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TSG2018最優秀賞のparnoviが1次審査の時に意識していたことは??《生原稿も公開!》


ちょうど1週間前、TOKYO STARTUP GATEWAY2019の応募締め切りがありましたが、なんと1803人の応募があったらしい です!!

去年よりはるかに多い!!!すごい!!!👏👏👏👏👏
(事務局のみなさん本当にお疲れ様です🙇‍♀️)

前回、7/7のエントリー審査締め切り前にnoteを書いたら、多くの応募を検討されていた方に読んでいただけたみたいで、たくさんの連絡をいただきました!(添削も7-8人させていただきました😊)

※お気軽にDMいただければ、TSG応募の添削や、事業の壁打ち、ピッチの練習まで、お力になれることはなんでもさせていただければと思います。
たくさんの方にご連絡いただいた場合は有料にさせていただくかもしれませんが、高校生は原則無料、大学生もご飯かお茶奢ってもらうくらいで!社会人からは正当な対価をいただきます。笑
お気軽にTwitterのDMまでご連絡ください〜!

添削した方、どうやら全員エントリー通ったみたいでよかったです👍

前回の記事を出した後、「お金払ってでも見る価値がある!絶対有料に有料にした方がいい!!!」って何人かに言っていただいたので、今回は途中から有料にしてみたいと思います。笑

1次選考がなぜこの形式・この問いなのか、の分析から各問いで問われることまで割と細かに載せましたので、よかったら見てみてください。

もちろん昨年parnoviが提出した内容も一言一句そのまま載せています。


一次審査で問われる内容は以下のようなものでした(あくまで2018年のものです)


(0-1)世の中や世界を変えるアイデアを一言で表すと?(35文字以内)

評価経済でペット社会のインフラを築き、動物の社会問題を根本から解決する

この辺はエントリー審査で考えているはずなので、大きく変わっていない限りはそのままで良いのではないかと思います!

parnoviもエントリー審査と一言一句変えませんでした。


(0-2)アイデアの概要(200字以内)

「動物リテラシーの向上」のために、ペットを飼いたい人・飼っている人誰もが見る口コミ評価のプラットフォームを、「自律的に回るように」評価経済や仮想通貨の仕組みを用いてユーザーや店舗の信用を可視化することで設計します。エビデンスに基づく情報の掲載に加え、ユーザーが店舗やサービスを評価する過程でアニマルリテラシーを向上し、また評価の高いユーザーや店舗には特典や宣伝効果がメリットとなるようデザインします。

簡潔にまとめるのってすごく難しいですよね。よくこういう文章書くときにやりがちなのが、「書きたいこと全部書いてから削っていく方式」なのですが、書き出してからだとあれも大切、これも大切ってなってしまうので結構悩みます。笑

どちらかというと、「自分が伝えたいことの本質はなんなのか」といった骨組みからはじめて肉付けをしていく方が良いです。

「自分が伝えたいことの本質」と言われても難しいと思いますが、「今、自分の隣に座っている人に10秒で自分がやりたいことを説明してください」と言われて10秒で出てくる言葉が本質です。とりあえず文字起こししようとするのをやめて、スマホでレコーダー用意して10秒でやりたいことを吹き込んでみてください。(録音しないとなんて言ったか忘れる。笑)それを文字起こしすればよいです!


(1)プロフィール・経歴・背景など

あなたの現職、職歴、実績、スキル、経験等のプロフィールを教えてください。加えて、あなたがエントリーしたアイデアを発案するに至った経緯や。このプランの実現への意気込みを教えてください。

現在、東京大学農学部獣医学科4年生です。小さいころから南米のウルグアイや中米のパナマで育ち、ガラパゴス諸島やアラスカなどの大自然を目の当たりにして、動物に囲まれながら育ってきました。初めて話した言葉はパパでもママでもなく、「んま(馬)」だったくらい動物が好きです。高校生のころ獣医学科のある大学に入ることを決め、現在の大学に入学後も、ブラジルやアフリカを一人で訪れて現地の獣医大学を見学し、世界の獣医療やペット社会を自分の目で確かめてきました。
こうした中で日本のペット社会を内外から見つめてきましたが、日本で起こっている種々の動物に関わる社会問題はほとんどが「日本人の動物リテラシーの低さ」に起因していると感じました。現状は一部の人が個人やNPOとして啓蒙や保護活動を行っていますが、結局それでは属人的で継続性がないし、深く広く浸透していないのが現状です。法律なども社会に追いついてきつつありますが、それよりも潜在意識から“当たり前をデザイン”することの方がはるかに重要で効果的です。「潜在意識から“当たり前をデザイン”する」というのは啓蒙のように言葉で訴えるのではなく、環境を整えるということです。例えばあるWEBページであるボタンを押してほしい時、そのボタンの上に「このボタンを押してください」とは書きませんよね。デザイナーは、ボタンの大きさや色・文字のフォント、配置などから閲覧者が自然とそのボタンを押したくなるようにデザインします。なのに、現状のペット社会はどうでしょう。「保護犬を引き取ろう!」「ペットを捨てないようにしよう!」と声高らかに啓蒙しているだけです。これではいつまでも“当たり前”にはなりません。僕は、獣医師としてひとつひとつの命に向き合うのはもちろんですが、これまで誰も解決できなかった問題を俯瞰的に社会のプラットフォームを造ることで変えていく、そんな「ペット社会を救う獣医師」になりたいと思っています。

基本的にこの項目は事業のWHYの部分になると思うので、
・なぜ自分じゃないとできないのか
・なぜ自分はこの形態の事業なのか
・そのアイデアはどこか生まれたのか
・なぜそれをやりたいのか
あたりについて語る必要があります。
他の人ではなく自分にしか書けないことを!!!

あとは、経験そのものだけを列挙するよりは、そこから得た気づき、感じたことをまとめ、それが自分が新しくチャレンジしたい事業にどうつながっているのかを明確に示すのが良いかと思います。この辺は就活と同じですね。(就活したことないけど。)

スキルっていうのは、「その人がこの事業をやるのに実現性はどれくらいあるのか」の手がかりになるので、それをアピールしましょう。凄そうなことを書けばいいってものではありません。

(2-1)具体的にどんなサービス又は商品を創りたいか?

又、それによってどのような世の中や世界、未来を実現したいですか?具体的に書いてください。

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