私が漢検1級合格するまで(そして未来に向かって)

(目次)
1 はじめに
2 漢検の受験歴
3 漢検1級までの道のり①(勉強するきっかけ~準1級合格まで)
4 漢検1級までの道のり②(Twitter開設~1級合格まで)
5 Twitter等で頂いた質問への返答
6 使用した教材
7 おわりに

1 はじめに


初めまして! めらると申します。TwitterやInstagramの方で、主に勉強の記録や旅行の写真を投稿しています!(アカウント名 rekiken_622)
なぜ私がブログ(note)を書こうと発起したかというと、大きな目標である漢検1級(正式名称:日本漢字能力検定 1級)に合格したからです。
『1つ資格を取得しただけじゃん・・・』『そんなに喜ぶ?(笑)』って思われる方も中にはいるかもしれませんが、私にとっては涙が止まらないほど、とても嬉しいことでした。なぜそこまで嬉しい気持ちになれた理由については、後ほど詳しくお話します。
私の今までの歩み、メッセージ等に、少しでも共感してくだされば、幸いです。また私の勉強方法についても詳しく話すので、そちらの方も参考になれば、嬉しいです(笑)

2 漢検の受験歴

まずは私の漢検の受験歴について紹介しようと思います。実はTwitterやInstagramでも紹介したことがないので、今回が初公開です。

漢検の受験歴(Excelで作成)

3 漢検1級までの道のり①(勉強するきっかけ~準1級合格まで)

初めて漢検に出会ったのは16年前(2007年)で、親から勧められたことがきっかけでした。当時の私はそこまで漢検に興味が無く、どちらかというと漢検の勉強をやらされていました(笑) ですが、漢字の勉強は嫌いではなく、小学校の頃の漢字の宿題は、指定されたページ以上に頑張った記憶があります。その結果、小学校の漢字大会でも結果を残せるようになりました。

余談ですが、小学校の頃の私は天文学・歴史学以外に、雑学も好きで、難読漢字を書いて、同級生に自慢していたのを覚えています(笑)また東大王?頭脳王?(番組名は覚えていませんが)みたいなクイズ番組を偶々見ていた時に、漢字の読みで『丫』が登場していて、(家のテレビの前で)答えることが出来たのを覚えています。(漢検漢字辞典を買ってすぐだったので、最初のページに登場する『丫』を偶々覚えていたから答えることが出来ました)これを機に、難読漢字にハマっている時期もありました。(鞦韆や薔薇は小学生の時に覚えていました)また当時は、ポケモンにハマっていたのもあったので、自分が見つけた(難しい漢字専用の)自作図鑑を作っていました。(この頃から辞書さらいが好きだったという・・・)

10級からスタートしていますが、(当時の私は)漢字が好きとはいえ、バリバリ苦手でしたので、絶対合格出来るよう下の学年の級を受験していました。7級は小学5年生の時に取得しましたが、それ以降漢検から離れてしまいました。再び漢検を受験したのは、その7年後で、私は高校生になっていました。その時は準2級を受験しましたが、四字熟語と部首以外殆どノー勉で挑んでおり、165点という微妙な点数で合格していました(笑)当時、私の周りは2級を受験する人が多かった上、親も2級を取得していたので、2級を受験するよう勧められていましたが、やる気がありませんでした。(現実逃避・・・)

2級受験から逃げ続け、3年が経った頃、私は大学3年生になっていました。
コロナ等もあり、大学2年生の時期は、旅行や大学での野外活動等も殆ど無かったので、家で過ごす日が続き、ダラダラしていました。この頃まで動画投稿もしていたのですが、事情により終了し、長年続けていた『太鼓の達人』も引退することになりました。(コロナや体力低下が理由で)
『このままダラダラ毎日を過ごすのかな・・・』と茫然自失だった私が、偶々YouTubeで動画を探していたら、ある動画と出会いました。その動画がこの先の私の人生を変えたのです。その動画を見終わった時に、『もう一回漢字の勉強をやりたい。苦手だった漢字の勉強から、自分を変えてみたい。』という思いに溢れました。『まずは、2級から頑張ってみよう!』と決心し、親が持っている問題集(親が2級受かっているので)を借りる所から再スタートしました。

