巡る

流れてゆく毎日の中で、流れゆく電車の中で自分に自分らしさは有るのかと問いかけることが増えた。大事な人だったり家族だったり、誰かの望む自分になりたいような、そうじゃないような。勝手に思うがままに生きてゆけたらどれだけ楽か。そんなこと考えてたけど、よく分かんなくなって、どうしようもなくなって夜中に部屋から飛び出して意味もなく散歩に行ったりしてるような君！いや、俺！そのまま進み続けてたら、いつの間にか大事なものに巡り会うさ。

俺がこうやって歌を歌う。それが誰かの心を突き動かして、そしてその誰かがまた他の知らない誰かの心を。そうやって巡り巡って、自分には戻って来なくていいから、君に巡ってきて幸せになってくれたらいいな。そうやって何とかして今の自分のやってる事の意味みたいなのを見つけようとしてるうちはまだまだなのかもな。先は長い。

とりあえず、重たい荷物は置いてゆこう。