小欲から大欲へ

2020年4月24日

おはようございます。4月24日金曜日、今日もradio sufi始めます。

新月始まりましたね。どのようなアファメーション、新しい始まりがあったでしょうか。なかなか「そんな願いなんてないよ」なんていう方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれないけども、その願いっていうものについてちょっとお話ししてみようかなと思うのですが。

人間が思う願いって、「なんか欲しい」とか「何々なりたい」とか自己欲求、そういうすごく小さな欲のことです。

仏教でいう小欲

小さい欲のこと、小欲のことですよね。自分だけがいいやっていう感じです。あれ欲しい、これ欲しい。でも、仏教の世界では小欲はあかんよと、全然関西人ではないですけど急に。。笑

小欲はダメよと。でも、大欲はいいですよ、大きい欲はいいよって。これ、「え、大きいの、欲張りの方がいいの？」っていうことでは決してないんですけども。

大欲っていうのは、本当に世の中が良くなるためにはこうなったらいいなとか、そういうすごく次元の高い話です。

世の中の、世のため人のためというところの欲の話です、大欲。それを持つことは良しとされている。でも、小欲っていう自分ひとりのため、家族だけのためとか、そういう小さい人間的な欲は、そんなものは人間の修養には役立ちませんよって言ってるわけですね。

欲についても変わります。自分の周波数が波動とか、氣とか、自己の器とか、精神性、人格っていうものが上がれば上がるほど、その欲が、小欲から大欲に自然となっていきます。

私も若い頃は、まぁ欲張りちゃんですよね。あれ欲しい、これ欲しい。何回も言うけど、人に迷惑をかけながら、やりたいことやり尽くして、やりたい放題やってきたっていう、若かりし頃がありますので、よくわかります。なんか、あんまりうまくいかないんですよ、そういう時ってね。

なんか言ってみれば、

奪ってるだけの人みたいな感じです。

若いうちに氣付いて良かったなって思うんですよ。27歳ぐらいで、もうやり尽くしちゃったって言って。そのぐらいでいた方がいいよね。だって、これから社会で役に立つ人間にならなきゃいけないのに、大人、例えば団塊の世代になってまで、あれ欲しい、これ欲しい、俺オレって言ってたら恥ずかしいじゃないって、私はそう思うんですよ。

それで、私はレイキに出逢って、いろんなことを多方面からお勉強しました。

やっぱり臼井先生の教えっていうのは、、あ、ラジオを聞いてくれている人はみんな知っているとは思うんですけれども、臼井先生、レイキというものが初めての人に説明しますね。

大正時代に、臼井甕男さんという方がいらっしゃいまして、彼が、様々な職業やらお勉強やらたくさんのいろんな経験をされて、最終的に“人間とは”というところに辿り着き、お坊さんのところ、お寺に修行に行くんです。3年坐禅をしても何も悟りは得られなかったということで、京都の鞍馬山に行くんですね。

お坊さんにはこう言われたわけです。

「悟りたいんですけど、もう、座っててもどうにもならない、どうしたらいいですか」と、「じゃあ」お坊さんはこう言ったんです「じゃあ、一度死んでごらんなさい」と。

そういうことです、

死の世界は悟りの世界ですから。

臨死体験、私が臨死体験をしたときに感じた、あの至福の世界です。怒り、不安、恐れ、そういったものは一切、微塵もない、そういう世界で、もう開かれて、自分という個がなくなってしまうけれども、全てひとつみたいな感じですよね。

決意をして、死を覚悟して、京都の鞍馬山という所に登って、断食修行に入ると。それで、21日間、21日目の時にドーンと、脳天を突き破るような感じで、悟りを得たということですね。

今思えば、ジャスムヒーンさんのセミナーを受けたときに、

私、脳天から雷落ちたんですよね。

椅子からガガガガガガーって崩れ落ちるくらい。あの時、第7チャクラ、ドカーンって開いたんですかね。何が起きたのか、なんか本当に雷が落ちたと思って、瞑想中だったんですけども、パッと目を開けて、「うわぁ、何事だ」って思ったけど、みんな静かに座っているっている状況で、「あ、まずい自分だけに起きたことだ」っていうのを、覚えてますね。