2級の問題にある程度慣れ、過去問でも合格ラインが見えた時に、準1級の問題集を購入しました。(2021年 5月頃)本来なら2級合格で目標達成なのですが、やる気に満ち溢れていた私は10月で準1級と2級をダブル合格したいと考えていました。10月の本番まで毎日欠かさず勉強を続け、特に準1級は問題集5~6冊もほぼ完璧に熟していました。その甲斐もあり、2021年10月(R3-2)で受験した2級・準1級は、両方合格することが出来ました。特に準1級に関しては、合格率5%台の難しい回でもあったので、合格発表で大いに喜んだのを覚えています。漢字に対する苦手意識を少しだけ払拭出来たことに、少し自信を持ち、1級の勉強へ突き進むことになりました。

4 漢検1級までの道のり②(Twitter開設~1級合格まで)

2級・準1級を合格した記念に、Twitterを始めました。(漢検を通して)色んな人と繋がってみたい気持ちが強かったので、Twitterを始めてからは、勉強のモチベーションはさらに高まりました。準1級同様、1級も配当漢字を全て自分のノートにまとめる作業(辞書さらい)からスタートしましたが、1級の配当漢字は沢山あり、その作業だけで2ヶ月かかりました(笑)作業を終えたのが、12月下旬だったので、2021年の年末から本格的に1級の勉強を取り組みました。(使用したテキストに関しては、後ほど・・・)

2022年2月頃、私は過去問(10年前ので)で160点に届きそうな所まで実力がついていました。(今までは2級と準1級の勉強を両立していたので、)勉強する時間の殆どを1級に費やすことが出来たからです。『この調子でいけば、6月の本試験で合格出来るのでは?』と少し自意識過剰になっていましたが、そんな私を待っていたものは、『就活』でした・・・(泣)基本的に就活は3月からスタートするので、私も就活を進めながら、漢検の勉強を続けていました。早く就活を終えて、沢山勉強したい気持ちが強かったので、ESや就職に向けた試験勉強も真剣に取り組んでいました。そのため6月の漢検は、辞退することになりました。2回連続で漢検を辞退した私は、『棄権するのはこれで最後、10月の試験は絶対に受験する。』と強く意気込み、遅くても10月までには、就活を終わらせるつもりでした。

2022年8月・9月頃、就活中も漢検の勉強は続けており、模試は170点前後、過去問は180点前後取れる所まで実力はついていました。しかし就活は不調が続いていました。暫くの間、やりたい仕事が見つからずにいたので、途方にくれていました。(因みに最終的に内定を頂いたのは2月でした)

将来に不安を抱えたまま、10月の漢検(R4-2)は受験することが出来ました。念願の1級初受験だったので、試験前日は(自分がSASUKEに出場するみたいに)燥いでいました(笑)模試でも180点以上出せるようになっていたので、自信はそこそこありました。しかし・・・ 惨敗でした。
自己採点をした時に、徐々に顔が青褪めていたのを覚えています(笑)
落ちる覚悟はあったものの、実際に不合格通知が来た時は、すごく悔しかったです・・・(今まで受験した漢検は全て合格してきているので)
見直しの甘さと時間配分ミスが無かっただけで、+10点は取れる見込みでしたが、トータル148点なので、結局落ちてますね(笑)自己採点から4点下がっているのもあったので、自分はまだまだだと実感しました。

R4-2の試験を終え、次の試験に向けた準備を進めていく訳ですが、『次の試験(R4-3)が大学生最後の受験になる』と考えてしまうと、次で受からないといけない気持ちが一層強くなりました。見直しや時間配分(解く順番等)といったテスト力の改善を模試で何度も練習しました。また本試験で間違いが多かった常用漢字の表外読みや大見出し語(特に常用漢字の)の書きを中心に特訓しました。表外読みは全て覚え、大見出し語の知識も徐々に広げていきました。(勿論他にも色々と勉強していましたが、表外読みや大見出し語を中心に取り組んでいました)

2023年2月12日、遂に(2回目の)漢検1級受験の日が来ました。リベンジ戦ということで、『今回こそは・・・!』という気持ちが強くありました。(しかも2月12日は私にとって忘れられない日だったので・・・)
試験が始まり、表面の大問2(書き取り)に少し時間がかかっていたので、『今回もダメかもしれない・・』という気持ちに一瞬なりました。ですが裏面の問題を半分解き終えた時に、手ごたえを感じ、『今回はいける!!』という気持ちになりかけた時に、シャーペンの芯がなくなってしまいました(苦笑)幸い予備に鉛筆を用意していたので、残りの空欄は全て鉛筆で埋めました。少し字に心配はあるものの、前回より手ごたえを感じていたので、安堵していました。(余談ですが、試験終了直後に『鴨』と『鴫』を間違えていることに気付きました)

