マカロニえんぴつは愛に溢れたバンドだ

マカロックツアーvol.18
6月23日（日）NHKホール
感想

あなたにとって、最大限の愛の言葉は何でしょうか。

「愛している」
誰もが認識しやすい言葉がその代表かもしれません。

「ご飯ちゃんと食べてる？」
離れている者を思いやる、この言葉も当てはまるかもしれません。

「生きてる？」

この言葉が、彼らにとっての最大限の愛の言葉だと思いました。

「生きていることを確認し合おう」と彼らは言いました。
あなたが存在しているだけで、存在し続けているだけでいいんだ
と言われたような気がしました。

何もしなくても日常は続いていく。自分の感情をこの世から無くして過ごしていても、日常は続いていく。果たしてそれは「生きている」のでしょうか。
「生きる」を続けることは、案外難しい。

このライブという場では心を出して、出し合って、触れ合えばいい。それができる場所だから、あなたはそこにいるだけでいいんだよ。
特別なことは必要ない。生き続けることが何よりも大切なんだ。
そんなことを言われた気がしました。

日常は死ぬまで続いていく。
だからこそ、日々の感情を大切に、言葉を紡いでいく、マカロニえんぴつが、大好きです。

あなたは大切な人にどんな言葉をかけますか。
他の人から見たら意味の分からない言葉であったり、単調な言葉かもしれません。しかし両者が言葉の真の意味を分かっていれば、特別な言葉になるのです。

文章を書き終えた今、私が彼らに伝えたいのはこの言葉だと思いました。

「これからも聴き続けていきます」

マカロニえんぴつ、ありがとう。
明日からも、生き続けていきます。