【追い切り全頭診断】ローズS / セントライト記念

はじめに

こんにちは。閲覧ありがとうございます。

先週の診断はだいぶ低評価馬に走られてしまいました。振り返り、自分の見え方だったり見解を修正していきたいと思います。まだまだ駆け出しで分からないことだらけなので、無限にブラッシュアップの余地があるなと感じました。

レースを見てみて、

E→コントラチェック、カテドラル（共に修正の余地あり）
F→レシステンシア、グレナディアガーズ（共に間違っていなかった）

と思っています。もちろん競馬は状態で決まるものでもないですし、もしそうであればみんな追い切り派になります。結果論で語りたくないので。能力×状態の見極めが大切であるということを再認識した結果となりました。

切り替えて、今週へ。

ローズS

アールドヴィーヴル

→過去の追い切りパターンを見てみて、ざっくりクイーンＣ＞桜花賞＞＞＞オークスという印象。オークスが何かとひどい。

まず過程を見ていて、良い状態で出てこれそうだなと思って動画を楽しみに待っていた。いい状態どころか、これはかなり成長している。驚いた。前哨戦としては十分合格点だし、クイーンCより良いだろう。つまり過去最高のデキという認識でいい。

まず不安定だったクビをうまく使えてるし、口向きの悪さも解消。安定したフォームになってきた。ストライドも大きく伸び、雄大な走り。1週前で爆発させて最終はリラックスさせた感じ。それでも時計は優秀で加速ラップも踏めている。手前替えは相変わらず遅いが、これはずっとそうなので彼女の特徴ということでいいだろう。

おもっきり低評価する気マンマンだったので、これはビックリした。

評価：A

アイコンテーラー

→手前替えがヘタクソになっている。抜け出してからようやく変えたと思ったら一瞬で右手前に。右手前大好きマンか。行きっぷりも増してしまっており、距離延長への対応は気になる。それでも相変わらず動きは素晴らしい。元々よく動く馬だが、今回も併走馬を突き放している。

追い切り自体は大して評価できないのだが、あばたさんの走法理論を参考にすると、荒れた左回りの中京なんか最高の舞台だと思う。後に確認頂きました。という意味も込めてあえて高評価してみる。これも追い切りの評価である。出来だけを見るのが追い切りではない、が自論。

評価：B

アンドヴァラナウト

→過去映像がないので意見しにくいが、これが人気するなら余裕で買いたくない。まだレース見てないけど。。クビが高く走りに活かせていないし折り合いも怪しい。まだまだ幼さが残ってしまっている。過程で割り引く箇所はない。

評価：E

イリマ

→中2週。木曜ダート追い。映像未確認だけど調整程度でしょう。

評価：D

エイシンヒテン

→軽く6Fから走らせて終い仕掛けるだけという調教。仕掛けられてからも反応はあるもモサッとしており動きにメリハリがない。忘れな草賞の時の方がいい。春からの成長は感じない。

評価：F

エンスージアズム

→かなり面白い。最も成長してきたのは彼女ではないだろうか。桜花賞、オークスの敗戦は明確である。前走は割とクソ騎乗でストレスがかかる競馬だった。

前走の反省を生かして単走でソフトな調教にしてきたのは好感だし、坂路でもしっかりと乗り込まれてきた。馬体も成長し、ストライドも柔らかくなり推進力が増している。馬群を割る差しが出来れば一発あるだろう。

評価：A

オータムヒロイン

→冴えない。いつもこんな感じなんでしょうね。最終坂路は初めてなので、そこだけ割り引いておく。

評価：E

オヌール

→まず動きを見ても成長はしていない。坂路は自己ベストを更新していて期待していたが、そもそも1週前追い切りをパスしている。馬体減りを気にしているのだろうか。

いつも芝やDPで仕上げてきたが今回はCWを使ってきたのは良いが、1週前飛ばしてちゃんとパフォーマンスが出せるのだろうか。とてもではないが順調な調整ではない。

走りを見てたら、やっぱりお姉ちゃんに似てるね。

評価：F

オパールムーン

→開始時期遅く、行きっぷりの良さは相変わらず。これは悪い意味で良い。デキは悪くなさそうで多少の成長は感じるが、右手前一本で上がってきているし、変わらず頭もうまく使えていない。どこを目指すのかはわからないけど、本気でないことは伝わる。

