The Fuse / Jackson Browne
それは、遠くから聞こえてきた
確かなことは言えないんだけど
それは、音楽だったのか
或いは、開いたドアから入り込んだ風なのか
その音と岸辺が出会う場所に
炎が空っぽの空に立ち昇る
砂漠の底を転げまわるような
長い距離の孤独がある
神秘の中に迷い込んだ年月は
太鼓の音だけを残して落ちていく
それは、僕の一部分のように
僕の心に語りかけるのだ
”かつての人生のことなど忘れてしまえ
君は、君自身がが選んだ存在なのだから
それはお前が見るものなら何でもそうさ
なるようになるさ、人生って奴は”
君が”持っている”って思うものが何であれ
失うものは何もないんだよ
全ての死せるものと
生きとし生けるものの間を
時間は駆け抜ける
まるで、導火線の如く
そして、導火線は燃えている
そして、地球は回っている
年月が、不確かなものに変わる中
無意味に生きることへの恐怖が
僕の意志を絞めつけてくる
僕の中にあるものが
僕の心に語りかけてくる
時には見えにくいけれど
それは決して僕から遠く離れてはいない
永遠の中で生きているのだから
誰も殺すことができないのだ
ああ、神よ
飢えたる人が、本当にいるのでしょうか?
見てみなさい、バビロンの城壁の向こう側を
いつまで、彼らの欲求は満たされないのだろう?
僕は、今すぐ言いたいのだ
”そばにいるよ”と
僕は、その辺にいるつもりだよ
壁や塔が崩れる時に
塔が崩れ落ちる時に
そして僕は、自分の魂を調律する
その優しき音に向けて
僕は音を聞いてみたいのだ
高台に打ち寄せる水の音を
子供たちの笑い声を
言ってくれ
”イエス”と言ってくれ
”そうだ”と
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