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【ポップン】ポプ祭に参加して貴重な人生経験を得られた話

こんにちは。れめです。

先日のポプ祭、お疲れ様でした。
半日にわたりましたが、内容がどれも濃く、ずっと飽きないよう様々な工夫をしてくださったおかげで終始楽しかったです!
かなり前から準備をしてくださっていたとのことで、運営の方々には頭が上がりません…貴重な機会をありがとうございました!
初対面なのにお声がけくださった方々、いつも会っている面々も本当にありがとうございました!いっぱいお話できてとても楽しかったです!!喉カラカラ…

さて、今回私は一番最後の出し物であるPALにのみ参加させていただきました。(他部門の観戦をしていると、もっと色々出とけばよかったな…と後悔しましたがまた別のお話ということで💦)
実際にプレイしたのは4曲分だけなのですが、実はこの4曲分を演奏するに至るまでに、私の中で様々な葛藤がありました。
あまりにも様々すぎてtwitterにはとても書き切れないので、こうしてnoteに書き出している次第でございます。

本記事ではPAL選手として、どのようなことを考えていたかを書いていきたいと思います。
会場の雰囲気など思い出しながら片手間に読んでいただけると幸いです。


●~PALドラフト日

ポプ祭というイベントが開始されると聞いた日、最初は「そうなんだ、大きなイベントは初めてだけどいい機会だし参加してみようかな」ぐらいの気持ちでした。

しかし具体的なコンテンツが発表された際に、真剣勝負が行えるPAL(POPSAI AMATEUR LEAGUE)が開催されることを知り、衝撃を受けました。出たいに決まってるやんこんなん!!!!!!
ドラフト制とのことでしたので、他部門のエントリーは一切行わず(なぜ?)PALにエントリーを行い、とにかく選んでもらえるよう祈る日々でした。

そしてドラフト会議当日、私は所用で出かけており、帰りの電車で配信を見ていたのですが、正直もう気が気じゃなかったです…。
幸い2巡目にばななさんより指名いただき、いつも同じホームで殴り合っているマトリフ選手、音ゲーするために生まれてきたのでは?と感じずにはいられないみれすた選手という頼もしすぎる面々と同じチームとなりました。


●~当日まで

(ここは感想というよりは、チームでこんなこと話し合ってましたーとか、こんな対策してましたーみたいな内容となります)

各メンバーの特徴はこんな感じです。↓
・マトリフ選手:主に階段、トリルの安定感がピカイチ。実績も多数あり
・みれすた選手:なんでもできる(真)が、高難度で真価を発揮
・れめ選手:幅広い譜面知識がある、ズレハネ等のテクニカル系が得意

私も高難度は(曲を選ぶものの)苦手ではないのですが、下のレベルになるほど対策すべき曲も増えるので、上のレベルはお二人にお任せし、私は先鋒で穴埋めを行うといった担当分けを行いました。(実際は数日前まで悩んでたけどね!)

というわけで私の担当は「先鋒CHARGE/対BLACK」、「先鋒SOF-RAN(B)/対PINK」となりました。
課題曲は合計45曲(内15曲は対策必須のソフラン)と冷静に考えるとバグみたいな量ですが、全譜面触っている+譜面知識に自信があるので、特に問題はなかったです。できるとは言ってない

各属性の対策とかをそれぞれ以下に書いていきます。

★先鋒CHARGE
ここは対なかそんで、基本的に精度勝負となる想定でした。幸い相互ポプともなのでとりあえず課題曲のスコア除いちゃお~☆と思って比較したところ、30曲中3曲しか勝っていないという地獄が待っていました。なんならクルパ済譜面まで混ざっていました。
(※なかそん選手はEXクルパ数が世界一というレベルで精度がありえん高く、DDRでも輝かしい成績を多数残しております。少なくともPAL選手の中では最もメトロノームに近い人物です。)

正直精度重視の曲が多い30曲全てを対策するのは基礎スキル的に無理があるので、投げられたら嫌な曲の自己べを高くしておき、投げられる確率を少しでも減らすという立ち回りとなりました。ムーブが後ろ向きすぎる

最終的な自選曲について、幸いなかそん選手の場合はズレ譜面では辛うじて勝てる可能性があるため、そこを活かして「FLOWER FLOWER WORLD」「あ~あ。feat.ケンカイヨシ」、もしくは私の得意BPM帯でありBANを避けられそうな「Airplane」辺りで迷いましたが、変に精度勝負で挑んで2タテされるよりは、リスクを取ってでも自選を通した方が期待値が高いと判断し、「FLOWER FLOWER WORLD」としました。

BANについては、精度・譜面傾向・運要素等の観点で最も勝つビジョンが見えない「大正吸血鬼奇譚」としました。曲は大好きです(謎言い訳)

★SOF-RAN(B)
上記とは打って変わって、私の得意属性なのでかなり気が楽でした。曲も得意なものが非常に多い&予習済の譜面が多いためさほど対策に時間を割かなくても大丈夫であり、8割方勝てる自信があるぐらいには仕上がってるつもりでした。

