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新作の参加型作品に注目👀 | 山下麻衣+小林直人 他者に対して、また他者と共に(水戸芸術館現代美術ギャラリー)

今回は、7月27日(土)から水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催されている「山下麻衣+小林直人 他者に対して、また他者と共に」についてご紹介します。


山下麻衣+小林直人

山下麻衣+小林直人は、映像作品やインスタレーションによって国内外で活躍するアート・ユニットです。
彼らは、多様なメディアを用いて、自然や動物なども含めた「他者」との間に生まれる関係性から制作活動を行っています。
そんな彼らの作品は、鑑賞者の視点や価値観を揺るがせ、ときに世界の見方を変える力を持っています。

《NC_045512》2023年 (千葉県立美術館での展示風景) 撮影:木暮伸也
《積み石》 2018年

展覧会について

災害やパンデミックを経て人と自然との不安定な関係が可視化され、未だ世界的な戦争が続く現在。
過去最大規模となる今回の展覧会では、映像インスタレーションを中心とした、過去最大規模の国内未発表作品を含む120点が紹介されます。

「他者」との不安定な関係性を持つ現在を背景に彼らの作品から「他者」との関係性を改めて見つめ直し人々が世界への認識を更新することで個人の在り方を考え直す機会を与えてくれる展覧会です。

《A Spoon Made From The Land》2009年
(ヨコハマトリエンナーレ2011での展示風景) 撮影:岡野圭

CHECK  POINT-
広場に展開される参加型の新作

今回発表される新作《人が花に対して、また花と共に行う営み》では「大」「丈」「夫」の文字を来場者と共に花苗で彩っていく一風変わった参加型の作品です。
一文字に必要な花苗はなんと約1000株…!
タワーから眺めた景観にも注目したいですね♪

《人が花に対して、また花と共に行う営み》のためのイメージスケッチ、2024年

EVENT-
新作《人が花に対して、また花と共に行う営み》関連イベント

会場:水戸芸術館 広場
参加費:無料
※事前申し込み不要 誰でも参加可

花の譲渡会
展覧会閉幕に合わせ花壇の花を自由に持ち帰れる譲渡会を行います。
日程:10月5日(土) | 6日(日) 各日10:00~14:00
持ち物:花を持ち帰るための容器や袋、シャベル、軍手

Writer's Message

災害やウイルス、紛争などといった様々な問題を抱える現代。そんな現代社会に生きる者だからこそ、深く考えながら作品を観ていきたいと思いました。また、新作の参加型作品の発表もとても斬新で魅力的ですよね🫶🏼作品に携わることできるとても贅沢な機会…!見逃せません! (峯岸真彩)

詳細 / アクセス

【展覧会名】
山下麻衣+小林直人 他者に対して、また他者と共に
【美術館名】
水戸芸術館現代美術ギャラリー、広場
【開催期間】
2024年7月27日(土)~10月6日(日)
【開場時間】
10:00~18:00
※入場は17:30まで
【休館日】
月曜日
【入場料】
一般 900円
団体(20名以上) 700円
※高校生以下と70歳以上、障害者手帳などをお持ちの方(付添1名を含む)は無料です。
●1年間フリーパス「年間パス」 2000円
●学生とシニアのための特別デー「First Fryday」
→学生証をお持ちの方、65歳~69歳の方は毎月第1金曜日100円
【アクセス】
〔電車でお越しの方〕
JR 常磐線〔水戸駅〕北口バスターミナル4~7番のりばから〔泉町1丁目〕下車2分
〔高速バスでお越しの方〕
東京駅八重洲南口バスターミナルのりばから高速バス「みと号」(泉町1丁目)下車2分
〔車でお越しの方〕
常磐自動車道水戸ICから国道50号線を水戸市街地方方面へ約20分
※駐車場あり(30分まで無料)

画像提供:水戸芸術館現代美術センター

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<勉強会レポート:夏の絵画②>
お楽しみに!





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