恐怖と、経験値と、意思決定について

これまでの人生で1度も経験したことがないことをやるとき、人は”必ず”恐怖を感じます。


これはどんな人にも当てはまります。


あなたが憧れているあの人も、あなたが「いつかこんな人になりたい」と尊敬している人も、もちろん僕もこれまでの人生で1度もやったことがないことをやるときは誰しもが恐怖を感じるものです。


そもそも、なぜ人はこれまで一度も経験したことがないことをやろうとしたら恐怖を感じるのか？


それは、本能的に危険を避けて、安全に生活しようとするからです。


つまり、脳が勝手に「それは経験したことがないことだからやめておいたほうがいい」と身体を守るために判断してしまっているだけです。


では、どうすればその恐怖に対処して、自分がやりたいことをできるようになるのか？


それは、『実際にやってみて経験していく』しかありません。


恐怖に慣れる方法は、やってみるしかないということです。笑

（結局、マインドと実行力。笑）


多くの人は

「コンサルを受ければ解決する」
「本を読んで知識をつければ解決する」
「コミュニティに入って勉強すれば解決する」

と何かを学び”知識をつける”ことで問題が解決すると考えがちですが、実際はそうじゃないですからね。


自分が恐怖を感じたとしても、とりあえずやってみるから

「あ、たいしたことじゃなかったんだ」
「まあ、そんなに恐怖を覚えるほどでもなかったな」

と気づくことができます。


逆に、実際にやってみて経験しない限り、一生恐怖を抱えたままですし、大したことがないことに気づくことすらできませんからね。


大事なのは、恐怖を感じた時に

「これはまだ一回も経験したことがないから恐怖を感じてるだけだ。とりあえずやってみよう」

というように冷静に自分を客観視して、恐怖を感じている理由を明確にすることです。


恐怖を感じている理由が

・まだ1回もやったことがないから
・結果が分からないから
・失敗したら恥ずかしいから

このような理由であれば、絶対にやった方がいいです。


なぜなら、やればやるほど慣れてきますし、上手になっていくからです。


これまでの意思決定の基準が

1.興味があるけどやったことがない
2.恐怖を感じる
3.怖いからやらない

だった人は、これからは

1.興味があるけどやったことがない
2.恐怖を感じる
3.とりあえず1回やってみる

このような意思決定に変えてみてください。


何度も何度も恐怖と向き合いながら実際にやってみることで、徐々に恐怖との向き合い方が上手になっていきます。


恐怖との向き合い方が変われば、意思決定の基準が変わり、いろんな分野での結果が大きく変わってきます。


意思決定の質とは、これまで意思決定をしてきた量と深さと重さと経験値の高さによって、ガンガン質が高まっていきます。


ぜひあなたも、一度もやったことがないけど恐怖を感じた際は「これをやることで経験値が増えるからチャンスだ」と思い、やってみてください。


何度も繰り返していくうちに、恐怖との向き合い方がうまくなっていき、どんどん挑戦して、これまでとは違った結果を手に入れられるようになっていきます。


山中蓮

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