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【香港政府観光局×NEWT 対談】ありのままの香港の魅力を発信!〜NEWTだからこそ実現できたモニターツアーの裏側〜

こんにちは!令和トラベルPR Unitです。
NEWT 2nd ANNIVERSARY CALENDAR DAY14は、対談企画第5弾!

今回は特別企画として、香港政府観光局 ディレクター マーケティング・広報の蓑口(みのぐち)様とツアー企画ユニット長 井形との対談をお届けします。

現在は、『NEWT(ニュート)』のツアーのなかでも顕著に予約が伸びている人気エリアとなっている香港。人気の火付け役となったモニターツアーの裏側や、香港の魅力をたっぷりと語ってもらいました!

「香港のトレンド × NEWTの強み」を生かしたツアー企画

左:令和トラベル 井形 右:香港政府観光局 蓑口様

ー 本日はよろしくお願いいたします!まずはお二人の自己紹介からお願いします。

蓑口:
香港政府観光局の蓑口です。マーケティングと広報の責任者をしています。私たちのミッションは香港の魅力を発信することで、カスタマーの香港旅行への関心を高めること。そして最終的には香港渡航者数の増加に貢献することを目標に掲げています。

私自身は、4年前に香港政府観光局に入局しました。それまでは、香港の航空会社キャセイパシフィック航空に30年間在籍し、広報やマーケティングの責任者を務めていました。

井形:香港のプロモーションをずっと担当されているんですよね!

蓑口:キャセイパシフィック航空では香港以遠のネットワークの宣伝も重要でした。香港政府観光局に入局してからは、当然ながら香港に一点集中。香港ラブですね(笑)。

井形:令和トラベルの井形です。ツアー企画ユニットのユニット長をしています。組織長としてマネジメントも担いつつ、東アジアを中心としたエリアのツアー企画担当でもあるので、香港の企画にも携わっています。ツアーの企画・造成・販売だけでなく、政府観光局様や航空会社様とともに、各エリアの新しい企画や海外旅行を盛り上げていく手法なども日々考えています。本日はよろしくお願いいたします!

ー 2023年12月にインフルエンサーの植野有砂さんを起用した、香港のモニターツアーを令和トラベルと香港政府観光局様のタイアップ企画としてで実施されましたが、このツアーを企画した背景や当時の状況などを教えてください。

井形:実はこのモニターツアーを実施する前、コロナ禍からの香港開境直後となる2023年3月に、NEWTでは香港政府観光局様とのタイアップ企画第一弾となる「Hello Hong Kong」キャンペーンを実施しました。

私は前職でも香港エリアの販促に携わっていたので、香港ツアーはリピーターも多く、アジア諸国の中でも上位の予約数だったのですが、開境後は予想以上に厳しい状態でした。
NEWTの利用者は「U29世代」の方が多いのですが、コロナ禍以前から香港に旅行に行っていた方は、40〜50代の方がほとんど。

一方で、2023年2月に私自身も実際に香港に行ってみると、コロナ禍に新しくできた観光スポットが新旧の魅力がいい意味で入り乱れたくさんあって、「これは若い世代にも絶対刺さる!」と思える場所ばかりだったんです!

若い世代の方たちが「行ってみたい!」と思えるようなスポットを取り入れたツアーをつくることで、U29世代にも香港の魅力を伝えられるんじゃないか?と思い、香港政府観光局様に今回のモニターツアーのご提案をさせていただきました。

ー なるほど、香港のトレンドとNEWTの強みを生かしたかけ合わせた企画ということですね。今回、香港政府観光局様が令和トラベルとの企画に踏み出そうと思った背景や決め手はどんなことでしたか?

蓑口:2023年6月に井形さんから「若い世代があまり香港に行ってない」というお話を伺ったことが、実は大きなきっかけとなったんです。

私は開境後、まず香港に赴くのは “ 香港が大好きなリピーターの方 ” だと思っていました。でも、井形さんといろいろとお話していくなかで、いまの時代は「現地の情報をSNSで発信してくれる若者に、どれだけ訪れてもらえるか」がとても重要であると再認識したんです。

令和トラベルさんは、U29世代に向けたプロモーションを強みにされているということで、ぜひ一緒に香港への旅行者を増やす取り組みができたらと思いました。
過去に、他の観光局がNEWTを通じてモニターツアーを実施されたのを拝見していたので、我々も香港のトレンドを生かした企画ができたら面白そうだなと感じていたんです。

「U29世代に、香港の魅力を伝えたい!」ツアー企画担当の想いと、令和トラベルだからこそ実現できたモニターツアー

ー 今回のモニターツアーの企画にあたって、井形さんがこだわったポイントはどんなことでしたか?

