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出来るだけ本を読む、ということ。

昔から本が好きだった。学生時代は本屋によく通っていたし、読書自体も好きだった。
しかし、いつからか「私の得る知識は無駄なものばかりで役に立たない。読書なんてしても世界は広がらないし、モノが増えるばかりだ」と思うようになってきた。

積読も多いし、少し減るまでは本を買うのをやめよう。
それでも欲しいなら、kindleで読めばいいかな。

そういう方針に変えたら、驚くほど読書をしなくなった。

残念ながら私はフリックやスワイプでの情報のインプットには向かないらしい。紙の本を読みながら「今大体1/4くらい読んだかな!」とか思いたいし、ぱらり、とめくる紙の音がしないとどうにも落ち着かないのだ。

きっかけは去年末にブクログに登録したことだったのだと思う。
アプリで読書記録はつけてはいたが、機種変更で放棄してしまったりするし、レビューや感想記録をつけておきたい(※出来てないけども)と本棚画面を作成してたら、

①「これ、ちっとも読んでないね?!」と驚く(※登録ゼロだから)
②他人の思想(啓蒙本とか自己啓発本とかビジネス本)読んでみるか!
 いつも小説か学術書(教科書みたいなの)ばかりだったしな!
③ブクログに本増えてくの楽しいし、DaiGo氏一日10冊とかやばくないか?!私もがんばろ!
④読まないと落ち着かなくなってきた←イマココ

である。
思えば読書をしなくなってから、私はからっぽだったのだ。中身が無く、ひねた考えで、地面に深くぽっかり空いてる真っ暗な穴をしゃがんで見ている、そんな感じ。
読んでいくにつれ「そういえばこれ、どういうことだ?」とか「ずっと疑問に思ってたアレ、調べてみよう」とまあ、体はまだ動いてはいないけれども、思考回路がアクティブになってきた。

本を読むということは、世界が広がっていくってことなのだ。
知識を得られもするが、得ようとする心のバネに油をさしてくれる。
そして、今までよりは少しだけ、ぴょんと跳べるようになるのだと信じたい。


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