PCS2 ASIAチーム紹介(韓国編)

昨今の世界的な新型コロナウィルスの流行により当初予定されていたLAN大会PGS(PUBG Global Series)は全て予定がキャンセルされ、新たにPUBG Continental Seriesという大会が新設されました。

・EU、CIS、トルコ北アフリカのMEMA
・北米と中南米のNA
・東南アジア、オセアニアのAPEC
・日本、韓国、中国、THM(台湾、香港、マカオ)のASIA

の4地域に分けてオンラインでの大会進行で開催されます。

今回はASIAの中でも判断力に優れたチームの多いKRチームを紹介していこうと思います。

・T1
・VRLU GHIBLI
・OGN ENTUS
・SeolHaeOne Prince
・LAVEGA
・Afreeca Freecs

・T1

主なPCSでの成績:PCS2 KR予選 1位

VSGのブレーンであったstarlordを迎え、新体制での初陣であった今回のPCS2。
献身的に動くstarlordにAdder、akadといったダブルフラガーがしっかりそれに応えて見事にKR予選トップ通過を果たした。

PGCのT1とはうってかわって、starlordを筆頭にひたすらに周囲の情報を取り、待機の時間を生まない様に積極的で時には大胆にムーブをするチームに生まれ変わりました。

縦横無尽に駆け回り先陣切って指揮を執るstarlordには全盛期の様な勢いを感じます。

懸念点があるとすれば起伏が大きく機動力が下がるミラマー西側安地かなと。
どうしても移動距離が長くなり、随所に工夫は見せるがじり貧になりがちだった。
必ず修正してくるとは思いますが。


・VRLU GHIBLI

主なPCSでの成績:PCS charity showdown ASIA 10位
PCS2 KR予選 2位

今年の1月に新設されたチームで、AFF、DTN、MBS、MVPに所属していた選手で構成されている。
PCS charityでは立ち上がりの悪さが最後まで尾を引いて、残り2日で立て直すも10位。
KR予選では最多キルで堂々の2位通過。PCS2でcharityのリベンジを期する。

HikariのDMRが光ったKR予選だったなと。DAEVAをフラガーにして3人でカバーするのが基本的な隊列。LambuがオーダーとしてDAEVAの近くでカバーをする場面も多かった。

ムーブの特徴として元AFFのLambuがオーダーという事もあり、中心意識は比較的高め。安地のフェーズが変わる瞬間にはこのチームに注目したい所。


・OGN ENTUS

主なPCSでの成績:PCS charity showdown 11位
PCS1 4位
PCS2 KR予選 3位

韓国で競技シーン黎明期から常に上位に君臨する名門チームで、国際大会での経験値は世界で見てもずば抜けている。charityでは中国チームのポイントメイクの上手さと安地に翻弄され対応出来ず散ったが、その後PCS1で上手く対応している。

2018年から4人で中央突貫が持ち味ではありましたが、DPGからunderを獲得してからは端ムーブを行うのが散見されるようになりました。(charityの不調はそれかも?)

基本的な動きは1人中央に楔を入れる形で置き、そこから全体の行動を決める動きが多い。
勿論安地の地形によっては安地端でグループアップをして敵を捌いて陣地をしっかり広げるといった王道の端ムーブも行いますが、基本は中央を常に窺うのがチームの前提としてありそうです。


・SeolHaeOne Prince

主なPCSでの成績:PCS2 KR予選 4位

去年の冬から現在のロスターになって半年以上しっかりと端ムーブを磨き上げPCS1 KR予選では7位、そして遂にPCS2では着実にポイントを毎ラウンド積み上げて4位で本戦出場権を獲得。
国際大会でメタが刺さってくれば面白そうな存在。

端ムーブは相当手慣れていてそのほとんどが1ー3スプリット。
1が(ほぼmaczoraが担当。オーダーかも?)ベイト役、若しくは後衛やクロージング中心に行う。
3が1に呼応してプレッシャーを掛けるなどの押し引きをして陣地を確保する形。
勿論状況に合わせて流動的に隊列を変える事も出来ます。

とにかく全員が全員他のチームと比べても組織的に動くのである程度転けることなくポイントメイク出来たのではないのかなと思います。


・LAVEGA

主なPCSでの成績:PCS KR予選 5位

Zenithが強かった。正直これ以外語る必要は無いんじゃないかという程zenithが当たっていた。

ムーブはクラシカルな中心、中央突貫が主なムーブ。とにかくその戦術とzenithが噛み合いまくっていて、一人で敵を一掃するわ、一人でキャリーするわで暴れまわっていました。

相当フィジカルが強く見受けたので注目するのも面白いと思います。


・Afreeca Freecs

主なPCSでの成績:PCS2 KR予選 6位

古豪と呼ばれてもおかしくない程、国際大会の舞台から遠ざかっていて、PGC以来となる国際大会の参加となる。
ロスターはAFFから2人とVSG、AFA1人ずつ。
正直ネームバリュー的には他のチームには負けてないようには見える。しっかりと戦えれば。

ムーブ自体は結構怪しい所もあり、右往左往して戸惑ってる所も見受けられました。
それでも最後にVSGとGEN.Gという強豪を競り落としたのはやはり勝負強さやマクロの質は高いなと。

ムーブは昨今の中国の洗練されたプレーを見るともう少し煮詰めて欲しいと思うのが正直な所。

注目したいのはhansia選手ですね。マンパワーで窮地を凌いでいくのは必見です。


:まとめ
PCS1から見ると、何とENTUS以外5チームが入れ替わった韓国代表。
個人的にはメリハリ効かせたムーブしてくるチームが多くなった印象があります。

中国も勿論ですが、年齢制限でPCS出れなかった台湾のSADESも今回参加してきます。
かなり激しいポジション争いが行われるのではないかなと。

次回は中国チームを紹介していきますので宜しくお願いします。






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