評価：F

クールキャット

→多く乗り込み、ルメール手配ということで勝負気配は感じる。ただ映像を見ると評価できない。過去と比較してほとんど集中できていないし、良い時に感じた馬から走ろうとする前進気勢が無くなってしまっている。

もちろん輸送があるのでテンションに気をつけた意図もわかるし、過程面としては良いと思うので低評価はしたくないが。。手前が決まってからはスッと集中し、併入に持ち込んだのは評価。体制こそ整ったが、一度使ってからさらに良くなるだろう。

評価：C

コーディアル

→間隔短く、前走の調子を良いレベルで維持できていそう。言うことない。

評価：C

ストゥーティ

→坂路調整は桜花賞と同じ。当時より硬い。調子良さそうには見えない。

評価：E

スパークル

→三歳戦で完成度が低い馬が多い印象の中、彼女は反対に完成度が高い。さすが中内田厩舎の馬。手前替えスムーズ、フォームもキレイでスピード性能が高そうなイメージ。1週前の芝では気になる遅れだったが、こういう馬のようだ。いい状態で出てこれるだろう。折り合いにも全く問題なさそう。

評価：B

タガノディアーナ

→やはり相当なポテンシャルを秘めていると感じた。将来重賞を勝てる器。レースを見ているとここ2戦は折り合いを課題としており、克服しようとする意図は感じるものの、ほとんど解消されていない印象。

終始口向きも悪く、走りに力みを感じる。ただ体調は絶好調なのだろう。調子がいいからこうなるのだと思う。今回もよほど上手いエスコートをしない限り折り合いを欠くと判断。これは強くなる。

評価：E

タガノパッション

→着実に成長できている。春と比較して胸前の筋肉が発達しているように見えるのは気のせいだろうか。パワフルさが増し、本数もこなし併用でよく調整できている。折り合いに不安もなさそうだし順調そのものでは。個人的にはあまり買いたくなかったので、涙の高評価。

評価：B

プリュムドール

→ごめんなさい、本当に語ることがないです。比較できないし映像見てもピンとこない。普通の馬だねというくらい。

評価：D

メイショウオニユリ

→これに関しては一切情報がない。＞池添兼師は「栗東に帰ってきてからの雰囲気はいいし、前走と同じような仕上がり」らしいです。それを信じます。

評価：D

レアシャンパーニュ

→活気満点の登坂。チューリップ賞でできていた手前替えができていないのは気になるも、状態は引き続き良いのだろう。展開向けば穴を開けてもいいのだろうか。間隔も短いのでこの一本で充分。

評価：C

ローズS 追い切りまとめ

A：アールドヴィーヴル / エンスージアズム
B：スパークル / タガノパッション / アイコンテーラー
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C：コーディアル / レアシャンパーニュ / クールキャット
D：イリマ / プリュムドール / メイショウオニユリ
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E：アンドヴァラナウト / オータムヒロイン / ストゥーティ / タガノディアーナ
F：エイシンヒテン / オヌール / オパールムーン

セントライト記念

アサマノイタズラ

→各所の追い切り評価を見ていて、あまり評価されていないので自信が出てこないのが正直なのだが、これは確実に馬が変わっているようにしか見えない。少なくとも前走より数段良い状態で出走できるのは間違いないと思う。

タイムはいつもと変わらないのだが、前脚の開きが格段に柔らかくなっており、本当に同じ馬とは思えない。中でも2週前が衝撃すぎた（＝京成杯AHマルターズディオサの1週前映像で確認できます）。最終は追走差を詰めれずに終わっているが、相手がセダブリランテスという格上かつ抜群に動ける馬なので気にしなくていい。

皐月賞はずっとダノンザキッドとレース中よろしくやって共倒れしたときは追い切りでも併走馬をかなり気にする仕草があったが、今回はそれもない。きっちり自分の走りに専念できている。

これは自分の感覚を信じてみたい。能力は明らか足りないと思うので、どこまで食い下がれるだろうか。

評価：A

オーソクレース

→ザ・休み明け。本数はこなしてきたものの、最終追いが酷い。一杯に追われるもまるで反応がなく重い。ずっと追い続けて入線直前にやっと手前をスイッチするも遅すぎる。使ってからでは。

