家を買ってみたけれど。

こんばんは、バラクオバマです。

2021年、私は川崎市にある中古のマンションを購入しました。振り返ると、最初に家を買ってみたいとモデルルームに行ってから2年ほど掛かってしまいました。このnoteでは、これから家を探す人向けに、家探しや購入までの間で気づいたことについて、簡単にまとめてみたいと思います。

1.いい物件は待ってくれない
 2021年時点、中古のマンション市場はまさに激戦です。流通する在庫は売り控で半減しているのに、テレワーク需要などに伴って買いたいという人は逆に増えているからです。内見申し込みをした時点で既に購入申し込みが入っていたり、内見時点でもう午前中に満額で申し込みがされている、なんて場合も多くあります。そもそも物件の情報なんて9割方内見する前に自分で調べられます。周辺を歩いたり、情報を集めて、内見して問題なさそうならその場で購入申込書を書くぐらいのつもりでいきましょう。

2.マンションはでかいほど良い
 これは好みの問題もあるかもしれませんが、私は集合住宅は規模(戸数)はでかいほど良いと考えています。集まって住むことの良い点はスケールメリット(規模の利益)です。規模が大きくなるほど、一人当たりの共用施設の運営費やマンション全体の修繕費の負担は小さくなります。(国土交通省 マンションの修繕積立金に関するガイドライン https://www.mlit.go.jp/common/001080837.pdf)一般的にタワーマンションは板状のマンションに比べて修繕費が高くなりますが、この中でもスケールメリットは働くはずです。設置をしなければいけない防災センターを400戸で維持するか800戸で維持するかでは戸あたりの負担も違ってくるでしょう。

3.視野は広く持つ
 「このエリアに住みたい」「この設備がないと嫌」、いろんな条件があると思います。でもそれで全然売り物が見つからない...では元も子もない。設備や間取りはあとから自分で変えられるものもあります。川口市や川崎市の様に、川一本挟んだだけでぐっと相場が安くなることもあります。私は当初、「晴海に住みたい」と考えて、物件を晴海タワーズの2本に絞っていました。ですが、なかなか決めきらないうちに在庫はなくなり、相場はどんどん上がり、、結局は買えなくなってしまいました。でも今思えば、駅から徒歩15分、大型スーパーも少し遠いあの物件に住まなくて良かったと思います。見た目は今でも大好きなのですが。

4.ネットの評判に頼りすぎないこと
 これは不動産に限らずですが、現代は「口コミ至上社会」です。物を選ぶときの評価軸に口コミによる評判、あるいは有名ブロガーやyoutuberなどによるレビューなど、誰かの評価が非常に重視されています。確かに詳しい人や実際に使った人が下した評価というのは価値があるものですが、それが自分にとっても最適かはまた違う問題です。物を選ぶという行為は大変な労力が必要です。ですが、家を選ぶ時ぐらい、自分で考えて調べてみても良いのではないでしょうか。

最後に:別に買わなくていい
 最後にこんなことを書くのもどうかと思いますが、別に家なんて買わなくていいと思いました。現金一括でぽんと払える方なら別ですが、ローン組んだり登記手続きしたり、なんだかんだ膨大な手間と数百マンという決して安くないお金がかかります。そして買った後も管理組合や隣近所とのお付き合い、資金計画、保険、...考えなければいけないことだらけです。賃貸はそうした心配から解放されるので、一生賃貸という選択肢は悪い選択肢ではないと思います。ただ、歳をとってからやっぱり家を買いたいと思いってもローンは組めません。35年ローンは若いときの特権です。今は相場が高いとは言え、安くなったときにはローンが組めなかったり、待っている間に払った家賃も馬鹿になりません。決断は早いほうがいいです。私は今のところ、家を買って良かったと思っています。そもそも家選びは面白かったし、なんとなく住んでみたかったタワーマンションに予算内で住めたし、好き勝手にリフォームして趣味全開の家を作ることができました。難しいことは正直不動産仲介業者が全部やってくれます。必要なのは買う意思とローンを借りられるだけの信用or現金です。迷っている人はぜひ挑戦してみてほしいと思います。

おわり

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