【追い切り特注馬厳選】G1 マイルCS 2021

はじめに

先週の記事は一部を初の有料公開として、かなりの反響を頂きました。びっくりしました、本当に。ありがとうございました！

◎ソフトフルートは惜しかったものの、ウインマリリン、ウインキートスの追い切り低評価は間違えなくて良かったなと思います。良質な情報量には自信を持っているので、今後も続けたいなと思います。皆さんの為になるような見解、予想を届けたいです。

まあ、そんなこんなで今は新幹線の移動中です。今週は仕事が忙しく、先週のような記事が書けません。一度あの量を書いていただくと痛感すると思いますが、僕にとっては労力と時間の消費が割とエグいんです。笑

てなことで、簡易的に気になった馬の追い切り見解のみ書いていきたいと思います。やるからにはしっかりと。今名古屋を過ぎたところなので、品川に着くまでやりましょう。

グランアレグリア

状態が不安視されていますね。追い切りだけでいうと、全く問題ないと思います。ツイートしたんですが、これは同じ中2週間隔の安田記念と比較します。安田記念より乗り込み開始時期も速く、中間坂路の本数も倍近くこなしています。極め付けは最終は坂路でなく騎手を乗せて南W 6F80秒台をこなしてきました。

最初は「やはりこれくらいの負荷をかけないといけないくらいに仕上がってないのか。。」と感じてましたが、動きを見ると杞憂に終わりました。前走と大きく遜色ないグランアレグリアだなと感じました。

前進気勢もしっかりと残っており、走りに重さがあるわけでもないし体の使い方が大きく変わっているわけでもない。強いて言うなら若干ストライドが寂しく見えるかなと言う程度ですが、安田記念の追い切りと比較すると全く問題ないと言って良いほどかなと思います。

僕は変化に過剰に反応して、特に人気馬を下げたがる(そしてヤケド経験多数)傾向にありますが、これはケチをつけようがないと感じます。少なくとも追い切りからは一抹の不安もないのでは、と思いました。気性面は古馬になってからずっと安定していますし、馬体重の大きな変動もないし輸送も問題なくこなしています。

安田記念は騎手も状態が良くなかったという中でも2着。それでも内容を考えれば最も強かったのは余裕でグランアレグリアでしょう。当時とメンバーレベルも急激に上がるわけでもないですし、僕はこの追い切りを見せられては衝撃のラストランを期待します。

体調評価 : C
過程評価 : B
前走対比 : D
主観総合 : C

ホウオウアマゾン

前走は良くなりつつも、重さが残るので叩いて良くなると期待していました。案の定プラス体重で出てきたので、多分予感が当たる気がしていました。そして1週前追い切りで7Fビッチリとかなりの負荷をかけ、最終の坂路追い。ホウオウアマゾンの春までの印象は、前肢の力強さがかなり目立つ反面、そこに頼って連動性のない走りをしていたことです。力一杯前脚だけで走って、もったいない印象でした。

前走は多少解消されていましたが、今回は期待通りほとんど解消できています。前肢の力強さは目立たず、クビと脚がしっかりと連動している走りができています。負荷をかけたことで可動域も広くなっていると感じます。あとはほとんど見えないのですが、後肢にも力が入ってきたのかなと気になりました。普段は前脚に全集中！といった感じですが、後肢の開きも大きくなった気がしますし、トモの使い方も上手くなってその分もありバランス良く見えるのかな？と思いました。この辺の見極めは修行中です。

ただ素晴らしい！と言えるほどではなかったですし、重さが完全に解消されたかと言うと、、？それでも春からはかなりの上昇を感じますし、前走からも当然上積みに期待が持てそうです。キレ勝負になると厳しいが、前が粘り込める展開になれば面白いです。かなりの渋とい脚を繰り出せると期待ができます。

体調評価 : B
過程評価 : A
前走対比 : C
主観総合 : B

ダノンザキッド

前走の追い切りは、明らかに重かったです。決して仕上がってないと思って今回通用してもおかしくないが、これもまた叩いてから良くなると感じました。やっぱり僕は良くなったと感じます。

春からどこが成長した？とハッキリ言えるほどでもないんですが、やはりダノンザキッドの持ち味はとても雄大なストライドの大きさにあると思います。そこは唸るものを見せてくれましたし、ラスト1Fが本当に素晴らしいですね。追われてからはとても反応良くピッチ速度もストライドもグンと変わってきました。前走と比べたら明らかに動きがシャープになってきましたし、本来のダノンザキッドそのものだと思います。かなり良い状態にあると感じました。

ただ調教師コメントがひっかかります。前走の状態は素晴らしく、今回はキープに努めたと言っています。こちらから見ると、明らかに良くなったとしか思えませんが。。まあ、どうなんでしょうね。

体調評価 : A
過程評価 : C
前走対比 : A
主観総合 : A

ダーリントンホール

もともと良く見せるのは見せるんですが、それでも高評価してみたいと感じました。前走も良かったんですが、大敗時もこれくらいは良く見せていたので様子見。しっかりと走れていましたね。メンタルの心配はもうなさそうです。

追い切りからもその不安は全く感じません。行きっぷりは強いのですが、入れ込んでるわけでもかかってるわけでもありません。レースに行くと後方になってしまいますから、これくらいの行きっぷりは評価します。

そして動きに注目。前走と比較してストライドが大きくなってますし、四肢の開きも素晴らしくいい。着地も力強く踏み込める、かきこめるようになっており、トビも高くなっている気がしますね。全体的なバランスも素晴らしく感じますし、褒めるとこだらけです。

体調は本当に絶好調なのではと思いました。短い間隔ながらも速い時計を2本消化できてますし、過程としても申し分ないでしょう。走法派の後押しもありますし、ここは必ず抑えたい馬です。あとは展開が向けばって感じでしょうね。

体調評価 : A
過程評価 : B
前走対比 : B
主観総合 : A

つかれました。そろそろ新横浜に着きますし、やめときます。グレナディアガーズやシュネルマイスターとかも書きたかったんですが、今週は許してください。いかに全頭診断＋展開予想に魂が入ってるか、なんとなくお分かりいただけますでしょうか！笑

とはいってもツイートでは全てはとても書ききれないので、またの機会に。金曜日、頑張りましょう。ではでは。