自己採点は181点だったので、『今回はいけるのでは?』と思っていましたが、前回(R4-2)よりも字に自信が無かったので、結果発表まではずっとドキドキしていました。漢検の合否確認が出来る日は3月9日からですが、その日は卒業旅行2日目だったので、旅行中もドキドキしていました(笑)
迎えた3月9日、バスの中で(スマホで)合否確認を行い、自分が合格していることを知りました。(バスの中というのもあったので)燥ぐことは出来ませんでしたが、小さくガッツポーズはしました(笑)この日の私は、『見たことがないくらい今日はテンションが高かった』と(一緒に旅行で来ていた)友人に言われました(笑)ですが生涯この日を忘れることは無いと思います。(素敵な一日でした)

5 Twitter等で頂いた質問への返答

Q1
めらるさんのユーザー名は、『rekiken_622』ですが、622は何の数字ですか?
A1
私の親友の誕生日です。因みにrekikenは『歴史研究』の略称で、親友とよく2人で歴史研究を行っていました。(小学校の頃ですね)

Q2
四字熟語はどれくらい知っていますか?
A2
言葉だけなら約3000語は知っています。意味も含めてでしたら、2000語ぐらいだと思います。


6 使用した教材

私の本棚(一部)

(2級)
〇 頻出度順漢字検定2級問題集(成美堂出版)
親から譲った問題集ですが、漢検再勉強の起点はこのテキストです。解きやすい上に、本試験に出やすい問題がピックアップされているので、便利なテキストでした!
〇 漢検過去問題集 平成30年度版・平成29年度版
過去問からも出題される問題はあるので、過去問を解いたおかげで正解出来た問題も幾つかありました。13回分あるので少し大変ですが、合格を目指すのであれば買うべきです!(2年分あれば、充分だと思います)

(準1級)
〇 頻出度順 漢字検定準1級問題集(成美堂出版)
2級同様、成美堂さんの問題集ですが、準1級の勉強もここから始まりました。このテキストの良さは、頻出問題が揃っているだけでなく、付録が充実している所もあります。準1級配当の漢字は知らない(書けない)漢字が大半なので、問題を解く前に付録に付いている準1級配当漢字一覧を一通り見ておくのもアリだと思いました。私はこの付録を用いて、配当漢字全てをノートにまとめる、所謂辞書さらいを行いました。この勉強法に関しては、賛否両論だと思います。(最短合格を目指す人にとっては、遠回りの道なので)しかしこの前積み(辞書さらい)をしたおかげで、問題集の読み問題(特に音読み)はそこそこ解けるようになりました。また配当漢字を全て書いている訳なので、書くのに困る字が無いというのも、メリットの一つだといえます。(書けるまで、書く練習を行うので)

〇 カバー率測定問題集 漢検マスター準1級(ナツメ社)
このテキストは偶々BOOK OFFで入手したので、版は古めのものです。こちらのテキストも頻出問題が揃っており、付録も充実しているので、こちらもオススメの一冊です!私が準1級の勉強の軸となったのが、このテキストと成美堂さんの問題集です。

〇 漢検準1級 分野別精選演習/漢検準1級 完全征服
精選演習はTSUTAYAで、完全征服はAmazonで購入しました。漢検公式が出している問題集なので、基本的に過去問をまとめているものです。私の場合、既に準1級の問題集を二冊解いているので、殆ど正解することが出来ました。しかし文章題に登場する知らない熟語や付録についている常用漢字の表外読み一覧は大いに役に立つと思います。

〇 漢検過去問題集 15年分 (平成17年度版~令和3年度版)
※平成24年度版と平成25年度版は、準1級合格後購入しました。
準1級合格のみ目指されている方は、過去問5冊あれば十分だと思いますが、直近の過去問の方を揃えた方が良いと思います。(10年以上前のものになると簡単すぎるので)

〇 本試験型  漢字検定準1級試験問題集 ‘21年度版(成美堂出版)
最初に紹介した『頻出度順 漢字検定準1級問題集(成美堂出版)』とセットで購入される方も多くいると思いますが、この試験問題集の難易度はそこそこ高めです。私自身この試験問題集を解いて、160点いかなかった回もありました。(159点・・・)そのためこの問題集は、ある程度実力が備わってから解いた方が良いと思いました。(四字熟語が特に難しいです)

〇「おまけ」2つの級を同時にゲット!漢字検定 1級・準1級(高橋書店)
購入したのは、準1級合格後でしたが、図書館でこの本を借りた時に、解いていた時期もありました。問題数はそこまで無いですが、偶にマニアックな問題があるので、中々面白いです。ただこの問題集は一昔前のものなので、今の本試験とは難易度の差にギャップを感じるかと思います。

