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ボーカリストも知っておきたい音楽理論5「3連とはどんなリズム?ホールケーキに例えてみた」

スウィングのリズムを感じる上で知っておきたいのが、「3連」です。
3連は、取るのが難しいと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ここでは、チャプター5の「ジャズボーカル豆知識」のコーナーで取り上げた
リズムトレーニングの解説と絡めて

「3連とはどんなリズムなのか」を掘り下げてみたいと思います!


3連

3連(ここでは1拍3連のこと。)とは、
1拍を3つに分けた音符のことです。
たまに聞く、2拍3連は、2拍の中に3連の音符を入れ込みます。
(2拍3連についてはまた別の機会があれば取り上げたいと思います。)

話を1拍3連に戻しましょう。
1拍をホールケーキと例えるなら、3連符はケーキを均等に3当分したイメージです。
はい、私はなんでも、まずは美味しそうなものに例えられないか考えます(笑)
もともと苦手な理論のコーナーですが、この図のケーキの絵を自分で素材を組み合わせて作っていたら楽しくなってきました!ケーキの挿絵だけで1時間くらいかけていますから、
正直、時間の使い方は下手くそです。
(ちなみに、例えには時計を使っている方が多いです。)

3連をホールケーキで例えてみた!

■1拍を3つに分ける!
図で、1つのケーキを3等分するイメージが出来たら、次は手を叩いて、
言葉を使って声も出しながら練習してみましょう。
視覚も使うと、3連のリズムを4拍子のGroove(グルーブ)の中で取る練習をするのにとても効果的です!

それでは、3連の1つ1つに、言葉をつけてみましょう!

<リズムトレーニングの解説>
①音符に、1文字づつ言葉をはめ込みます。

本当はどんな言葉でも良いです。
最初から、ダ、ディバ、ダバダ、ディバダバ
のようなスキャット言葉で練習しても良いかと思います。

ここでは、もっと解りやすい言葉で表したかったので、「誰だ」を使いました。
決して、ガッチャマンの歌ではありません。(昭和ネタ)

誰だ誰だ誰だ!

②このトレーニングでは、必ず小節の頭に手を叩いてください。
メトロノームの音とバッチリ合わせてずれないように気をつけること。
リズムが乱れがちな人は特に、1のリズムを体感上叩き込んでください。
③慣れないと、4拍子から3連に変わった時にリズムが乱れてしまうと思います。
メトロノームの音をしっかり聞いて「だれだ」の最初の「だ」をクリック音に縦に
合わせてゆくように、少し強調して言葉に乗せて見てください。

<発展形1> 
この3連のリズムを体感で捉えられるようになってくると、5連符や7連符、9連符
も(Groove)グルーブの中で数えられるようになってくると思います!
「だれだ」「だれだだれ」「だれだれだれだ」
そしてスキャットに興味のある方は、 冒頭で触れたように
「ダバダ」「ディバダディバ」「ダバディバディバダ」
のようにジャズ語で(そのような表現が正しいのか解りませんが)または、
マライヤ・キャリーやホイットニー・ヒューストンが語尾を回して歌っているようなフェイク
に興味がある方は
「Ohoo」「Ohoooo」「Ohoooooo」と歌ってみてください!
このトレーニングで鍛えた後は、細かいフレーズへの理解が深まっていると思います♪

3連、5連、7連符

発展形2
リズムが乱れることなく余裕が出て来たら、「だれだ」の3つ目の「だ」にアクセントを感じるように声を出してみてください!
スウィングのリズムにより近付いて行きます♪

🌟 補足:有料動画講座「ジャズの豆知識」で出てくる練習方法では動画のテンポは68なのですが、
5連符以降は言葉が詰まってくるので、動画で口が回らなかった方はもう少しスローダウンしてやってみてくださいね!

連符早見表

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