話し言葉と書き言葉

エクリチュールとパロールって言うと、デリダになってしまうので、まあ、そんなのは、いちいち小難しく書きたくねぇのよ。

てのは、話し言葉と書き言葉、それぞれいいも悪いもあって、歌で言うなら、言葉を歌の中で本当に言うのと、歌詞カードを見るのとの違い。

でもねぇ。

歌の中で、ライブの中で、言葉を聞くってのは、実はかなりの難事業。
となりのギターが、ぎゃあああああああと鳴る。

それだけで、君とボーカルさんの会話は、とても邪魔されてるわけだ。

ええ、センスの無いという事は、そういうことなのであってさ。人が話してる時に、割り込んで来るバカというのは、厄介物の邪魔者だ。

音楽だって、そういうことでしてね。たまにそのバランス間違ってるどころか、空気読めねぇバカがいる。

そんなことがあったら、歌モノとして書いた精魂こめて作った歌詞など、赤マジックで、バッテン書かれたようなものであってな。

要は、私は、そういうギタリストが大っ嫌いなので、ギターを人に任せると、大変な事になるという消極的な理由と、まー、俺が作った曲なんだし、イカレトンチキなフレーズ弾かれると、ギターって楽器が好きなだけに、そのギター奪ってドタマかちわりたくなる。

絶対こいつに任せたい、そんな人がいたならば、私はそいつに任せたかもしれないが、んなものは中々いないので、仕方が無いので、いろいろ小細工をしてるのだ。できれば、ギターなど弾かずに済ませたい位だ。

だって、ギターで作った曲じゃないんだもの。
あたりめーだろ。

・・・んな事ばっか書いて行くと、延々とMusu Boreレシピになりかねんので、ここらで、ペンペン草方向へ進んだ話の腰を、バキっと折って話を戻すが。

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