(1級)
〇 漢検漢字辞典 第二版
私が最初に始めた勉強は、準1級同様辞書さらい(1級配当の漢字全てに目を通し、ノートにまとめる作業)でした。この作業は半ば私の趣味みたいなものですので、ここまでする必要は無いと思います。しかし1級配当の漢字は読めるどころか見たこともない漢字が大半なので、問題集を解く下拵えに丁度良いのではないでしょうか?因みに私はこの作業だけで、2ヵ月かかりました(笑)

〇 頻出度順 漢字検定1級 合格!問題集
辞書さらいを終え、最初に私が解いた問題集になります。準1級同様、(辞書さらいの効果で)読みの問題はまあまあ解けるようになっています。しかし書きの問題や四字熟語、当て字は難しかったのを記憶しています。知らない言葉も沢山あるので、意味はその都度調べながら学習を進めていきました。1か月程度でこの問題集の問題は殆ど理解し、過去問でも少し解けるようになりました。ですが(当然)このくらいで、合格ラインは見える訳もなく、あくまで基礎中の基礎が頭に入っただけでした。

〇 漢検1級模擬試験倉庫さん
次に私が取り組んだものは、漢検1級界隈でも有名な倉庫さんの資料でした。問題を解くというよりも、1級の大見出し語(漢検漢字辞典に太字で記載がある言葉のこと)の表を印刷し、まずは読みから始めました。(最初の頃は6割ぐらいしか読めませんでした)次に1級大見出し語表に記載がある熟語は一通り書いてみて、意味を調べながら辞書さらいを行いました。しかし(1級大見出し語表は)1000語以上あり、中々覚えられずにいたので、大見出し語表の書き練習は、一旦後回しにしていました。1級訓読み表や常用四字熟語表など様々な資料がある倉庫さんですが、これらに手をつけたのは、6月頃でした。(問題集や模試を解き始めたのは、さらにその後でした)

〇 漢字逞筆さん
倉庫さん同様、漢検1級界隈で有名な逞筆さんの資料は、私の勉強の大きな支えになりました。倉庫さんの勉強を一旦中断した後、逞筆さんの資料を中心に学習を進めていきました。「初学者向け」「合格者向け」などレベル別に問題が構成されているのですが、最終的に全て解いた方が合格に繋がると思いました。(余裕をもって合格するのであれば)逞筆さんの資料をメインに勉強した結果、読みは勿論、四字熟語や当て字、故事・諺も実力がついてきました。逞筆さんの模試を解いたのは、(実は)つい最近でしたが、逞筆さんの資料を2周・3周することで、基礎は定着しました。

〇 漢検1級分野別精選演習/漢検1級完全征服
精選演習は本屋で購入しましたが、完全征服はAmazonで購入しました。(完全征服の方が入手するのが難しかったです)準1級同様、問題の難易度はそこまで難しくありませんでした。(過去問を編纂しているものなので)しかし文章題の問題量はそこそこあったので、良い勉強になりました。余談ですが、去年の関西旅行中に問題集1冊(完全征服)を終わらせる謎企画をしたことがあります(笑)

〇 本試験型  漢字検定1級試験問題集 ‘14年度版(成美堂出版)
BOOKOFFで購入した問題集ですが、こちらの問題集も大いに役立ちました。ただ1級配当ではない読み方が存在したりするので、問題を解く際は、注意した方が良さそうです。(今の版は多分解決していると思いますが)

〇 漢検 四字熟語辞典
1級配当の四字熟語は辞書さらいを行い、ノートにまとめた後、常用四字熟語800(倉庫さんの資料)に記載がある常用四字熟語も手を付けました。書いた四字熟語は、紙で隠せるようにしているので、書きを練習する時にも使用することが出来ます。本試験直前は、自分でまとめたノートを中心に学習を進めていました。(試験前は必ず見直します!)

