【ポケモンSV】対戦用のポケモン育成がめちゃくちゃ楽になっていて驚いた話
「ポケモンBWやBW2の頃なんて、孵化厳選で理想の個体値を求めるところから始まって、6Vなんてとんでもない(というかほぼ無理)時代だったんです。対象のポケモンの3Vくらいあれば十分、他の個体値は泣く泣く妥協してましたね。妥協しないと次の努力値を割り振る工程までいけませんから」
「え?対戦用のポケモン1体作るのに必要な時間ですか?孵化厳選から努力値配分の時間を考えて、早くても半日、だいたい1日くらいかかっていました」
上記の楽しくも苦い思い出があって、ポケモンSVでも同じ時間をとられてしまうのかと憂鬱になっていましたが、全く問題ありませんでした。むしろ対戦用ポケモンの育成環境(土台)がめちゃくちゃ楽になっているので、通信対戦で遊びたいけど、対戦用のポケモンの育成にあまり時間はかけたくないプレイヤーでも安心です。
先に結論を言ってしまえば「お金をかけなければ数時間」、「お金をかければ数分」で1体のポケモンが完成します。平日にポケモン1体を作成できれば、土曜日にはそのまま6体で通信対戦の海へと潜れます。勝てるかどうかは別問題なので、今回の記事では言及しませんがね。
個体値厳選はめちゃちゃ楽。むしろ厳選する必要すらなくなった。
個体値とは各ポケモンの各パラメータごと(たいりょくやとくこう等)に、1~31まで設定されてる数値を指します。1が最小で31(V)が最高の値となります。
過去シリーズ(BWやBW2では)タマゴ孵化厳選で理想の個体値、なおかつ理想の特性の子が生まれるまでずーーーっと自転車をこぎ続ける時間がとんでもなくしんどかったんです。ポケモンSVでも覚悟していたのですが、シリーズの進化はとうとう育成環境にまで楽にしてくれていました。
方法①タマゴ孵化厳選する場合
例えばテラレイドバトルのメタモンは4つ以上の個体値が最高なんです。そのメタモンを複数体、捕獲すると「たいりょく」と「こうげき」、「とくこう」と「すばやさ」等、だいたい欲しい組み合わせの個体値の親メタモンを確保できます。
個体値の高いメタモンと育てたいポケモンのどちらかに「あかいいと」を持たせてピクニックを数分(タマゴパワーLv2発動時)放置すると、バスケットの中からタマゴを発見できます。そのタマゴから孵化したポケモンは「あかいいと」の効果で両親の個体値(12ヶ所)から5ヶ所の個体値が確定で子に遺伝します。
※タマゴパワーLv2の食事「フィスのコンポート(2800円)」を発動させると、数分で1個タマゴを発見可能です。
あとは「ほのおのからだ」を持つポケモンに入れ替えて順番にタマゴを孵化させるだけです。
方法②テラレイドバトルでゲットする場合
★3以上のテラレイドバトルで個体値が2つ最高以上、★6になると5つが最高以上確定となります。しかも親用のメタモンや通信交換でしかゲットできないハッサムまで登場するので、かなり旨味のあるシステムといえます。ちなみに私はソフト1本しかないため、この方法でハッサムをゲットし通信対戦で使っています。
ただし狙ったポケモンのテラレイドバトルを探す、テラレイドバトルに勝つためのポケモンの準備(レベル100、努力値振り、技構成)に時間を要するのも確かです。少なくともストーリークリアした直後ぐらいの旅パでは歯が立たないくらいには強いです。
方法③銀の王冠で必要な個体値を最高にする
ポケモンSVをしていていちばん進化していたのがコレです。タマゴの孵化厳選なんてしなくとも、「きんのおうかん」や「ぎんのおうかん」があれば、とある人に渡すことで必要な個体値を最高にしてもらえのです。「きんのおうかん」はすべての個体値を最高に、「ぎんのおうかん」は1つの個体値を最高にしてもらえます。
「きんのおうかん」「ぎんのおうかん」の入手方法や使い方は下記を参照。
私は「ぎんのおうかん」を購入(20,000円)したり、レイドバトルの報酬で受け取って獲得することが多いですね
特にタマゴ孵化厳選できないパラドックスポケモンにはたいへん助かるシステムです。このシステムがなければパラドックスポケモンをひたすら捕獲しまくらなければならず地獄の作業となります。
性格や特性もあとから自由に変更可能。特性も通常特性から夢特性に変化させれる。
通常特性1、通常特性2、夢特性といった3種類の特性があるポケモン場合、夢特性だけを遺伝させたい子を厳選するのは本当に大変でした。BWとかBW2の頃はたとえ高個体値の子が生まれても、欲しい特性が一致しなければまた泣く泣くタマゴ孵化厳選のやり直しからだったんです。
ポケモンSVでは「〇〇ミント」で上がりやすい能力、下がる能力といった性格補正を変更させられるのです。※表示されている性格は変わりません。
特性に関しても下記のアイテムで自由に変更可能になっています。
通常1⇔通常2の特性変更ならば「とくせいカプセル」
夢⇒通常の特性変更ならば「とくせいパッチ」
