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だからダメ出しするんだよ、あなたに。

「触れてはいけないんだ。俺みたいなやつが。

でも、あなたは。俺がいいと、言ってくれるんだよ。

応えたいけど、俺でいいのかな?

禅問答のようだけど、本当に俺でいいの?

それほど俺、自信がないんだよ。

引っ込み思案で、適当に人と合わせることはできるけど。

自信のなさからそうしてる。

俺は中年だしさ、決していい男でもないしね。

挙げればきりがないくらいだ。

いつもこうやって自己卑下してるんだよ。

ネガティブな俺。みっともないし、ダサい。

だからダメ出しするんだよ、あなたに。

俺は、あまりにも自分が情けなくて、仕方なくて。

だから、弾き返すんだ。

俺がネガティブなの、知ってるよね?

いじけたくてそうしてるんじゃない。

ひねくれたくてしてるんじゃない。

全ては、この、ねじくれた思考の固まりが悪いんだ。

どうして普通に愛せないのか。

どうして思惑に反することを言ってしまうのか。

いつだってあなたは、俺のことを愛して、受け入れてくれたのに」

『5次元の恋人』では、男性側の気持ち、スピリチュアルな観点、手帳や文房具の楽しみ方など、様々な分野で記事を書いております。何か有益な気付きがありましたら、サポートして頂けると嬉しいです。