〇 漢検過去問題集 20年分 (平成15年度版~令和4年度版)
準1級を勉強していた頃に、購入していた問題集があるので、そのまま使用しました。また(折角なので)過去問を揃えてみたい気持ちが少しあったので、最終的に20冊になりました(笑)一番高いもので、3000円近くしたので、総額は数万円単位ですね(笑)高額になりましたが、20年分解いたことで、試験前に大きく自信はつきました。

〇 その他の勉強
主な勉強は既に紹介しましたが、これらの勉強は10月(R4-2)の本試験前までに完了していました。しかし合格点まで10点近く足りなかったので、勉強量が足りなかったことを痛感しました。(ケアレスミスや時間配分に気を配っていたら、ギリギリ合格出来た可能性はありますが、それでもギリギリです)ケアレスミス(見直しの徹底)、時間配分に気をつけることは勿論、余裕を持って合格出来るように、それなりの勉強を行いました。その勉強については前の章でも語っていますが、再度詳しく紹介します。

勉強した内容は大きく分けて3つです。1つ目は表外読み(その書きも)の徹底です。(絶対間違えない気持ちで)常用漢字の表外読みは全て覚えました。その結果、今回の試験(R4-3)で登場した「詣る」や「調る」は迷うことなく正解することが出来ました。2つ目は大見出し語の徹底です。大見出し語の数は膨大にあるので、(当然)全部は覚えきれていないですが、少なくとも(新たに)1000語以上はプラスαで覚えました。その結果、今回の試験では、「歳徳神」を書き取りで正解することが出来ました。(この勉強は前の章で触れていないですが)3つ目は今まで学習した問題や資料を隅々まで振り返りました。対義語・類義語の解答側だけでなく、問題側の熟語も書けるかどうか練習しました。そして(私が)間違えた問題や自信が無い問題をまとめた1冊のノートを用意し、試験直前は必ずそのノートを見直すようにしていました。

7 おわりに

かなりの長文になってしまったので、一部分だけでも読んでくだされば、大変嬉しく思います。Twitter等でも告知はしていますが、漢検の勉強はこれからも続けていく予定です。仕事と他の勉強をしながらでの勉強なので、合格し続けるのは正直厳しいと思っています。隙間時間を見つけて少しずつ頑張ります(笑)最後に読んでくださった方に(また長文になりますが)メッセージを送ります。

『私自身、挫折や失敗を沢山経験しました。努力しても結果が出ないことに嫌気がして、努力することを端から諦めた時期もありました。特に仲が良かった友達と別れたり、(不登校や学校を辞めたりして)毎日誰かと比較され、劣等感に悩み、暗い時期が続いたこともありました。(一番仲が良かった)親友と死別することになった時は、目の前が真っ暗になり、(いつまでか覚えていないくらい)毎日1人でずっと泣いていました。もう立ち直れないと思っていましたが、今は少しだけ立ち直れています。今でも寂しがりやではありますが(笑)
私は色々と過去に辛い思いをしてきましたが、今は毎日が幸せですよ。自分が凄い(周りから認められてほしい)という人間になるのではなく、周りの人を支える・助けるために、力を注ぐ人間の方が自分に合っていることに気付いたからです。自分のことを自慢したり、自分の経歴を知って周りから「すごいね!」と言われるより、周りから感謝される方が遥かに嬉しいし、自分のモチベに繋がります。
「自分は何も出来ない」「毎日が苦しい」と感じている方は、是非そういう考え方を持って生きてください。見返りを求めるのではなく、「少しでも人の役に立ちたい」という前向きで、謙虚な気持ちを忘れずに持っていたら、必ず周りから感謝される日が来ます。
私と同じように(周りから比較されたりして)「自分に自信が無い方」は自分に合ったものを見つけるのもアリだと思います。私も自分に自信が持てなかったり、失敗続きで10年以上苦しみましたが、(苦しみや失敗が多ければ多かった分)大きな成功(漢検1級合格)を掴めた時の嬉しさは感無量でした。どんなに失敗が続いても、(「明けない夜はない」という言葉があるように)必ずいつかは実を結ぶ日は訪れます。耐え難い日々を乗り越えて、味わう成功の大きさは、乗り越えた人にしか分かりません。自分に自信を持つことは難しいことですが、自信を持てるようになれば、他人から何言われようと気が沈むことは減っていくと思います。自分に自信が持てそうなものを探して、努力し続けて、達成して、自分らしく強く生きてください。(そしたら自分にとって、大事なものにも気づくはずです。)
長くなりましたが、私が一番伝えたいのは、「自分らしく生きること」と「自分を支えてくれた人への感謝と(今度は自分が)支えてあげたり、困っている人に手を差し伸べる心」の2つが大事だということです。(恥ずかしながら)私自身、最近まで(そういった)大切なものに気付けなくなっていたので・・』

結構暗い話になってしまいましたが、このメッセージを見て、(今まさに同じ境遇の人が)少しでも気が晴れたり、「頑張ってみよう!」という気持ちになってくれたら、本当に嬉しいです。
私自身も人生はまだまだ長いので、この気持ちを忘れずに、前を向いて何事も頑張りたいと思います!



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