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ボーカリストも知っておきたい音楽理論3「音の特徴・愛の劇場?!」

<トニック・サブドミナント・ドミナント>

トニック、サブドミナント、ドミナント


I (ド)・・・ルートと呼ばれる。安定した主音の音。
Ⅳ(ファ)・・サブドミナント。少し不安定で次のコードに行きたがる音。
Ⅴ(ソ)・・・ドミナント。主音に進みたがる。7thで多く登場。
Ⅶ(シ)・・・主音(ルート)に進みたがる音。導音と呼ばれる。

それぞれの音には性格があり、組み合わせにより曲が進行して行く。

アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲の1つに「One note samba」という曲があるのですが、この曲の歌詞は、「移り気に色々なところに行ってしまうのだけど、最後にはルートに戻って来る。それが私とあなたの関係よ!」と歌っています。
スケールにおける音の特性と男女の関係を掛け合わせるなんて、なんとも粋な歌詞ですよね!

この曲のおかげで、理論のお勉強が少しだけ、身近に感じられるようになったのは私だけでしょうか・・。
きっかけはちょっとしたことで良いんですよね!

ウチに鍵盤をお持ちの方は、ぜひそれぞれの音を聞いて1つ1つの特徴を確かめてみて下さい♪

※有料動画講座「誰でもジャズボーカル」の、ジャズボーカル豆知識のコーナーで、今回「音感テスト」を取り入れてます!こちらの記事と連動させて学習してみてくださいね!



音感テストで音を当てるコツは、それぞれの「音」の特徴を理解することです。
ドはルートと呼ばれ、

・それぞれの音が帰りたくなる。
・帰ってくると落ち着く。
・帰って来たら曲が終われる。

という特徴を持っています。
そして、ファやシは不安定に感じられる音。
「ファ〜ミ〜レ〜ド」「シ〜ド」と歌ってみると、

どちらも、やはりドに解決したがっているのがわかると思います。

さて、ここでは、音をキャラクタライズして、
物語の登場人物に当てはめてみました!

今回は、3つの音…核になるルート「ド」と和音の構成音である「ソ」、
もう一つは特徴のある音(これらの音により、誘導され音楽は変化して聞こえる)である「ファ」「シ」
に、キャラクターをつけてみました。
題して、「愛の劇場」!!
ドロドロな愛憎劇が繰り広げられる予感です。

誰ジャズ愛の劇場

次回のボーカリストでも知っておきたい音楽理論④に続く!


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