問題は、相手がLUCY選手かサザンクロス選手かが読めない点でした。LUCY選手の場合は精度勝負寄りのものを投げられると厳しいし、サザンクロス選手はあまりにもデータが無さすぎて全く予想ができない…といった感じでした。
結局思考停止してしまい、相手に関係なく「とりあえず一通り詰めて圧をかけつつ、苦手な曲をBANし、得意orプレイしてて映えそうな曲を課題曲にする」という方針としました。

自選曲はかなり迷いましたが、自己べ的に余裕がありそうな点と、観客に見られた時の映えを考慮し「雪夜の森のプリャースカ」を選択しました。
目まぐるしく変わるBPM、左手を動かしながらサドプラを付ける/外す動き、(ズレを正確に押すために)肘、ウルトラマンみたいなポーズになるスライドと個人的に見せ場が多く、観てる側も楽しんでいただけるかな?と考えてました。
最後が苦手なことだけが懸念ですが、そこを考慮しても練習時点では98kぐらいは安定していたので、まあそれぐらい出せば勝てるだろうと判断。

BANについては、運ゲー枠(スコアが大きくブレやすい)である「ウラ・パーカッシヴ」「荒波演歌」「スペースワルツ」辺りでも迷いましたが、最終的には一通り練習した中で最も苦手を痛感した「Burning Love」をチョイス。
単純に譜面が難しい、サドプラが覚えにくく本番で事故る可能性が高い、自己べがあまり高くなく圧をかけられていない等が理由です。


●~当日本番前ぐらい

当日朝に軽くアップし、いざWGCへ。
昼過ぎに到着し、新堂敦士さん杯の途中から見ていたのですが、人の多さにまず驚きましたね…!
沢山のプレイヤーが楽しそうにされている姿を見て、こちらも観ているだけでとても楽しめました!
ただ、PALで対戦相手となりそうな選手達のパフォーマンスが想像を絶しており、この面々を相手にすんの…?と戦々恐々としていました。

その後アップする時間を作っていただき、伝説の通信対戦杯を横目にいざアップ。
個人的にこちらも印象的だったというか、想い出の1つなので長々と語らせていただきます。

このアップが観客の前でプレイする初めての機会となったのですが、ま~~~~~~あ緊張しましたね……おそらく通信対戦杯の方に目が行っているであろうとはいえ、視界に人が映るだけで緊張が倍増する……

2曲アップさせていただけるとのことだったので、
・そこそこの難易度(Lv46~47ぐらい)で腕をあっためておきたい
・ソフランを担当するのでサドプラ感を確認したい
・自分のゴリ押しがどこまで間に合うか確認したい
・得意譜面をプレイして自分のコンディションを整えたい
辺りの理由で、以下の曲をチョイス。

★1曲目:ジャズ・アリア
上記を全て満たす曲の1つがこちらと判断。プレイしながら以下のコンディションであることを把握しました。
・調子が良い日は前半の階段は全て上から押せるが、今回は若干怪しかった→BPM144のゴリ押しは間に合わない
・サドプラ外し→普段とテンキーの場所が違うが、手元を一瞬チラ見すれば大丈夫そう
・ズレ→気持ち調子良い寄り

★2曲目:焱影
ゴリ押し、トリル、乱打が押せるかの判断用。あとこのハリアイのジャックが好きでテンションが上がる等も0.6割ぐらい理由に入っています。
ここでは以下を把握しました。
・BPM136のゴリ押しは間に合う
・トリルは押せる(なお自選にトリルは無い)
恥を捨てていつも通り身体をブン回した方が調子が良い(これ気付けたのデカい)

想定よりは腕が動かせそうで一安心し、他プレイヤーのアップ状況や通信対戦杯を見届けつつ、なかそんやこぺる辺りと雑談してました。


●いざ本番

対戦よろしくお願いします!

初戦はBLACK対YELLOW。
先鋒の出場なので、もちろん初手から参戦です。

予想・結果は以下のようになりました。

★予想
・対戦相手:なかそん
・課題曲:キミとワタシのオンガク、Sprite Digital、Sputnik辺り
・BANされ曲:FLOWER FLOWER WORLD、あ~あ。辺り

★結果
・対戦相手:こぺる←?????
・課題曲:爆なな☆てすとロイヤー←???????
・BANされ曲:あ~あ。←あぶね~。

いやもう全てが想定外すぎた・・・
9割8分なかそんが先鋒だと思っていたし、なかそんじゃないとしてもねじさんが来ると思ってたし、そうなると爆なな☆てすとロイヤーはまあ投げられんやろ…と思ってました。
(お互い選ばない読みで、2回ぐらいしか練習してなかったです)
BLACKチームの強みである「誰がどこに来てもおかしくないぐらいバランスのとれたプレイヤーが3人揃っている」という点を早速活かしてきて、それはもう焦りました。

しかし結果としては、BANをギリギリ回避し自選を通せたこと、想定より腕が動いてくれたこと、判定を早めに掴むことができたこと等の要因が重なり、2タテすることができました!
初戦のスタートダッシュを切れて本当によかったです…!

