蟲神器最強考察!!
今最も熱いダイソー発カードゲーム「蟲神器」!
既にルールや基本のカードを知っている人向けに現状のスターター+ブースター1弾での環境カード考察をしていきます!!
※個別のカード効果については説明が雑なのであるので他のサイトの情報等を参照ください。
意識するだけで変わる!強力なカードの扱い方
・ゴライアスオオツノハナムグリ
このゲームの運要素である「とびだす」持ちで最も優秀なスペックを持つ青属性。1-2コスでも殴ることを考える速攻デッキを使う上で頭に入れておきたい虫です。3コス400ダメージを出せる緑に擬態持ちで優秀なナナフシモド
キがあり、対策に成り得ます。他の緑の虫では時点で採用率の高い赤の飛び出すヤブキリに倒されてしまうため、このゲームの速攻戦術の成立難易度を高めています。手軽にエサにおける大きめの虫なので、瀬戸際の虫時雨を使うデッキでは青の5-6コスとの併用がおすすめです。
・カブトムシ/コーカサスオオカブト/ヘラクレスオオカブト
いずれもコスト帯に平均的な体力と攻撃を持ち、相手の虫を裏返して無視する効果を持つ虫。殴る側が高体力の虫で止まらずに殴り続けることができ、縄張りが減る終盤ではどんなに強く強化された虫でも1枚で壁の機能を無力化する詰み回避/フィニッシュ性能が強力です。特に蓑虫付き高コストの突破をどこかでしなければならない場面があるため、同じような状況に強い蚊遣火と併せてデッキに2枚は入れておきたいです。またカブトムシを使うのであれば5エサで4+1コストで直接攻撃の打点を出すために少量の1コス虫や蜉蝣の閃きとの同時採用が望ましいです。さらにとびだす緑のゴマダラカミキリは採用率も攻撃力も低く、青であること自体が縄張り割りにも向いています。
追記※ヘラクレスのみ裏側ではなく手札に戻すでした。間違った情報を記載してしまい申し訳ありませんでした
・蟲の息吹
使うとエサに行き1ターン早く加速できる最強カード。1ターン目に使い次のターンに高体力や擬態持ち3コスで殴ることで大きなテンポアドバンテージを得ることができる他、壁がいないうちにサバクトビバッタを直撃させて重いデッキを即死させることも可能です。また相手が息吹を使っていない場合に、4コスを先に出して殴っても4コス虫で殴り返されることがなく、高確率で生き残りながら縄張りを詰める強い動きを取ることができます。これと比較されるミツツボアリは手札消費が激しく、1コス虫故にデッキ全体のパワーも落ちるため重い虫で殴り合いをするデッキには息吹ほどあまり向いていません。
・蓑虫の隠れ蓑
体力を500上げ、虫の生存率を上げることで0コスで実質的にボードアドバンテージを得られる強化カード。相手の手札が少なく弱点を突かれなさそうなときに使うと無傷で1ターン貰えます。0コスであるため、重いデッキでも縄張りから引いてそのまま使いやすく盤面の逆転に繋がります。退魔の蚊遣火で虫ごと焼かれるのが最大の裏目で、終盤では相手が蚊遣火を既に切ったかどうかが戦況に大きく影響します。同じ0コスに強化カードを破壊できる埋葬虫の野辺送りがあり、突破が難しいと感じたら採用を検討できます。またカブトムシ系の裏返し効果で切り返せるため、カブトムシを雑に使わず、大型虫+蓑で蓋をされる前に縄張りを削り切っておく動きが重要になってきます。
プレイング・テクニックについて
※主観による考察が多めです
・とびだすケア
とびだす持ちのカードは既に飛び出す持ちが場にいるときには縄張りから出てきません。虫を倒すときにとびだすはできるだけ残すようにプレイするとリスクを減らすことができます。1ゲーム中のとびだす回数は勝敗に大きく関係するのでゴライアスを残してでも他の弱い虫を取ることも選択肢としてあります。殴れる虫が2匹いるときには、1匹だけ行ってとびだすを確認した後、とびだす処理or止まってとびだす機会と手札をあげないプレイを選べます(その際、2匹目の虫は縄張りを割ってから出して殴ると相手の判断を迷わせられます)。とびだす効果はあくまでも出るだけで、その虫の体力で受けられなければ縄張り割りを減らすことができないことに留意してケアしていきましょう。
・相手に手札を与えない
塵芥虫や蚊遣火での破壊では縄張りは減りません。これは完全にデメリットではなく、手札を与えずに相手の展開をトップ頼みの運ゲーに持ち込む意味もあります。とくに相手が先行なら手札が少ないのでエサ置きを苦しくさせられます。塵芥虫+攻撃で取れるときは縄張りを詰めていくか選べるのでうり裏目の無いプレイを優先しましょう。
・先攻後攻の取り方
前述のとおり速攻が弱いプールなので、息吹を先に引いて有利を取るためにドローできる後攻が基本的に強いと考えています。
先に縄張りを割りに行くと1枚分だけ弱点をつける虫を引かれやすくなり縄張り争いが不利になりやすいため、盤面有利を作ってから殴りに行くのが安定しています。例外は初手に息吹があり、上から攻撃されない擬態持ちで攻撃するプランがあるデッキで先攻を取った方がいいです。息吹+とびだす複数枚の場合もどのみちエサ置きからトップ勝負になるので先攻でいいです。
・瀬戸際の虫時雨はパーフェクトネイチャーではない
コスト指定がなく派手な効果から蟲神器界のパーフェクトネイチャーと騒がれている瀬戸際の虫時雨ですが、自壊のデメリットのため最終盤の詰めを取りに行く場面以外では使いづらく、特に手札の管理が厳しい中盤の殴り合いでデッキトップから引いて腐るのが最大の弱みです。デッキ枚数と初樹手札が少ない蟲神器ではデッキ全体の虫の総合的なスペックがデッキパワーとトップの強さに直結し、虫時雨を2枚詰むことはかなり厳しいです。
このカードの強さは大型虫をエサ置きしていいデッキにできるため重いカードの枚数を増やすことが許容でき、終盤に高い爆発力でゲームを決めることができることにあると言えます。虫時雨はエサ置きの概念を変える上級者向けの強力でピーキーなカードであり、パーフェクトネイチャーのような絶対に入れないといけない最強パワカでもなければいつ打っても強いカードでもないことを最後に伝えておきます。
スタータ―2個改造デッキ一例
高体力の虫と塵芥虫で序盤を耐えて、4コスト+蓑虫やオオカマキリ+大顎で切り返すのが基本の動きです。高コストが多めで終盤になるほど有利になるので、相手に手札を上げたくない場面で攻撃しないことも大切です。
ミンミンゼミは頼りないのでこの際とびだすは全抜きしトップの強さを上げ、改造済みデッキに立ち向かえるように構成しています。記事で触れた強力なカードもスターターにほとんど入っているので慣れてきたら応用の動きを試してみてください。ブースターを買えた人はSR虫を入れ替えたり強いとびだす持ちを積んで強化してみましょう!
終わりに
スターター限定に環境を定義しているカードが多く存在しているのでブースターを買えない人でも2コイチデッキで蟲神器独特のゲーム展開を楽しむことができ、初心者でもとっつきやすいので是非遊んでほしいです!
まだ黎明期でカード資産も乏しい今だからこそ楽しめる奥深さが確かにここにあります!
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