記事非公開の理由(特に,記事のある側面に関するお詫び)と今後の対応

執筆者:立原 礼也

公開日:2024/6/9

本記事は執筆者である立原礼也本人の,個人の意思と責任のみに基づいて執筆・公開されている.

お願い

まず,私が2024/6/8の22時40分ごろ公開した,インターネット上のある記事(=以下「記事R」)に対するコメント(特にそこに見られる誤認や歪曲の指摘)の記事(=以下「記事C」)について,X(旧Twitter)上でのリポスト等で共有にご協力くださった方,賛同の意を示してくださった方,(批判的なものも含め)建設的なコメントをくださった方,等に心より感謝申し上げる.

そういった読者におかれては,たとえ内容上妥当だと固く信じているものであっても,記事Rの著者に関する批判的な対応(本人への直接的なメッセージ等)を控えて頂くよう,お願い申し上げる.そういったものを,すごく沢山というわけではないが,実際,複数見かけた.既に,必要な批判は届いているように思えるものであり,また,一人一人は冷静な批判のつもりでも,複数人が集まると,結果的に良くない構造が生じてしまうことは,有り得ることである.

念のためであるが,本記事(の以下に述べる内容)に関しても,私を擁護したり記事Rの著者の方を批判するような反応は控えて頂くよう厳にお願い申し上げる.

記事非公開の理由

改めて,私の記事Cについて,X(旧Twitter)上でのリポスト等で共有にご協力くださった方,賛同の意を示してくださった方,(批判的なものも含め)建設的なコメントをくださった方,等に心より感謝申し上げる.

一方,そのような方々には特に,現在,記事Cが非公開になっていることに関しては深くお詫び申し上げる.

非公開の理由は,特に記事の内容に賛同してくださった(と見られる)方々の中に,上述のような私が元々意図していなかった形の動きが見受けられ,また,それだけでなく,その背景を考えると,明らかに私に過失があったと思わざるを得ないことである.

まず前提であるが,私の記事Cで批判の対象となっていた記事Rの内容は,京都大学数理解析研究所の望月新一教授が創始したIUT理論に関する,全体的に否定的な論調の記事である.記事Rの内容は,一部には首肯できる面もあるものの全体的には私にとって承服しがたい内容であり,私が記事Cで行った批判の内容そのものがおかしなものであったとは現時点においても考えていない.また,インターネット上の発信には相応の責任を伴うというのは現代の普通の常識であるが,特に当該記事の著者は肩書として「サイエンスライター」を名乗っているため,なおさら批判は覚悟しなくてはいけないことである.

一方,しかしながら,記事Rの内容への批判を覚悟しなくてはいけないのはその通りだとしても,流石に,私のような(と自分で言うのも気が引けるが,世間全体から見れば)関係者(?)からの長文での批判を,唐突に,前触れもなく受け取ることは,流石に実質的に「寝耳に水」なのは仕方ないことである.また,記事Cの書きぶりも,今考えると,内容に集中しきれておらず,記事Rの著者に関して殊更に煽るような部分が皆無であったとは言えない.

記事Rの著者の,私の記事に対する応答記事は,内容上満足なものとまでは言えないものであった.しかし,上述の「寝耳に水」の状況や,私の記事Cの書き方の良くなかった部分も踏まえると,それに対する咄嗟の応答が不満足なものになるのは,仕方ない面がある.つまり,実質的には私のせいで,不必要に(=記事の内容上仕方ない部分を超えて)記事Rの著者の評判を貶めてしまった部分がある,と言わざるを得ない.

私としては,より冷静な対応が可能となるよう,あらかじめ記事Rの著者に連絡をしておく等,やりようはいくらでもあったのではないかと,今となっては自身の軽率さを恥じ入り,深く反省している次第である.

記事Rの著者の方には,私の記事Cの公開の仕方や,記事Cの一部における不必要に煽るような記述について,心より,深くお詫び申し上げる.

なお,念のためであるが,本記事に関しても私を擁護したり記事Rの著者の方を批判するような反応は控えて頂くよう厳にお願い申し上げる.

今後の対応

私の記事Cには「インターネット上における誤解の拡散に歯止めをかける」という本来の目的の意味では,多少は役に立った部分があるのではないかと考えており,それを非公開のままにしておくのも,いかがなものかと考えている.従って,記事は,時間をおいて再公開される予定である.

一方,私自身の過失を隠すような形にもなり得るので不本意だが,記事Rの著者に不必要な敵意等が向くことがないよう,記事Cの再公開にあたっては適切な編集が必要だと感じている.

この「適切な編集」を,より具体的にはどのようにするか,に関しては,時間をかけて考える必要があり,それが確定するまでは,記事は非公開のままとなる予定である.また,記事の再公開は特にアナウンスはされない予定である.

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