井形:今回の企画の狙いが「U29世代に向けたプロモーション」ということだったので、20代の方に人気で、日常やファッションなどをマネしたくなるようなインフルエンサーの方をキャスティングして、ファンミーティングを開催することにしました。特にこだわったのは、写真に撮ってSNSでシェアしたくなるような、コンテンツを詰め込んだ企画にすることでした。

オープントップバスでキラキラした街を巡ったり、香港の百万ドルの夜景をバックに、大好きなひとと過ごす時間は、きっと若い方たちに楽しんでもらえると思ったんです。今回は、この企画にぴったりの植野有砂さんをキャスティングさせていただき、ファンミーティングを通じて、香港の歴史ある魅力と、トレンドの魅力を存分に味わってもらえるツアーにしたいなという気持ちでした。

蓑口:提案をお聞きしたときに、井形さんのその熱い想いがとても伝わってきましたよ(笑)。

ー そんなワクワクするような企画のプロセスで、特に大変だったこと、壁にぶつかったことってありましたか

井形:今回のコンテンツのこだわりポイントの一つでもあるのですが、EAST Hong Kong 32階のバー「SUGAR」をどうしてもファンミーティングの会場として使いたかったんですよね。ホテルの最上階で、香港の夜景が本当にきれいに見える場所なんです。現地の方にもすごく人気で、SNSで映えること間違いなしのスポットなのですが、会場として押さえるのがとにかく大変でした。

土曜日の夜のゴールデンタイムということもあり、最初はランドオペレーターさん経由で手配したら断られてしまったんです。私はどうしてもこの場所で開催したかったので、ホテルの方と直接やり取りをして、今回のツアーの目的や狙い、ツアーを通じてどんなことを実現したいのかなど、この企画への想いを直接お伝えして、なんとか「SUGAR」での開催をセッティングしたんです。

ツアー当日は、香港でしか見られない夜景を背に、植野有砂さんとファンミーティングを開催できて、すべてのコンテンツやセッティングにそれぞれの意味を持たせることができたツアーとなったので、本当にやってよかったなと思います。

「SUGAR」での植野さんと

ー ここまでこだわり抜いた企画ができたのも、令和トラベルだからこそかもしれないですね。蓑口さまにお聞きしたいのですが、今回の取り組みのなかで、令和トラベルだからこそ実現できたなと感じる部分はどんなところでしょう?

蓑口:井形さんから、今回のモニターツアーの狙いや目的、またそれを実現するためのコンテンツやキャスティングなどについて提案をいただいて、それぞれの裏付けや動機が非常に明確で、これはぜひお任せしたいなと思いました。企画を実行する上で、とても大事になってくる予算や、プロジェクト全体のスケジュールや進行管理も完璧でしたね。井形さんの熱意やこだわりも強く伝わってきて、安心しておまかせすることができました。

井形:そう言っていただけてうれしいです。ありがとうございます!

蓑口:インフルエンサーを起用した現地ファンミーティングの開催自体は、他の旅行会社様とでも実現可能だったと思います。
でも、今回はツアー商品を企画して販売するだけではなく、" ツアー参加者のみなさんに、現地の様子やツアーのコンテンツをSNSで発信していただき、香港の魅力を二次的に広める ” という目的がありました。まさに、デジタルに強い令和トラベルさんとだからこそ実現できた取り組みだったと実感しています。

定員の3倍以上の応募!デジタルに強い令和トラベルだからこそできた、戦略的プロモーションとは

ー 実際に今回のモニターツアーをリリースしたときの反響はいかがでしたか?

蓑口:20名の募集枠に、なんと約70名の応募がありました。ファンミーティングの参加料も含まれているので、決して安い価格設定ではなかったと思うんです。でも、井形さんの「絶対に集まります!」という予想の通り、販売開始と同時にたくさんの方からの参加応募をいただいて、正直驚きました。

井形:定員の3倍以上の申し込みがあったのは、想像以上の成果につながって本当によかったと思います。加えて、その後のツアー予約数もとても伸びたんです。

モニターツアー後に、令和トラベルからは現地で撮影した動画を活用したSNS発信や、香港ツアーの様子をまとめたメディア記事でのプロモーションなどを実施し、さらに植野さんからも香港でのファンミーティングの様子を発信していただき、そのなかでスペシャルクーポンを配布したりして、PRだけでなく送客につながる施策まで実施したんです。

その結果、12月から3月までの予約数が、単月で過去最高件数となり、モニターツアーを実施するだけでなく、その後のプロモーション施策まで含めて、成果につながったなと思いますね。

また、NEWTで香港ツアーを予約されるカスタマーの層もガラッと変わり、これまでは香港が好きなリピーター層がメインだったのですが、モニターツアー以降はMZ世代が多くの割合を占めるようになりました。
今回の企画の狙いが「U29世代に向けたプロモーション」だったので、モニターツアーの成果としては成功と言えるものになったんじゃないかなと感じています。

ー モニターツアー実施後のプロモーションも含めて、しっかりと結果を出すことができたんですね。実際にツアーに参加されたみなさんの声や反応はいかがですか?

