データから見るマッチプレビュー アビスパ福岡対ファジアーノ岡山
前節、栃木SCに勝利したアビスパ福岡は今節ホームでファジアーノ岡山と対戦します。
岡山のチームスタイルのデータを見ると各項目においてロングパスの使用率が高いことがわかります。
左サイド攻撃時、ロングパス使用率1位
中央攻撃時、ロングパス使用率2位
右サイド攻撃時、ロングパス使用率1位
ショートカウンター時、ロングパス使用率1位
ロングカウンター時、ロングパス使用率1位 敵陣ポゼッション時、ロングパス使用率1位 自陣ポゼッション時、ロングパス使用率1位
岡山は2トップが相手の最終ラインの裏に抜けてチャンスを作ります。シュート数とチャンス構築率が18位と決定機の数は多くありません。さらに、30メートルラインへの侵入数が20位と低いため相手陣内に侵入する回数も少ないです。しかし、シュート成功率が4位です。少ないチャンスで確実に得点を奪っていることがわかります。
ラストパスをした上位2名の選手を見ると左ウイングの仲間が上位にランクインしています。
左サイド攻撃時→仲間、関戸
中央攻撃時→仲間、イヨンジェ
右サイド攻撃時→イヨンジェ、椋原
ショートカウンター時→ラストパス仲間、関戸
ロングカウンター時→イヨンジェ、仲間 敵陣ポゼッション時→仲間、上田 自陣ポゼッション時→関戸、椋原
また、岐阜戦ではCBの濱田から前線への縦パスが決定機につながっていました。福岡は仲間と濱田の2人に縦パスを出させないように注意したいです。
4バックで守る岡山のでディフェンスはそれほどラインを高く上げません。敵に裏を突かれないように自陣でブロックを作って守備をする時間が多いです。間接FK数が20位であることからもラインを高く上げてオフサイドトラップを仕掛ける回数は少ないと考えられます。福岡は栃木戦で相手ディフェンスの裏に長いボールを送り城後の得点につながましたが、岡山相手に同じ方法でチャンスを作り出すのは難しいと思います。岡山は守備の際にディフェンスラインと中盤の間にスペースが生じるときがあります。ボランチの鈴木が遠目からでもスペースを利用して得意のロングシュートでゴールを狙うことで得点を奪えるのではないでしょうか。
福岡は、今シーズンいまだ連勝がありません。1つでも順位を上げるためにもホームでの勝ち点3をつかみ取ってほしいです。
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