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0.1mm印刷の世界…!テクダイヤノズル #100umノズルチャレンジ[@ReiyaSalt]

note」での久しぶりの投稿ですw 今回はテクダイヤノズルについて紹介とこれまで0.1mmノズルを使用して印刷した造形物とノズル清掃について紹介します。(今回記載したノズルはサンプル品の為,一部形状が異なる場合があります。)

テクダイヤノズルを入手した経緯

きっかけははるかぜポポポ師匠(@N3uuSp3ak)のツイートを見て「テクダイヤノズル!!すごぉ!」って思ってましたw

そして…私はこんなツイートをしました!小山社長からのリプをいただきました! ここから、テクダイヤノズルのサンプルをいただくことができました。

小山社長から「0.1mmと0.4mmノズルについて」の説明をいただき、私はすぐ「0.1mmでチャレンジしたい」とDMでやり取りしてましたw

テクダイヤノズル0.1mmの到着!

まずはじめに驚いたことそれは…ヤマト運輸で届いたことですw 封筒に入れて送られてくると思ったので驚きました!(当時の初期ノズルチャレンジャーの場合)

ノズルに入っているダンボールも大きくて、ノズルはカプセルの中に格納されていた! テクダイヤの本気を感じました!

実は「失敗は許されない」と考えながらチャレンジしてましたw

0.1mmノズルを上手くコントロールできるか不安でしたが上手く印刷できるようになり一人でガッツポーズしてましたw

小山社長の突っ走り炸裂!!

それは… まさかの0.15mmノズルもいただくことになったことですw わずか2週間経った後に0.15mmノズルがやって来ました!

0.1mm/0.15mmノズルの印刷環境とスライサー設定

印刷環境では,Amazonで購入可能な3Dプリンターを使用しました!

0.1mmノズルはKingroon KP3Sを使用しました。

0.15mmノズルではKingroon KP3を使用しました。

スライサーソフトはCuraを使用しました。(当時,Ultimaker Cura4.7)

0.1mmでは初期レイヤーを厚めにして印刷を行うようにしていました。

0.15mmでは0.2mmと同じような感覚で使用できるため初期レイヤーを0.15に設定しました。

ダイレクトエクストルーダーなのでフローは少なめにして調整しました(;´∀`)

0.1mmノズルに関するはるかぜポポポ師匠の記事はこちらです!

テクダイヤ0.1mmノズルで印刷したもの

【Sain Smart TPU(黒)による0.1mm印刷】

【デスクトップアーミーの50%サイズ印刷】

【JSTのXHコネクタハウジングを印刷】

【ハウジングに文字彫りしたバージョン】

【FDM機による名刺印刷】

この頃から0.1mmノズルの強みである薄い印刷が可能だと理解しました!

旭プレシジョンさんのテクノNACコート

テクダイヤノズルチャレンジに並行して旭プレシジョンさんの表面処理キャンペーンにも参加することになりましたw

0.1mmノズルの印刷できる素材について

テクダイヤノズルチャレンジャー(0.1)がノズル詰まりが起こったりしたPETGABSについてもテスト印刷をし検証しました!

【PETGでの印刷】

【ABSでの印刷】

詳細な温度等についてはこちらのスプレッドシートを参照

テクダイヤ本社に行ってきた!

はじまりは小山社長のツイートからでしたw

小山社長がKingroon KP3を購入することになり、東京に行くことになりましたw まさかのテクダイヤ本社に行くことは予想していませんでした(゚∀゚)

社員さんもめっちゃ優しい会社でした!テクダイヤの0.1mm/0.15mm/0.4mmが揃った! とても感謝しています!

(画像:上0.1mm,中央0.4mm,下0.15mm)

小山社長の紹介でQholiaの古川多夢社長さんからQholiaサンプルをいただくことになりました!

0.1mmノズルのノズル詰まりについて

ここまで読んでいただきありがとうございます! ふと気づいた人もいるのではないでしょうか?? 

