田舎なんていらねえ

いよいよ大阪に就職のために出てきました。
大阪ではそこそこ有名な治療院に就職したんですが当時はまだバブルが弾ける前でいきなり北海道新入社員歓迎旅行からスタートしました。
なんて良い会社やと感動してたのも束の間いきなり職人の世界の怖さを知ることになりました。
毎晩宴会の後の喧嘩やトランプによる博打に変な人と人との距離感
世間知らずで盲学校と言う鳥籠の中で育ったぼくにとってえらいとこに来てしまったともう泣きそうになってました。
帰ってきて研修が始まったんですが後から知ったんですがここは大阪ではきつくて有名なとこだったらしく研修で爪を剥がす人が続室するらしく毎日泣かされました。
終わって帰ってきても指が痛くてドアも開けられなかったり箸が持てなかったりで3年間学校で鍛えたから余裕と天狗になってたぼくは見事に砕かれました。
なんども田舎に逃げたくなりましたがそこでぼくを引き止めたのはお父さんの一言でした。
どうせお前はすぐ尻尾巻いて逃げ出してくるやろから実家でワシらに甘えとけって言われながら大阪に出てきました。
それでそのとおりになるのは死んでも嫌や見返してやるって気持ちがあったのでなんとか踏ん張れました。
当時は負け犬にしやがってと意地になってしばらく実家に帰らなかったりしましたが今を思えばその一言があったから今があるのかなあって思ってます。
このYouTubeは当時の気持ちを作詞して曲をつけてもらった歌です。
歌ってるのはぼくではありませんがよかったら聞いてみてください。

https://youtu.be/FLWD4GkYuBU
ではまた。

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