1日1文化財コンテンツ No.4 松平忠吉像
使える文化財のデジタルコンテンツを紹介します。
No.4は松平忠吉。徳川家康の子で、関ヶ原の戦いで、No.3で紹介した島津義弘勢と戦い、負傷した人物の肖像です。
『関ヶ原合戦絵巻』に描かれた松平忠吉の像です。
唯一、家康の子のうちで、関ヶ原の戦場に立った人物です。この戦いでの傷がもとで若くして亡くなってしまいますが、凛々しい若武者として、黄と青の色鮮やかな甲冑姿で描かれています。
忠吉所用の甲冑で関ヶ原の折にも着用したと伝わる銀箔置白糸威具足は、徳川美術館に所蔵されており、ネットでも見ることができます(https://www.tokugawa-art-museum.jp/about/treasures/armor-metal/004/)。その甲冑と本画を見比べてみると、甲冑の配色は異なります。まぁ、絵巻の作者も実物を見れたわけではないでしょうから、所用の甲冑と違うというのも酷ですが・・・。
忠吉が関ヶ原に臨んだ時は、忍城主でしたし、戦後は清須城主として尾張国を領しました。各地域で忠吉を取り上げるときには、本コンテンツを利用してみてはいかがでしょうか。
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