正直ここは自選が通せればラッキーぐらいの感触だったので、この時の高揚感が半端ではなかったです。相当気持ちよくなってました。ほわわ~ん

その後も中堅での曲被り等の事故が起きつつも、大将が無事2タテしてくれて勝つことができました。ヤッタ~~~~~!!!
ハプニングを仕掛けてきて相当ビックリしましたが、自軍チームの各々の強みを活かした勝ち方ができてとても嬉しかったです。


BLACK対PINKの闘いを見届け、最後はYELLOW対PINK。
こちらも先鋒での出場。得意なSOF-RANでの勝負なので、見せ所です。

予想・結果は以下のようになりました。

★予想
・対戦相手:るしし
・課題曲:ピコパンク、荒波演歌、イーラップ2辺り
・BANされ曲:てくのほそみち、Auftakt、ダイバージェンス辺り

★結果
・対戦相手:サザンクロスさん
・課題曲:雪夜の森のプリャースカ←!?!?!?!??
・BANされ曲:てくのほそみち

まさかの課題曲被り!
情報が少ないプレイヤー相手だったので、相当焦りが生まれてしまいました。
この辺で既に魅せ重視での課題曲選択を若干後悔しています。
じゃんけんの結果、こちらが先攻でプレイ。(後攻で様子見でもよかったのですが、早くプレイして楽になりたいという気持ちが強かったです。)

1回目はサドプラ付け外しはうまくいったものの、普通の刻みが相当FASTに寄ってしまったり、懸念点の最後がボロボロになってしまい、自己べ-2000点とだいぶ厳しい結果となりました。
2回目はHSを1段階上げて対応しましたが、サドプラ外しを事故ってしまい、1回目とほぼ同じスコアに。。。
98は安定して出したかったので、だいぶ悔しい結果となりましたね…

サザンクロス選手はサドプラ一切なしでのプレイでしたが相当仕上がっており、安定したスコアを2連続叩き出され、2タテされる結果となりました。
いやもう本当にお上手でした、参りました。。。

魅せプ重視のピックをしてしまったこと、相手プレイヤー・課題曲が全く読めなかったこと、そもそもプリャースカ自体の練習が足りず刻みで黄ばんでしまったこと、緊張状態だとラストが全く押せないのを把握できていなかったこと等、明確な敗因が非常に多く、本当に悔しかったです。

その後中堅戦で2タテし返すことができましたが、大将のえむはち選手が大暴れしており、最終的にはPINKチームに勝ちを譲る形となってしまいました。おめでとうございます、、、、!
PINKチーム、本当にお強かった……


●総括

ここで今更タイトルである『貴重な人生経験を得た』の話をしたいと思います。(唐突)

私は昔から人と比べ合ったり争ったりするのが好きではなく、そういった物事からは避け続けておりました。
何か特出して得意なものがあるわけでもなく、部活動や趣味等にも全力で取り組んだこともなく、ただなんとな~く適当に生きてきました。

しかし、数年前に復帰したポップンという趣味が本当に楽しく、様々な試行錯誤を繰り返しながら取り組んでいる間に自分でも驚きのスピードで成長を遂げ、気付けば多くの方々から認められるようなプレイヤーとなることができました。
(胸を張って得意です!と言える物事は、後にも先にもポップンだけだと思っています。)

その中で今回の『多くの観客に見守られながら、上位プレイヤーと本番一発勝負で戦う』というPALは、まさに人生初体験の出来事であり、ポップンプレイヤーとして一度は経験してみたい目標の1つでもありました。

印象深かったこととして、
・緊張の中2タテすることができた
・逆に得意分野なのに2タテされてしまった
・チームとして役に立つことができた
・逆にチームとして助けてもらった
・練習の大事さを痛感できた
・緊張時のコンディションを知ることができた
・猛者達と真剣勝負ができた
・応援うちわを作ってもらえた
といったように、挙げればキリがないほどに多くの経験を得られたことが、勝敗どうこう以上に嬉しかったです。

ここ数日KACやPALといったイベントが続いており、無意識下で相当プレッシャーを感じていたのか寝不足の日々が続いておりました。
正直もっと気楽にやりたい、逃げ出したい、みんな強すぎる、俺は弱い…といった後ろ向きな気持ちをずっと抱えておりましたが、この辛さは全てこの日のためにあったんだと、理解しました。
途中で折れていたら、真剣に向き合えていなかったら絶対に得ることができなかったこの光景に出会えたことを、強く実感しました。


改めまして、このような楽しく貴重な機会を与えてくださった運営の方々、同じチームとして得意苦手を埋め合い、共に血反吐を吐きながら練習・本番共に全力を尽くしてくださったマトリフさんとみれすたさん、ガチの真剣勝負をしてくれたBLACKチーム・PINKチームの皆さん、うちわまで作って応援してくれた観客席の皆さんに、改めて心より感謝いたします。


なんか小っ恥ずかしくなってきたのでここまで!w
読んでいただきありがとうございました。