評価：F

カレンルシェルブル

→比較ができない。最終CW馬なりは前走と同じだし良いんじゃないでしょうか。詰めたローテにも実績あり。

評価：C

グラティアス

→当然ではあるが、ダービーのデキには及ばない。前進気勢は十分感じ取れ、折り合いに不安のない馬なので割り引く必要はないと思う。能力はここでも上位だと思うので、好勝負を期待。無理に促していくとヤバイかも。

評価：D

ソーヴァリアント

→これは素晴らしいとしか言いようがない。弥生賞の映像を見てみたが完全な別馬。当時にあった力みが一切なく、菊花賞でも距離の不安は全く無さそう。それでいてストライドも格段に柔らかくなって美しい。手前替え等も乗り役の指示に即座に応えることもできているし、操縦性も高そう。

ただ、器用そうには見えない。中山よりは広いコースのほうがより持ち味を発揮できるのではないだろうか。調教の走りだけを見ていると中山は少し窮屈になるのでは。

評価：A

タイトルホルダー

→最終追い切り、とても驚いた。弥生賞の最終追い切りもかなりのキレ味だったがそれ以上と言える。確実に成長を遂げている。過程面では弥生賞と比較して「あー勝つ気ないんだろうな」と思っていたが、こんな成長を見させられると高評価せざるを得ない。というかこんなキレるなら控えさせた方が勝てるんじゃないだろうか。まあ鞍上はそんな気もないだろうが。

まだギアが残っている。もっと良くなる。との期待も込めて、あえて最高評価とはしない。

評価：B

タイムトゥヘヴン

→これまた成長している。大外回して右手前一本でこんな走りができるのだから、大した心肺機能を持っている。ただ休み明けで時計出してきたのが2本しかなく、もちろん手前替えずに終わったのは大幅割引も、成長を評価して低評価とはしたくない。

評価：D

ノースブリッジ

→頭が高いのはただの特徴。中間も攻められており、クールキャットに先着する等好感は持てる内容。前走からの成長はわからなかった。彼は絶対右回りの方が良い。左回りがあまりにも下手過ぎて可愛い。前走の1週前が左回りでやってるので見てみてください。

評価：C

ベルウッドエオ

→かなり本数多く乗り込まれてきているも1本も早い時計がない。前走までを見ているとそういう調整をされている馬のようだ。まあ順調なのではないでしょうか。比較ができない。

評価：D

ルペルカーリア

→血統が示す通り、相当なポテンシャルを秘めていると感じていた。1週前追い切りを見て、まだまだだなという印象だったが、最終追いを見て確信した。友道厩舎の最終芝追いはよくやってくるので特に違和感がないが、乗り役が散々手前替えろと言っているのに「んなもん知るかボケ」と言わんばかりに無視してそのまま突っ走る。これぞ3歳馬。とってもかわいい。応援してるよ。

評価：F

レインフロムヘヴン

→前走の追い切りが素晴らしく、今回はそれ以下だろう。使ってからよくなりそう。相当な汗っかきだね。きみ絶対冬の方がやる気出すだろ、と思ったら2月のレースが一番強くて笑いました。

評価：E

レッドヴェロシティ

→ズブい。長距離を使われてきた理由がわかる。1週前が怪しかったけど最終でしっかり間に合わせてきた印象。悪くない状態で臨めるだろう。

評価：C

ワールドリバイバル

→これまたズブい。スピード感やキレは感じないものの長く良い脚が使えるタイプだろうか。距離延長は歓迎のクチだろうし、今回はCW追いの本数を増やしてきて体調も万全そう。消耗戦になればかなりしぶとく粘れるタイプと判断。良さそう。

評価：B

ヴィクティファルス

→おデブちゃん。ブラストワンピース二世となってくれ。1週前は太いなと思ってたが、最終を見ると身体は思ったより仕上がっていそう。ただスプリングSのような雄大なストライドが削がれているし、調子良さそうには見えない。

タイムやラップバランスだけ見るとめっちゃいいんだけど。タイムやラップでの評価はどんどん軽視していきたいので、あえて低評価としてみる。もっと良くなる。

評価：E

セントライト記念 追い切りまとめ

A：アサマノイタズラ / ソーヴァリアント
B：タイトルホルダー / ワールドリバイバル
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C：カレンルシェルブル / ノースブリッジ / レッドヴェロシティ
D：グラティアス / タイムトゥヘヴン / ベルウッドエオ
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E：レインフロムヘヴン / ヴィクティファルス
F：オーソクレース / ルペルカーリア