ケイティ・ゼレムさんのLAエンゼルスに行ってからの記事（ガーディアン）
イングランド代表であり、マンチェスター・ユナイテッドの元キャプテン、ケイティ・ゼレムが、NWSL（ナショナル・ウィメンズ・サッカー・リーグ）の名門クラブ、エンジェル・シティに移籍したことが大きな話題となっています。
「新たな挑戦の決断」
ゼレムがマンチェスター・ユナイテッドを離れたのは今年の6月末、クラブとの契約が終了したことがきっかけでした。彼女は次なるステップを慎重に考え、イングランド、ヨーロッパ、そしてアメリカからの複数のオファーを受けて熟考しました。その中でエンジェル・シティを選んだ理由について、彼女はこう語っています。「ロサンゼルスで新しいスタイルや選手たちと自分を試したい、という気持ちが強かった」と。長年慣れ親しんだマンチェスター・ユナイテッドを離れることは、彼女にとって大きな決断でしたが、それだけに新たな挑戦に対する決意は揺るぎないものでした。
「NWSLで感じた違い」
エンジェル・シティに加入して以降、ゼレムはすでに6試合に出場し、そのうち4試合はスタメンでプレーしています。彼女はアメリカのリーグで感じた大きな違いについて、「アメリカの選手たちの運動能力は素晴らしい」と驚きを隠しません。特に、速さや体力が際立っており、「どの選手も速い。WSLと比べて戦術的というより、トランジションから多くのゴールが生まれる」と述べています。NWSLの激しい競争力に感銘を受け、「毎試合が予測不可能で、本当に楽しんでいる」と語っています。
「ユナイテッドでの思い出」
ゼレムがマンチェスター・ユナイテッドで過ごした6年間は、彼女にとってかけがえのない時間でした。特に、2023年5月にFAカップを優勝した瞬間は、彼女のキャリアのハイライトの一つとして記憶に残っています。
ウェンブリーでトロフィーを掲げたその姿は、多くのファンに感動を与えました。ゼレムは、「キャプテンとして、子供の頃から応援していたクラブでトロフィーを獲得することができたのは、一生の宝物です」と振り返り、「ユナイテッドは私の人生において重要な場所であり、いつまでも大好きなクラブです」と強調しています。
彼女のユナイテッド愛は変わらず、ロサンゼルスでもその情熱は続いています。ユナイテッドファンにとって、ゼレムが新たな地で輝き続けることは誇りであり、彼女の活躍を見守り応援することでしょう。
ゼレムはまだ28歳。彼女はロサンゼルスでの経験を積みながら、再びイングランド代表としてプレーすることを目指しています。
エンジェル・シティでの新たな挑戦は、彼女をさらに成長させるでしょう。「私はこれからも自分を磨き続け、またイングランド代表に戻りたい」という彼女の言葉から、サッカーに対する情熱と強い意志が感じられます。
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