キライはスキの反対〜JO1 川尻蓮沼落ちへの道のり①〜

こんにちは。Lotus…です。
JO1とそのメンバーの
川尻蓮くんのオタクをしています。
前回は私がとある公募企画に出したエッセイを
読んでいただきました。
読んでくださった方、
ありがとうございました。
今回は、沼落ちの道のりについて
書いてみたいと思います。
これで私は嫌われるかもしれません…

私がJO1を知るきっかけになったのは、
娘がプデュシリーズを大好きだったこと。
でも私は一切のプデュシリーズを見ていないんです。

私と娘は好みが似ていて
大体のエンタメは一緒に楽しんでいたのだけど、
どうにもプデュシリーズには
触手が伸びないでいました。

それもこれも私がエンタメに関しては
“プロであること”を求めてしまうから、
TVから聴こえてくる歌声が
半音ずれているのもいやなのです。
五感が嫌がってしまう…。
その道の職人というのが大好きな私にとっては
ちょいと自分がかっこいいとかかわいいとか
思っちゃってる承認欲求高めの若者のあれこれに
興味はナッシングだわと毛嫌いしていました。

というわけで娘の
「🎵ネッコヤ〜ネッコヤ」の声も
「○○ちゃんのいとこの友だちの友だちがタクミ」
とかいうあるある情報も全く無視…

だけど、2019年12月11日はなぜか
娘の隣で「PRODUCE101 JAPAN」の
最終順位発表式を見ていました。
地上波の怖いところだなと思います。
その段階でも「川西拓実」と「川尻蓮」の
スローガンを持つ娘を冷めた目で見ながら
ミカンを食べていました。

全くプデュの仕組みを理解していない私は
娘の解説を受けながら
“いちゃもん劇場”を開始していました。
関西のおばさんの罵詈雑言は
えげつなくてここにはとても書けない…。
自分軸が強く、自分の肌感覚で
イヤなものは徹底的にイヤで拒否反応が強い。
仕事では我慢できても
プライベートでは一切妥協できません。

その中でも、蓮くんへの攻撃たるや、
今思い出すと切れ味の鋭さが半端なかった…。
なぜか「キライセンサー」が激しく
反応してしまったようです。

順位はみなさんがご存知の通りになり
JO1のデビューが決まったわけだけど、
それでもなおこの若者たちへの、
そして蓮くんへの
冷たい視線は変わらず
「へー…これでデビュー決まったんや…
(罵詈雑言)」
娘も呆れていました。

ところが、ここから私はおかしな曲がり道を
曲がってしまったようです。

私は毎日「あれ見せて」と
娘に順位発表式の録画のおかわりを
所望するようになりました。
娘は母の言葉と行動の裏腹さに苦笑しながら
毎回録画を見せてくれました。

特にブルースーツの
銀色のオオカミみたいな蓮くんのダンスを
繰り返し繰り返し…。
本番中に途中でいなくなって
ジャケット脱いで出てくる。
「最後の審査ですごい度胸やな」と感心しかり。

何かはわからないけど制服みたいなのを着て
蓮くんがメインのように踊っている曲も見る。
「なぁ、“この瞬間は〜”っていうとこの足首、この子だけぐにゃんぐにゃんなの、なんで?」
「“何にも必要ないよ”のとこ、こんなに胸をばっこんばっこんして、肋骨折れるやん。すごいなぁ。なんでできるん?」
と、3歳並みの“なんで攻撃”を
娘に仕掛ける日々が続きました。

娘はその都度丁寧に教えてくれましたがある日、
「お母さん、もうプデュ見なよ」と言いました。
「はい…」
素直に頷きました。

自分が「知りたい」と
思ったことにも妥協できない私は
今まで毛嫌いしていたことは
素晴らしいほど棚にあげて
プデュを一気に見漁りました。

全てを見終わって、思った。
「なんという残酷な企画…」
“イヤなものはイヤだ”と強めに言うし
毒舌の刃もかなり鋭いわりに
本当は怖がりで、
人が泣いたり落ち込んだりしていると
自分も一緒に傷ついてしまう面もある私は、
とても見ていられないと思いました。

韓国のドラマや映画を見ていると
人の心理を深くえぐってくる演出が多いですね。
私はどんなに名作でも
どんなに好きな俳優さんが出ていても
必要以上に心をえぐられてしまうので
避けている作品もあります。
それこそが韓国エンタメの真骨頂でもあり、
躍進している理由でもあるのですが…。

少なからずプデュの中にも
人の心に揺さぶりをかけ
その人の本質を剥き出しにさせるような
道筋がありました。

今でもJO1が練習生だった時に
リアルに出会わなくて良かったと思っています。
怖くて何も見れなかったと思うからです。
そう思うにつけ、“国民プロデューサー”として
推しに投票し続けてこられた方の苦しさは
いかばかりだっただろうと
胸を痛めずにはいられません。

とにかく、練習生だった蓮くんのダンスを
見て見て見て見ました。

気持ち良かったですね…
音が半音ずれる歌唱が許せない感覚で見た時、
蓮くんは素人が気がついていない微小なリズムを
体でとって感じさせてくれました。
無いものを有るものにできるという
とてもクリエイティブなダンスだった。
歌詞やメロディの世界観は
動きと表情で伝えてくれる。
音楽が聴こえなかったとしても
きっと音楽を感じられるだろうなと思いました。
今まで気づいていなかった
音楽の感じ方に気づいた時の気持ち良さは、
私の五感ごと喜ばせてくれました。

また、表現者である以上は
体の造りすらも美しくあってほしいと願う
強欲な私から見れば
あの手足の長さ、全身のバランスすらも
ギフトとしてもらって生まれた
彼の才能だと思っています。

とにかく彼のダンスに惹かれたのです。
おこがましいですが“かっこいい”とかではなく
“本物だ”と私のセンサーが認めたのです。
「キライだ」と言っていた私の完敗でした。

本来ダンスというものは、
神様に奉納する神聖なものであり、
異性を誘い、惹きつけるものでもあり、
人間が原始から本能的に必要なものとして
感じているものじゃないかと思います。
だから、みんな惹かれ憧れる。
時に人を感動させ、励ましもする。
蓮くんは神様からギフトとしてその力をもらい
さらに努力して磨こうとしていると
思えてなりません。

“嫌い”という感覚は関心がある証拠で、
本当の嫌いは“無関心”なんだと思わせるような
私の「川尻蓮大嫌い事件」でした。
あの日、私が蓮くんを
「ふーん…まあうまいんちゃう?」と
適当な言葉で誉めていたなら、
彼は私の“本物センサー”にはひっかかって
いなかったということになります。
私もこんな事にはなってなかったと思います。

今日久しぶりに順位発表式を見てみました。
こんな事を書いていると知らない娘は
「お母さん、これ見た時に『鎖骨に需要ないわ!』とか言ってたよね?今の熱量との差に戸惑うんやけど」と笑われました。
「お母さんも戸惑ってる!」と言うと
「自慢すなwwwww」と返されました。
本当に何がどうなるか、
そして自分で自分を知ってるようで
知らないものなんだなと
しみじみ思う一日でした。
まだまだおばさんも未知数です…。



長くなってしまいましたが
題名をご覧ください。
まだ①です笑
次回は、彼の人となりがますます沼落ちに拍車を
かけた件について書きたいと思います。
興味のない方はここまで読んでくださって
本当にありがとうこざいました。
興味のある方はまた次回よろしくお願いします。

ではGo to the top !JAMでした!



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