データから見るマッチプレビュー レノファ山口FC対アビスパ福岡

前節ホームでファジアーノ岡山と引き分けたアビスパ福岡は、今節アウェイでレノファ山口FCと対戦します。

山口は現在14位です。失点数がリーグワースト3位と守備面が安定していません。1試合平均の攻撃数はリーグ3位、被攻撃数は18位です。攻撃数が多い一方で、被攻撃数も少なくありません。相手からボールを奪う機会が多くても、奪ったボールをシュートまでつなげられていないことがわかります。  また、被シュート成功率がリーグワースト2位です。ボールの失い方が悪いためシュートを打たれると失点してしまう可能性が高いのではないかと思います。

福岡は山口からボールを奪うことができれば、高い確率でシュートを決めることができると思います。しかし、今シーズンのアビスパは攻撃回数がリーグ16位、さらに敵陣30メートルラインとペナルティエリア内侵入数がリーグ19位と攻撃面で低迷しています。おそらく、高い位置でボールを奪えていないのではないかと思います。枠内シュート数が20位という数字も相手陣内に攻め込めないため成功率の高いシュートが打てていません。

山口は攻撃の時に全体が前がかりになり、ボールを奪われたら高い位置からプレスをかけてボールを奪おうとします。しかし、攻撃から守備に切り替わった際に自陣のサイドにスペースがしょうじます。福岡が自陣深くから攻撃を開始した場合、ロングボールで敵陣サイドに展開できればチャンスを作り出せると思います。今シーズン福岡は、クロスからの得点が全ゴールの36%と最多です。一方、山口はクロスからの失点が24%と最も多いです。サイドからクロスを上げることができれば得点が狙えるかもしれません。

アビスパは前からボールを奪おうとせずに、あえて自陣まで山口をおびき寄せてからボールを奪ったほうがチャンスを作れるのではないかと思います。ただし、山口は直接FK数がリーグで3番目に多いです。レノファはセットプレーからの得点が全ゴールの20%のため、福岡は自陣でファウルをしないように注意してほしいです。

福岡は前回のホームで山口と対戦したときは先制したものの逆転負けをしてしまいました。今節勝利して雪辱を果たしてほしいです。



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