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古きを温ねて、邪道ヌルヌルへと辿り着く

なんとなくnoteアカウントを開設して、暫く経ちました。
当初は、Xアカウントの凍結時に保険となるような場所を作っておこうと考えたのがきっかけです。
以前は、思うがままに大量の写メ日記を投稿し、そのあまりの長文具合にブログの方が向いているんじゃないかとお客様から指摘を受けていました。


そんなに文章を書くのが好きなら、せっかく作ったこのアカウントに日頃から不思議に思われている「私の探究するソープランド」について書いてみよう!
だってみんな、私が何しているのか実際のところ想像ついてないでしょ?


とは言え、せっかくなので私のスタート地点でもある古き良きソープランドについての思いを聞いていってください。


これを読んでくださっているアナタは、ソープランドの醍醐味でもあるリラクゼーションサービスは好きですか?
令和6年現在、あの肌滑りの良いヌルヌルとしたリラクゼーションサービスが提供できるキャストは減少しつつあります。
そもそも、提供していない場所が増えている印象です。
そして教えられる人材も限られています。
私が1番最初にお世話になった場所はバブル期から働いているボーイさんがいて、彼らはその昔、お姫様である女性キャストの仕事っぷりを理解するためにヌルヌル講習を受けていました。
なんと、男性だけどあの技術を体得済みなのです!
もしかしたら、入店講習を一度受けたきりの現代キャストより上手かもしれません。


その場所は格安と呼ばれるジャンルでしたが、コロナ禍の緊急事態宣言を受けて、ある時40分や50分の超ショートサービスを打ち出しました。
サービス内容が変わるからと説明を受けながら、そのボーイさんがぽつりと溢した言葉を今でもよく覚えています。
つまりサービスの変更によりヌルヌルができないんですね。
「こんなのソープランドじゃない。本当は僕らも40分サービスなんてやりたくないんだ…。」
その言葉に、この業界に対するプライドのようなものを感じました。
本当にこの仕事が、この業界がお好きなんでしょうね。
リラクゼーションサービスの提供有無だけがソープランドの価値を決めるとは言えませんが、それでも私は、体験した人にしか分からない価値があると思っています。


そんなこんなで、私もリラクゼーションサービスが提供できるキャストになりたい!
職人技、かっこいい!
と思うようになり、別の大衆へ移籍しました。
その場所では入店講習は受けなかったのですが「とにかく最短でリラクゼーションサービスが上手くなりたい」と思った私は、外部講習を巡り始めます。
はじめてお世話になったフリーの講習員さんとは残念ながら価値観が合わず、そもそも技術講習をアピールポイントにしている方ではなかったので私の希望内容とも合いませんでした。
すごく良い方だとは思うのですが、この経験を経て、キャストと講習員さんとの間には相性というものが存在すると学びました。


それなら今、日本で1番リラクゼーションプレイがお上手なキャストさんの元を訪ねよう。
こうして、私が心の中で密かに『お風呂の神様』と呼んでいる方と出会うのでした。
その出会いは衝撃的で、今でもお会いした時のことをよく覚えています。
異次元の気持ちよさは勿論ですが、こうしてソープ嬢歴4年目を迎えようとする今だから分かりますが、キャストが自身の価値創造をするとはどういう事なのかが詰め込まれた講習時間でした。
ありがたいことに今でもお会いする機会をいただくのですが、何年経っても心のDTが暴走してしまってドキドキと憧れで目も合わせられません。


そんな衝撃から1年ほど経った頃でしょうか。
がむしゃらに技術を追い求める様子を見ていた当時の在籍店舗の会長から、新人キャストさんへの入店講習を任せていただくようになりました。
じつは私に緊縛を覚えるよう勧めてくださったのも、この方でした。
1年ほど店舗講習と接客を並行して経験させてもらいました。
連日、ひたすらヌルヌルと向き合う日々が続きます。
人に教えるからには毎出勤完売していなければと、いい意味でプレッシャーも感じながら充実した毎日を送らせてもらっていました。
凝り性で、職人気質な頑固者で、それでいて新しい刺激がないと生きていけない性質はこの辺りで表出してきたような気がします。


私が今の邪道スタイルに目覚めたのも、この時期でした。


最初は全くの無意識で、むしろドライオーガズムへの理解もなかったので、ただただ困りました。
男性にとっての分かりやすい『終わり』がないまま帰宅していただく訳です。
当時はスランプになってしまったと焦っていたのですが、今振り返れば可愛い悩みです。
なぜなら今はもっと…へへへ。


さて、そんな訳で自分らしいヌルヌルを構成しようと緊縛、解剖生理学、心理学、前立腺開発、メンズエステなど様々な世界を覗き歩いてはネタ探しをしています。
それに合わせて、基本姿勢を変化し関節への負担減や、緊張と弛緩バランスなども見直しました。
最近は皮膚やホメオスタシスなどが気になっています。
(自論ですが、人間の体には高性能なスタビライザーのようなモノがあるので、それを良い感じに弄れば快感のバリエーションにも変化が生じて楽しめると考えています)


その時々でマイブームが変わるタイプのキャストなので、いつ遊びにきても新鮮に感じられると言っていただける理由は私自身の探究心にあるのかもしれません。
「前にしてくれたアレを」とリクエストして頂いても、私自身の興味関心が次のステップに移っていると二度と同じモノは再現できないのですが…。
どうしたら私自身が楽しいソープランドをやれるのか、それを考える事をやめた時、キャストとして『七星』に価値をつけれなくなる気がします。
キャストが自分自身で価値創造をし続ける、それこそが私が尊敬する方々から学ばせていただいた1番大切なことです。
技術は、おもてなしの為の引き出しでしかないのです。


ぜひ、これを読んでくださったアナタにとっても楽しくてワクワクするようなソープランドが見つかりますように。

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