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【イケヴァン】お屋敷をSIMS4でつくってみた

イケヴァンのお屋敷をSIMS4で(おそらく)NoCCで再現してみました。
といっても実際に作ったのは1〜2年前のことです。あれからイケヴァンに触れる機会がすっかり少なくなり、つくったきりになってしまったことが心のどこかに引っかかっていました。今更ですが、せっかくなので記念として記事にした次第です。

※私が本編を進めていたのはウィル含むお屋敷メンバー12人(第1章?)まで。ヴラド以降は読めていませんので、その時点までの情報をもとに作成しています。
※当時できるだけ本編やその他シナリオから情報をかき集めてはいたのですが、どうしても収集がつかない箇所は改変したりオリジナルでつくった箇所もあります。
※現在かなり記憶が曖昧になってしまい、各部屋の呼び方など公式ゲーム内と異なるところ多々あると思います。。。

1.外観

正面
右側
右側の棟の中庭

本当は、下記図左のように正面からは半円の塔が真ん中に添えられた長方形の本館が見える構造がスチルの状態と思うのですが、SIMSの建設枠の制限というか私の力量不足というか、理想の構造では各部屋を収めることが難しく、泣く泣く図右の構造に変更しました。

2.間取り

凡例
緑枠 :共有スペース
黄色枠:個人の部屋

・主人公がくぐってきた扉は3F伯爵の部屋の近くに。ナポ、テオが最初に主人公を発見したとのことで、二人がいそうな遊戯室(正しくはビリヤード室?だっけ?)を扉の近くに添えてみました。
・セバスの部屋はキッチン横とも迷いましたが一旦玄関の近くへ。
・基本的に1階は共有スペース以外は使用人の部屋になるのが常と思いますが太宰はあまりそういうのは気にせず、むしろ気軽に窓から出入りできることを重視しそうなので日本人同士セバスの隣にしてみました。
・レオナルドの部屋はよくいる図書室の隣に。
・ピアノ室はモー君の部屋の隣に。2F下側のメンバーは穏やかなメンバーで固めました。
・反対に3Fは、テオ・アーサーの部屋を置いてにぎやかに。ビリヤード室へも行きやすいし。必然テオの隣のフィンの部屋も日当たりの良い3階になりました。
・伯爵の部屋(主寝室)と主人公の部屋(客室)および衣装部屋(控えの間)は、3F屋敷の一番奥にしてみました。
・大浴場も本館内にあるのかもしれませんが、あのスチルで見る古代ギリシャあるいは古代エジプト風を思わせるほどの大きな浴場がどうやっても本館に収まらなかったので、別館扱いにしました。

3.共有スペース(本館)

玄関ホール
玄関ホールの階段を上がって玄関扉の方を見下ろした様子。オリジナル。
談話室。自分でもお気に入りの出来!
談話室を吹抜から見下ろした様子
図書室。図書室のアバター好きだったなあ
食堂。左奥はキッチンに続いています(公式とは左右反転しちゃってます)。太宰は奥の窓から入ってくるのかも。
キッチン。この近くに地下への階段があり、B1食料庫に続いています。
B1食料庫
ピアノ室
ビリヤード室
塔の上(?)(ナポ本編によく出てくる場所)
廊下
各棟をつなぐ、中庭に面した廊下(オリジナル)
時空を超える扉の奥

4.個人の部屋

セバス
太宰。この屋敷をつくってしばらく後、SIMS公式で和室向けアイテムや床に段差をつけられる機能が追加されたのですがこの時はまだなく、布団を泣く泣くベッドに見立てていました(ベッド感満載だけど……)。
ナポ
レオナルド。細々としたものを置くのが大変でもあり楽しくもあり……。NoCCでつくったので、小物のチョイスは公式のスチルと違いがあります。
モー君
アイザック
ジャンヌ
フィンセント。この部屋だけスチルに似せて現代的な窓にをはめているので、中庭から見上げるとちょっと違和感がある。
テオ。スチルでは掛け布団の柄はもっとシンプルだけど、SIMS標準アイテムに星月夜の柄を発見してしまい思わず使ってしまった。
アーサー
伯爵
主人公
控えの間(衣装室)

5.その他

中庭
大浴場
裏庭
東屋
裏庭全体(右のトピアリー・石像コーナーや左下の藤棚はオリジナル)
地下闘技場(ゲーム内での呼び方忘れましたが、ナポやジャンヌがよくいるあの場所)
馬小屋。ゲーム内で初めてここのスチルを目にした時、「こんな場所のスチルまであるの!?」と驚いた記憶があります。

6.終わりに

19世紀末フランスが舞台なので、全体的にアール・ヌーヴォーを意識してつくってみました。個人的にこの時代のフランス文化大好きです(嫌いな人はまずいないというほど人気のある時代、ベルエポックですが)。

イケシリは王宮で知って以来、幕末、戦国をちょっとかじる程度にプレイしていたのですが、イケヴァンはアプリリリースの翌日から2年程、イケシリ上でも、私の乙女ゲー史上でも最も熱心にプレイしていたタイトルです。他のシリーズにも好きなキャラ等もちろんいますが、イケヴァンはUI・デザイン、キャラデザ、世界設定、シナリオすべてにおいて「これはすごいアプリが出たなあ、私絶対ハマるなあ」とプレイ初日から感動したことを今でも覚えています。
特にモー君本編の、あの80年代の傑作映画を思い出させる全体のシナリオ進行と、モー君の特徴である音楽と紫色にゲーテの詩を絡めた構成は、おそらく私の人生における好きな乙女ゲームのシナリオ1,2位を今後も争い続けるんだろうなあと初見時から今現在でも思うほど大好きです。

話を屋敷に戻して……その数々の素晴らしい要素の中でも背景スチルが本当に好きで、ずっと「どういう間取りのお屋敷にみんな暮らしているんだろう」とわくわくしながらプレイしていました。
このお屋敷をどうにか3Dで再現したくて、初めてSIMSで建物をつくったのが本件です。今見ると荒いな〜と思う部分や、反対によく初めてでここまでつくったなあと我ながら感心する部分もあり、自分にとって思い出深いお屋敷です。
再現するにあたり、当時フランスの邸宅や庭に関する資料を読み漁ったり、後年実際にフランスに行ってちょっとした聖地巡礼じみたことをやってみたりしたのですが、イケヴァンのお屋敷って間取りやデザイン等の構想が制作チーム内でかなりのレベルで共有された上で、綿密につくられているんじゃないかと改めて感じました。調べ物中、何度も「おそらく間取りはこの本のこのページ、ここの階段はこの建物のこれを参考にしているんじゃないか」というようなことが何度もありました。

今は別のゲームに熱を上げているのでなかなか新章をプレイする心の余裕がないのですが(シナリオのよさ故に途中本当に切なくなったりやるせなくなったりして読むのにかなり気力がいる……)、いつか機会をみつけてちゃんと読みたいなと思っています。




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