、
ライブに行けて良かった。
蓮くんのパフォーマンスを
生で見られて本当に良かった。
JO1を見つけて、
川尻蓮を見つけて
本当に良かった。
脳が蓮くんを思い出すのを
怖がるくらい
ばり好いとーよ!

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