相対と絶対
さてさて、前回の記事で自分視点っていうキーワードが出てきたので、そのお話でもしようかなと。"【大人気】物理学から見える世界"ですね。今回が第一弾ですけど。興味深いんで、もしよかったら。
ひとみちゃん
ひとみちゃんてだれって思うかもですけど、初恋の人とかじゃないですよ。ある意味、運命的な出会いをした子ではあるんですけどね。高校生のときに、物理を教えてくれていた人が、力学で一番最初に教えてくれた子なんです。簡単にいうと、問題を解くときに、ひとみちゃんを図の中に書いちゃって、ひとみちゃんから見た状況を式にするということです。まず、力学を学ぶ上で一番基礎的で、大切なことは、”どこから見て”なのかであって、それを明確にしないと意味がないというか、一つの解を導き出す学問においてナンセンスなんですね。例えば、幼稚園児と高校生に対して、20cmの靴は大きいか、小さいかという問題を出したとして。幼稚園児は大きいと答えるだろうし、高校生は小さいと答える。一つの問題に対して、複数の解が出てきてしまうんですよ。屁理屈みたいですが、この矛盾は数学や物理学において致命的で、これを解決してくれるのが、”どこから見て”なのかであって、ひとみちゃんが役に立つんですね。そして、物理とかの世界では、こういう話のことを相対と絶対とか言ったりします。もう少し、物理学の話をしてもいいんですけど、専門外ですし、今回話したいのは、この”相対と絶対”が当たり前に見えて、実は全てにおいて重要すぎるってことです。
相対と絶対を磨く
エクセルなんかで出てきたりするんですが、簡単なイメージとして、相対っていうのは見る人や状況によって見え方が違う的な、絶対っていうのは誰から見ても同じ的な感じになります。絶対王者なんていったりしますが、これは”誰が見ても”、文句なしで王者みたいな意味なんですね。で、自分がいつも重要視しているのは、絶対を最大限に疑って、まずは相対で考えること。相対で考えるってのは、とにかく多くの視点で考えてみる、ということです。多くの視点で考えた結果、1つの答えに行き着くなら、それは限りなく絶対に近いんですが、それはそれで合っているはず。まずは、いろいろな視点で見てみることで、考え方の深さも幅も圧倒的に広がるんですよ。それによって、とにかく考え方が柔軟になる。いろんな視点を持つと、相手の立場になって考えられるとか、話が分かる、気が利くやつになれるかもしれない。そうすると、さらに新しい視点を与えてくれる人と話す機会も増える。これでさらに、多くの視点で考えられるようになる。マジで良いループすぎませんか。話の通じない上司とかになりたくないし。まずは、絶対を疑って、可能性を拾う。屁理屈っぽい嫌な人間かもですが、この癖をつけておくのって大事な気がするんですよね。
視点を多く
視点を多く持つことで考え方が立体的になる。目も一緒で、多くの目線でモノが立体的に見えてくるわけです。相手の気持ちになって考えなさいとか言われますが、それだけじゃ足りない。自分の視点と相手の視点はもちろん、そこから第3者の視点を考えるんです。当事者とはいえ、他に何十億という見え方があるはずなのに、それを無視するのは安直すぎる気がするんですよ。客観的に見なさいなんて言われますが、それは"他の人"からの見方じゃなくて、"他の人々"からの見方で考えろって感じだと思うんですよ。客観的に立体的に見るわけです。2次元から3次元へ、3次元から4次元へ、人類が追い求めてきた、次元を上げるということを、考え方でもじゃんじゃんやらないといけないと思う次第です。高次元で見えてるってなんかカッコいいし。見える世界が変わるなんてワクワクしてきますね。
さて、また話がズレてしまった気はしますが、今回は相対と絶対のお話でした。絶対を疑い、相対で考える。もちろん、結果的に絶対的な答えに辿り着くこともありますが、常に可能性を拾うこと。とりあえず、これからも新しい視点を手に入れ続けたいと思います。この記事も、あくまで自分の視点なので、これで誰かの視点が増えればなぁなんて思います。今回もご覧いただきありがとうございました。
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