「なぜ…0.1mmノズルなのに詰まらないのか」

正解は、0.1mmノズルを3回詰まらせました(;´∀`)

0.1mmノズルを扱う上で2つのことに注意し作業しています。

1. フィラメント交換時には完全分解によるノズル清掃

なぜかというと0.1mmならではの悩みでもあるからです。 一般的な3Dプリンターで使用されるノズル径0.4mmでは、フィラメント交換時に残るフィラメントを容易に押し出すことが可能な為、完全分解する必要がなく押し出しで解決することができます。実際は…0.1mmの場合、フィラメントが上手く送り出すことができません。

ダイレクトエクストルーダーであっても難しいです… コールドプルも私の場合、苦手で…

ここで考えたのが…

「ノズルを外して」→「ノズルを加熱」→「フィラメントを手で押し込む」

最初にノズルを詰まらせたときは出口付近(1mm)が大きな壁でした…

詰まった状態でエクストルーダーの力では押し込めないので、手で押し込むことになりました!

(画像:ノズル詰まりが発生したときのノズル内部)

ノズル清掃の方法は後ほど…

2. 原点位置の際にノズルとベッドを接触させないこと

3Dプリンターが原点調整する際にノズルがベッドと接触しないようにしてきました。この配慮は、ノズル到着したときに思っていました(;´∀`)

(画像:ノズル内部に光を照射したときの様子)

@ReiyaSalt流のノズル清掃方法

この方法は、ヒートブロックからノズルを外した状態でコールドプルを行う方法です。(※この方法ではバナーによる加熱を行います)

1. まずはコールドプルを行う

はるかぜポポポ師匠のコールドプルを行いフィラメントを取り除きます。

2. ヒートブロックから加熱状態でノズルを外す

ヒートブロックからノズルを外した後にフィラメントをエクストルーダーに手で差し込みます。 これによりテフロンチューブ内部に残っているフィラメントを取り除くことができます。

(内部にフィラメントが残っていると詰まる原因になります…)

3. ノズルをバナーで炙り加熱させてフィラメントを手で押し込む

ノズルを加熱した状態でフィラメントを押し込むのですが、このとき私はピンセットを改造したものを使用してノズルを持ってバナーで加熱しています。200℃だと10秒ぐらい230℃だと20秒ぐらい加熱します。

(画像:ノズルを持ちやすくする改造したピンセット)

ノズルをつかむ用のピンセット商品化も近いかもw

加熱した状態でフィラメントを手で押し込みます。このとき火傷には気をつけて(;´∀`) 息を吹きかけながら冷却させると早く冷ますことができます。

フィラメントを押し込んで先端部分からフィラメントが出てきたら成功です! このとき、無理せずに押し込むこと!!

4. 押し込んでノズルが冷めて来たらフィラメントを引き抜く

コールドプルと同様に冷めた状態を狙ってフィラメントを引き抜きます。

(画像:ノズル清掃の成功例)

このとき、無理せずに引き抜くこと!!

5. 3~4の工程を2~3回繰り返してノズルを清掃していく。

垂直にノズルを向けてまっすぐフィラメントが出てきたら完了です!

ライト等でちゃんと貫通しているか確認してください!

0.4mmノズル等でもできる清掃方法なので大事にノズルを使い方は試してみてください~

(この方法は、手間がかかることとレベリングのやり直しを毎回することになるので定期的に行うことをおすすめします…)

使用した工具

終わりに

去年(2020)では3Dプリンターとともに成長できた1年だと感じました!今年もいろんなチャレンジに挑戦していきたいです😆 今年もよろしくお願いいたします!!(*´ω`*)

別件ですが…「3Dプリンターの印刷方法」改訂第1.4版も公開しています!随時追記予定です!たくさんのご指摘・アドバイスお待ちしています!

サポート待ってますw(活動資金になります)

現在の計画はTwitter専用モニターですw

追記!!テクダイヤノズル発売!!#kaika

2021年1月8日の午後7時にテクダイヤ公式YouTubeチャンネルでテクダイヤノズルの新しい名前"kaika"の製品発表がありました(>ω<)

詳細については,下記のYouTube動画とkaika公式Twitterにて紹介されています!

2021年も楽しい3Dプリント出来そうです!(kaika801とkaika804買いますw)

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