「とくせいカプセル」はお店で20,000円で買えます。「とくせいパッチ」は星6〜7テラレイドバトルのクリア報酬でまれにしか入手できず、かなり貴重なアイテムとなっています。育成関連で唯一、お金でもなんともできないのため、ひらすらレイドバトルを繰り返すしかありません。
カイリュー(マルチスケイル)とかキノガッサ(テクニシャン)といった夢特性が必須ともいえる環境なので、常に確保しておきたいところです。
努力値は戦って上げるも良し、薬で上げても良し。
パワー〇〇系のアイテムを育てたいポケモンに持たせると、努力値+8されます。こうげき努力値+1のポケモンを倒した場合、努力値9獲得できるため、28体倒せば極振り(252)と同様となります。
ちなみにBWではパワー〇〇系のアイテムを持たせても+4(※ポケルスに感染させた状態でようやく+8)でした。SVに比べると単純に2倍の時間が必要だったのです。私はいらない紙に正の字を書きなぐってどれだけ倒したか、記載していましたね。めちゃくちゃ面倒くさかった記憶があります。
もう1つの方法としては薬によるドーピングです。マックスアップはたいりょく+10、タウリンだとこうげき+10といった形で努力値を上げられます。手軽に上げられる反面、極振りする場合に必要な個数は26個で26,000円とかなり資金を必要とします。
1体のポケモンを完成させるのに必要な時間とお金は?
ポケモン対戦用のポケモン1体育成する方法としては「タマゴの孵化厳選と努力値振りする方法」と「時間をかけずにお金をかける方法」の2種類です。
※テラレイドバトルで高個体値のポケモンをゲットする方法もありますが、狙ったポケモンが出てくるかランダムだったり、事前準備や戦うポケモンにより不安定のため割愛します。
タマゴの孵化厳選で個体値厳選~努力値振りする方法
・高個体値のメタモン前提でタマゴ発見から孵化まで1時間程度
・タマゴパワーLv2の食事「フィスのコンポート2回分(5,600円)」
→理想の個体(4V程度)を想定
・努力値振りは極振り(252)×2ヶ所で想定
→捜索からバトルまで1分×28回=28分×2で約56分
■約2時間+11,200円(必要に応じて+α円)
※タマゴパワーLv2の食事は数分で1個タマゴを発見できますが、食事をしなければ0円になる反面、30分に1個のタマゴ発見なります。
※(個体値を最高にする場合)「ぎんのおうかん(20,000円)」×n個加算
時間をかけずにお金をかける方法
・「ぎんのおうかん(20,000円)」×n個加算
→仮に4Vで換算すると80,000円 1分
・努力値はドーピングアイテム26個(260,000円)×2回(520,000円) 2分
■約3分+600,000円
圧倒的な速さを誇る反面、莫大な資金を要します。
ポケモンSVの世界での600,000円は現実世界に匹敵するほどの大金です。ストーリークリア後の「学校最強大会」の賞金総額が(おまもりこばん有で)120,000円くらいなので、5回クリアしないといけません。
1試合(5~6分)×4試合、20分×6回で120分(2時間)も必要となります。「学校最強大会」はたまに参加するぶんには良いんですが、何回もやるのは作業感が増してモチベーションの低下につながるため、オススメできません。
最後に
通信対戦用のポケモン1体作成するのに1日かかっていた時代と比べるとめちゃくちゃ楽になっています。特に性格補正の変更を〇〇ミント系、特性変更のアイテムは「とくせいカプセル」「とくせいパッチ」で変えられる仕様になったのはGJ(グッジョブ)です。本当に助かっています。
ただ今作の育成の欠点が挙げるとするなら、今作からの肝である「テラスタル」です。テラスタルは自身の弱点であるタイプに変更して、受けるダメージを半減や無効にできテラバーストによる奇策や一発逆転が可能になる為、戦略性の幅を広げる意味合いでは成功といえます。
通信対戦においても例外ではなく、カイリュー+ノーマルテラス+しんそくといった型がめちゃくちゃ強く流行しています。本来のドラゴンテラスからノーマルテラスへの変更しているわけです。
(育成の延長線上でとらえるなら)テラスタルの変更にテラピースのかけらを50個集める必要があり、50個集めるのが新しく時間がかかる要因となっています。テラレイドバトル★6の報酬でも5個程度しか入手できず、1回10分程度×10回で100分(1時間40分)でようやく1匹のポケモンのテラスタル変更できるのです。さらに★6テラレイドバトルも安定して勝てるかどうかもわからず、変更するたびに50個必要となるのもまた辛いところです。
なんやかんや書きましたがサラリーマンの私でも平日の帰宅後に数時間費やして1匹、土曜日の午前中には通信対戦用のポケモンが6匹分集まりました。ポケモンの通信対戦に潜りたいけど、昔ほど時間をかけたくない、時間をかけられないプレイヤーにとってはかなりの時間短縮を体感できると思います。
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