勝手なPGCチーム寸評group2②

・LUMBLERS
・CrowCrowd
・4am
・Team Liquid
・ENTUS FORCE 
・Genesis

・LUMBLERS

NPL phase3 7位、NPL championship point 6位/Eミルタパワー~リポブカ、Mチュマセラ

PSC代表のSGD(sky gaming daklak、PSC 3位)のビザ問題(PSC 4位以下もビザを取得することが出来ずPSC代表は不選出)により繰り上げ選出となったLUMBLERS。GLLも国際大会初出場ながらある程度目処が立った試合内容だったように思う。

ムーブ自体はオーソドックスなもので、陣形を広く取り円の中心に向かって直線的なルート取りをするチームです。状況判断に秀でていて、全体的な動きとしてはゆったりとした感じですが、人的優位、状況有利を取れると判断したら直ぐさま苛烈に攻め立てます。

注目選手はLosHD選手。NPL所属の為PNCに出れませんでしたが、対象者であれば間違いなくフィンランド代表として出れたであろう傑物。NPLが誇るトップクラスのフラガーの一人です。

・CrowCrowd

PEL phase3 5位、PEL championship point 6位/Eガトカ、Mエルポゾ

FGSはWIN STRIKEの所属でプレー(9位)。phase3からはフィンランド若手の有望株Miseが加入し挑んだ。序盤こそチグハグで迷っているような主体性がない動きではあったが、中盤以降は持っているポテンシャルを充分に発揮してEU4強に迫る勢いでphase3を終えた。

戦力だけで言うとダークホースになり得る力はあります。それだけ後半の追い上げは驚異でした。中央意識は高く、動く場合はしっかりと4人纏まって動く。薄い所から安地にアプローチして常に中央を意識し機を窺う。PEL全体のパフォーマンスが落ちてきていた後半とはいえ、まさに猛追と言える追い上げでした。

注目選手はMise選手のミドルレンジの上手さも捨てがたいのですが、個人的にはTiikzu選手を挙げさせて頂きます。PNCでの不完全燃焼はPGCで燃やして欲しいですね。

・4am

PCL春 6位、PCL夏 playoff 1位、PCM FINAL 6位/E学校、Mパトロン周辺

中国で1、2を争う人気チーム。FGSのCPTによる4人グレ殺は記憶に新しい人も多いのではないかなと。phase3では控えが5人も居ることもあってか少しずつロースターを変化させながら調整してきた。playoff前くらいに現行のロースターに固定されたようだ。

ムーブはまさに“過激“の二文字。godvに付いてこれない奴は要らないとばかりに体を晒し強気に動き回ります。なので純粋なパワーヒッターは存在しなくて、頭フル回転させて動く事を常に念頭に置いたサバイバル能力に長けるしぶとい選手が多い印象です。

注目選手はgodv選手(IGNはgodvではなくWe1less)4amの顔。彼が居ない4amなど考えられません。他の選手もリスクヘッジや状況把握が素晴らしい選手ばかりです。

・Team Liquid

PEL phase3 2位、PEL championship point 2位/Eポチンキ、Mペカド

競技PUBGの立ち上げから今まで第一線で活躍するオランダの名門。獲得賞金額も世界1位。しかし、LAN優勝は片手で足りる程しかなく、参加数や実力を考えてもやはり少ない。このPGCタイトルは是が非でも欲しい所。

国際大会のLiquidに付いてまわるのはやはりランドマーク問題。それを意識して今回のチーム順にさせて貰ったのですが、PGCもそれに頭を悩ましそう。基本的にはマップの中央にランドマークを置いてそこからムーブを組み立てる為、出来れば譲りたくない。(他のランドマークでも出来ない訳では無いでしょうが…)プレースタイルはとにかく中央絶対主義。それが無理なら多方面に喧嘩売りまくってキル稼ぎ。割と成績安定してるのに割と無茶をしがち。それでも上位安定してる秘訣はポイントメイクの上手さにあると思います。無理や無茶はするけどリスクは想定内に済ます。ちゃんと稼げる時にちゃんと稼ぐ。これがとても上手い。でも無茶の回数減らせないですか?発作的な無茶とかファンは堪ったもんじゃないと思いますよ…?

注目選手はibiza選手。何故か中国で大人気だそうです。

・ENTUS FORCE 

PKL phase3 1位/Eポチンキ、Mコブレリア~インパラ

Phase2からの変化としてはYakk選手→Doya選手に。ただその入れ替えが効果的だったか?といえば微妙だったかなと思います。それよりもKayle選手のオーダーが光っていたのと、indigo選手の活躍等によりphase2の無念を晴らせた形。正直に言うと要所要所で安地が寄って欲しい時に寄ったってのも大きいでしょうが、それも実力の内という事で…

勿論PGCではランドマーク問題も出てくると思います。どちらかと言うとエランゲルを得点源としている(ミラマーも相当強いですが)為、見過ごせない問題になりそう。懐は深いタイプのチームなので、ランドマークに拘りたいliquidやGenesisよりかは重くは無いですが。ムーブの特徴としては中央意識は高め。でも無理は勝負所以外絶対にしない。逆に勝負所と見れば非常に激しく迅速に行きます。22スプリットを多用して安地の寄りに出来るだけ対応出来るようにしていますね。

注目選手はindigo選手。インファイトに強くFORCEの大黒柱となる選手です。

・Genesis 

NPL phase3 3位、NPL championship point 3位/Eポチンキ、Mペカド

長らくサポートしていたC9が撤退し、心機一転で迎えたphase3。しかしNPL優勝の座はやはり遠く…メンバーは変化したわけでは無いので、パンチ力はあるが所々迷いが見えるのは相変わらず。

ムーブの特徴はポジションに拘るタイプのチーム。中央だからと言って変な所に突っ込む事は少ないイメージです。良いポジションが取れるなら真っ先に中央に入りますがそこが外れた場合、そのポジションに拘るあまり先回りされて詰む場面も幾つかありました。漁夫の動きは割と積極的に行うので、制圧した後の動きは鍵になりそうです。

注目選手はKaymind選手です。敢えて説明はしません。これを見て頂けば。

https://youtu.be/bioiaThZRJA


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