無題

春眠(しゅんみん)暁(あかつき)を覚(おぼ)えず/
処処(しょしょ)啼鳥(ていちょう)を聞く/
夜来(やらい)風雨(ふうう)の声/
花落つること知る多少(たしょう)
」。

漢詩「春暁」 の一部抜粋

春の夜はまことに眠り心地がいいので、朝が来たことにも気付かず、つい寝過ごしてしまう。 かつては意味を知っていても、時間が過ぎると忘れてしまうこと。

そして春になると起きれないのはなぜ?
自律神経の中枢も視床下部にあって体内時計と連動。
ヒトの体内時計は24時間より少し長いのですが、
朝日を浴びることで体内時計をリセットしているのです。
春は朝に副交感神経から交感神経優位な状態に切り替わりにくいのが
「春眠、暁を覚えず」の理由だと考えられます。

春になると眠くなるのはなぜ?
になると日照時間が長くなります。
体内時計は日の光を浴びることでリセットしますが、
日照時間が長くなることで日入り日の出の時間がズレるため、
体内時計もずれやすい状態になることも。
体内時計と自律神経は相互関係があるため、
体内時計のズレにより自律神経のバランスも乱れ、
結果として睡眠の質が悪くなる可能性があります。

春になると精神が乱れ、メンタル不調が起きるのはどうして?
春は昔から「木の芽期」と言い、
自律神経が不安定になりやすい時季として知られています。
普段からメンタル不調のある人は悪化しやすく、
特に不調がない人でも、
大きなストレスが加わるとメンタル不調に陥りやすいのです。
さらに春は卒業や入学、就職、人事異動など社会的な変化も多い時だからこそです。

ちなみに今回の話題とは関係ありませんが、
何故、交通安全運動週間が終わってから取り締まりに本腰を入れるのか不思議ですね。
本腰入れるのそこじゃなくなーい?と思うのは私だけなんでしょうか…

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