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布袋流-テンポに左右されないディレイ・タイム設定

デジタルディレイ時代の弊害(?)

昔々、おっちゃん(私)がギターを始めたころは、そもそもディレイなんて高嶺の花でなかなか買えるものではないし、また、ディレイタイムなんて正確に設定できるものではありませんでした。

この中で、曲のテンポに合わせてディレイタイムを変えるというのは、むしろ「そんなん出来ればいいけどね~」みたいな発想でした。

しかし、デジタルディレイが中心になってきて、正確なディレイタイムの設定が出来るようになってくると、「ディレイ・タイムは曲のBPMにあわせてなんぼ!」という風潮が出来上がってるように思います。

確かに、合わせればきれいに響きはしますが...「プリセットいっぱい作らなくちゃなんなくてめんどくさくない??」-「ああ、アナログディレイ時代が懐かしい...」なんて思ったりしてました。

BOOWYの曲のディレイタイムは、全部365m/s(?!)

そんな中で、とあるYouTubeの番組を見ていますと、ゲストの方(なかなかコクのあるおじ様です)が、「BOOWYの曲のディレイタイムは全部365m/sで行ける」みたいなことを言っていました(下の動画参照-ちょうどよい場所から始まります)。

布袋さん本人が雑誌で語った情報らしく、上記動画の情報によると40m/s(スラップバック用でしょうな)と、365m/sで大概行けるということです。

これは、面倒くさがりのおっさんに勇気を与えてくれる発想では?!と、機会があれば深堀してみようか…と思っていました。

布袋寅泰本人のインタビューで裏どれた!!

そういうのが頭に引っかかってる中で、先だって発表された布袋シグネイチャー・マルチエフェクターであるG-STAGE発表に際してのインタビュー動画が公開され、この中に上記のディレイタイムに関連する話題が出ていました(下記動画参照‐ちょうどよい位置から始まります)。

なんでも、曲のBPMにぴったり合すよりも、ちょいずれてる方が気持ちいい部分があって、「大概の曲に合うディレイタイム」を設定しているとのことでした。

ディレイタイムが分からんかな?と頑張ってみたところ、G-STAGEの取説がwebに公開されていて、これによると、上記の発想を反映して、G-STAGEのディレイ・タイムは、SHORT (160msec)・MIDDLE(358mse)・LONG(474msec)の3つで固定されているようです。

自信をもってディレイタイムは固定で!!

私は布袋ファンというわけではないのですが、大御所ギタリストがこういう発想をしているというのは勇気をもらえますね。

また、タイム設定の見本が見つかったのも、設定の目安として有難いと思います。

これを機に、曲ごとにディレイタイムを合わせなきゃ...と言う強迫観念を捨て去って、楽しく・気楽にディレイに向かい合っていこうと思います。


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