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マンガ原作講座に1年間通いました!

こんにちは、ルネッサです!
えー、今から1年前……、わたくし、非常に悩んでおりました。
当時、マンガParkで漫画原作をしつつも、自分の勉強不足を実感する毎日でした。
プロットが……というより、構成がマジで苦手なんです!!!!!(原作者として致命的)
話の背骨を作るのが本当に苦手……というか、どうやって作ったらいいのか見当もつかず、枝葉のやり取りでなんとか形にしておりました。
とはいえ、限界も見えてきておりまして……。

このままじゃ駄目だ!!!!

わらにもすがる思いで、講座を二つ申し込みました。(よくばり)
ひとつは、三宅隆太先生の『マンガ家のためのプロット講座』。プロの脚本家である三宅先生が話づくりの基礎から応用を体系的に学べる完全オンライン講座です。
もうひとつは、西島ユタカ先生の『マンガ原作講座』。こちらは、現役のプロの漫画原作者西島先生による通学型授業。よみうりカルチャー横浜で開催されています。

結論から言うとどちらも通って良かった…!!!
本当に先生方は情熱を持って教えてくださります。プロとしてやっていくための知恵を惜しげもなく教えてくださりました。

今回は西島先生のマンガ原作講座について色々語りたいと思います。


1.きっかけ

たしか一年ほど前、私が西島先生のXのポストに返信したことがきっかけで、一緒に創作者同士のスペースを開催したことで知り合いました。
その時、ちょうど西島先生のマンガ原作講座がスタートする直前で、見学を募集していました。スペースでお話した西島先生の人柄が優しそうだったのと、漫画原作の授業ってどういうものなのだろう……という気持ちで応募しました。

DMで西島先生に挨拶したところ、めちゃくちゃ驚かれました。笑
西島先生からしたら、少し前に同業者として話していた相手がいきなり生徒として現れたらびっくりですよね…。スミマセン。
とはいえ、私は漫画原作者としては一作品を連載しただけのヒヨッコなので、ベテラン漫画原作者である西島先生の授業は本当に受けたかったのです。そして受けてよかったです。
私は、声を大にして言いたいです。

この講座は本気でプロでやっていきたい人向けだぞ!!!!!!

2.授業内容

講座は二部制に分かれていて、「初心者クラス」と「実践クラス」があります。初心者クラスは、基本講義型で、漫画原作のルールや作り方を聞くんですが、これがめちゃくちゃ面白かった。
漫画原作には、色んな人が関わります。読者様はもちろん、編集様、作画様、どの立場の方にも配慮が必要です。そういったことを教えてくださりました。
私としては初心者クラスからやる気満々だったんですが、先生の配慮で実践クラスに入れてくださることになりました。
実践クラスはその名の通り実践しまくりです!!!
教えてもらうのではなく、作った企画書をひたすら発表しあう場でした。
ここでいう企画書とは、漫画原作として編集部に持ち込むためのものです。それを先生に見てもらい、フィードバックしてもらうことができます!(すごいぜ!)
他の生徒さんの企画書も読めるので本当に勉強になります。
そして、年に数回、有志でコミティアに参加して実際に企画書を編集部に持ち込むというもの。
これ授業って言っていいのか……???
やってることは、ガチガチの営業です!!!!笑

3.いいところ、学んだこと

最初の一回以外は、すべて実践クラスでの出来事なので、実践クラス前提として読んでいただきたいです。
一番のいいところは、「毎月企画書を書くこと」です!!!笑
月に一回授業があるわけで、それに向けて企画書を作るんですが、毎月はきっついよ!!!!!
実際に私は何度も落としてます……(恥)
でも企画書を作るたびに、フィードバックをいただいたり他の生徒さんの企画書を読み込んだりしているうちに、力が付いてきたのを感じます。
また、自分の足りないところが浮き彫りになるので、自分の弱さ強さと向き合うことになりました。
ただただ企画書を作るのではなく、どの出版社に向けて、どの読者層に向けて作るのかというのを意識して作るので、本当に商業向けです。
先生からいただくアドバイスも「〇〇に向いてるんじゃないでしょうか?」と、具体的なレーベルを挙げていただくこともあるので、読む漫画がどんどん増えていきます。笑
一緒に学ぶ生徒さんたちの意識が高く、とても前向きです。
プロの方もこのクラスで始めて漫画原作を学んだという方もみんな同じ立場で作品と向き合います。同じ企画書でも人によって全然意見が違うので面白いです。
みなさんいい人ばかりで、行くたびにパワーを貰えます。

4.一番変わったのは価値観

漫画原作に必要なものは知識や技術だと思っていました。
もちろん、それも大切ですが、一番大事なのは営業だと思いました。
「私はこんなものが書けます!」
そういうメッセージを込めて企画書を作り、売り込んでいく。
そういった発想は、講座に通うまでありませんでした。
技術を磨けば勝手にオファーが来るだろう……ぐらいに考えてました。
そんなわけあるかいっ!
えー……残念なお知らせです。仕事は自分から行かないと来ません!!!!!
実際に、同じ生徒さんが企画書の持ち込みから、仕事に向けて動き始めています。本当にすごいし、励みになります。
私も続きたい……!!

5.向いてる人、向いてない人

本当に楽しい講座なので、仲間が増えてほしいんです!!!
この講座に向いてる人は、「本気で漫画原作のプロになりたい人!」、「敬意を持って他人と接することができる人」です!
いろんな意見が飛び交いますが、相手を思いやる気持ちが強いのでいい空気です。
行動する回数が多い人ほど、どんどん成長していきます。

逆に、受動的な人は向いていないかもしれません。
自分で動かなければフィードバックもないです。なので、企画書を作るのが難しいという方は、基礎クラスからをオススメします。

西島先生、本当に一年間お世話になりました!
そして次の一年もよろしくお願い致します!!
今年こそ、お仕事決めたい!!!


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