蓑口:今回の参加者は20代の女性中心で、かつはじめての香港旅行という方がほとんどでした。香港のトレンドや観光スポット、また香港ならではの街なかなど、“ 映える ” だったり“ かっこいい! ”というような、MZ世代だからこそ先入観なく、純粋な気持ちで体験していただき、ありのままの香港の楽しさを感じていただけたようでしたね。さらに、現地の様子をSNSで発信してもらうことにより、二次的な訴求までできたというのは、将来にも繋がるいい企画だったんじゃないかな思います。

井形:そうですね。今回、インフルエンサーの方のファンミーティングを兼ねていたので、ツアー参加者のみなさんは、植野さんにしか興味がなかったりするんじゃないかな....という心配も実はあったんです。ですが、みなさん香港での観光も全力で楽しんでくださっていたのが、ツアー後のアンケートやSNSでの発信を拝見して伝わってきて、このツアーを実施できて本当によかったなと思いました。

まだまだポテンシャルを秘めている街、香港!

ー ここまでモニター企画にフォーカスしてお聞きして来ました。ここからは、香港マーケットのこれからについて聞かせてください。

蓑口:たくさんあるのですが…いま香港は大型のアート施設をはじめ、さまざまな観光スポットが次々と誕生していて、新しい魅力が満載の多くのポテンシャルを秘めた街となっています。

香港は一人旅にもおすすめできる街でもあるので、今後はそういったアプローチもできるのではないかと思っています。

あと、香港でグルメは外せないですね。香港で食べる中国料理は本当に美味しいんですよ。これはもっと多くの日本人に知って欲しいポイントです。また、富裕層の旅行者が多い関係で、ホテルやレストランでラグジュアリーな体験ができるようになっています。今後は、富裕層向けの取り組みも講じていかなければなと。つまり、まだまだ香港への渡航者を伸ばせる可能性が十二分にあるので、もっともっとあたらしいプロモーションをしていきたいですね。

井形:香港をプロモーションするための切り口は、まだまだたくさんありますね。

蓑口:さらに香港は、アジア随一の国際都市で中国語と英語が公用語です。臆することなく英語で話せるので、お子さまの英語教育や国際人として育むにもベストな街だと思っています。

井形:そうですね。香港はお子さまお断りのレストランもありませんし、すごくファミリーにもおすすめできる街ですよね。今後、ファミリーにフォーカスしたツアー造成も手がけられたらいいなと思っています。あと、私が注目しているのはバーです。

蓑口:高層ビルからのハーバービューを堪能しつつお酒が飲めるのは、香港の大きな魅力のひとつですよね。また、隠れ家的なバーもたくさんあって、お店ごとにテーマがあったり、お酒を楽しめたりいろんな楽しみ方ができます。
今後、「アジアのベストバー50」に選出されたバーをめぐるツアーがあったらおもしろそうですよね!ぜひ今後も令和トラベルさんと一緒にいろんなツアーを企画していけたらと思います。

若い世代への海外旅行プロモーションの価値を再認識

ー まだまだポテンシャルを秘めた香港。NEWTでもまだまだいろんな企画ができそうですね!最後に、これからの旅行・観光業界における展望について聞かせてください。

井形:日本はまだまだパスポートの取得率が低い国です。まずは、若い方々に海外旅行の魅力を知っていただき、海外でしかできない体験をしたり、触れたことのない文化を体験してもらいたいですね。

若い世代がどんどん海外に行くことは、他の年代の方も海外旅行に関心を持っていただけるきっかけにもなりますし。旅行業や観光業が人に与えるのは、ポジティブインパクトが多いはずです。

これからも、特に若い世代への海外旅行プロモーションは、積極的には、チャレンジしていくべきポイントですし、さまざまな可能性を引き出すトリガーになると思っています。

蓑口:たしかにそうですね。海外でしか見られないはずの絶景や魅力的な街並みなども、SNSが発達した現代では、きれいな写真を簡単に見られる時代です。
でも、写真を見ただけで行った気分になってしまうのはもったいない。本物の0.01%しか楽しめてないと思うんです。実際に足を運んで、その場にしかない雰囲気を感じ、楽しむ。それが海外旅行の醍醐味ですよね。海外旅行の楽しさや、香港ならではの魅力をもっともっと多くの人に伝えていきたいですね。

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最後まで読んでくださったみなさん、いかがでしたでしょうか?
きっと、「今年は香港、行ってみようかな...」と思った方が多いのではないでしょうか令和トラベルは、今回ご紹介した香港をはじめ、さまざまなタイアップ企画を実施しています。
今回の記事で、少しでも香港の魅力、そして海外旅行のすばらしさが伝わればいいなと思っています。

明日のNEWT 2nd ANNIVERSARY CALENDARは、EM(エンジニアリングマネージャー)の吉田が登場!NEWTリリース2周年の節目に、総予約流通額も前年比で約357%という成長を支えてきたプロダクト開発の裏側について紹介します。いかに早く、より良いものをカスタマーに届けることができるか、NEWT App 開発チームのさまざま取り組みについて、ぜひご覧ください!

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