なんか、そういうことをネットで書いてる人もいましたね。同じ時のセミナーじゃなかったみたいですけど、やっぱり食べないで生きるってやっぱりすごいんです、きっとね。

宇宙のエネルギーを半端なくもらえちゃう、共鳴しやすい。まぁその時私は、麦チョコ食べさせられて、地に足をつけさせられたわけですけども。そこから、一時はそういうのを経験させてもらうんだけども、中身が足りてないから、現実世界、3次元もうちょっと頑張りなさいよっていう日々が続くわけですけども。苦笑

ちょっと話がずれちゃったけども、

そういう形で悟りを得たということで、

それと同時に癒しの能力も得たという流れなんですよね。

それで、その臼井先生が、レイキというその氣を手から出すとか、身体から出す氣を強くしたければ、要は結果を出したければということですが、ヒーリング、ヒーリングと言います、そういったもの、要するに技術面だけを磨いてもダメよと。もし、体内のレイキ・氣を強くしたければ、精神の修養を積まなければいけませんよと。

人格を高めること。

高めれば高めるほど、体内のレイキは強くなるということを、肝に銘じなければいけないと、すごく強く言っているんです。

だから、ヒーリング技術を磨いたって無駄だよっていう話です。

そんなことより中身を磨けば、自然と宇宙と響き合って、氣をたくさん出せるようになりますよ。

これが難しいわけですよ。だって、見えるものじゃないもんね。でも、精神修養は日々やらなきゃいけないわけです。いまだに私だって修行中です。

でね、だんだん自分の波動が宇宙と一体化してくると、小欲が大欲に自然となっていくっていうのをすごく経験していて、「あれ欲しい、これ欲しい」が、「どうやったら世の中が良くなるだろうか」そういう欲に変わっていくんですよね。

臼井先生は、こんな話をしています。

そういった話、

この真理を自分のものとして確信を持つならば、修練の如何によっては、自ずと言動は宇宙と一体となり、また自然に絶対無限の働きを表すことができるようになる、これが、すなわち人間本来の姿である。

と、おっしゃているわけです。

ここで言っている宇宙というのは、愛・調和・癒しの特徴のある方の宇宙ね。

違う宇宙もあるから氣を付けて欲しいんですけど。

修行次第では、喋ること、行動することが自然と、愛・調和・癒しの動きになっちゃうよっていうふうに、それが人間本来の姿で、健康と幸せを手に入れる方法でもありますよっていう教えがありますよね。

だからその願いというものを、新月のアファメーションっていうのがありますけども、最初は小欲でもいいかなと思うんですけど、もう時代が時代でちょっと小欲ばっかりやってても、置いてけぼりになっちゃうので、ミクロ目線じゃなくて、マクロ目線で考える望みを、探してみてはどうかなと思うんです。

ただ、自分自身が幸せじゃなければ、人の幸せって願えないじゃないですか。よく、“ない袖は振れぬ”とか、そういう言葉もあるし、恋愛とかのお話が好きであれば、“自分を愛することが出来ない人に、相手を愛することは出来ない”と。

やっぱり、自己愛だけで、「人を愛してます」って言って、「一緒にいたい」って言っても、「自分がひとりになりたくない、孤独になりたくないからあなたが好きなんです」って言ってるようなものですから、それ、相手のこと全然思ってないですよね、自分だけです。そんなの愛と呼べるんですかって話ですよね。

まぁ、

人間には、無条件の愛というものは備わっていない

と、愛の定義からすると言われています。

でも、自分の中に無条件の愛を育てることはできるんです。

でもそれは、頭で考えてたってできないよね。

だから、小さくてもいいから、見返りを求めないで与えることっていうことを、何度も何度も繰り返していくことで、自分の中に無条件の愛が育っていくっていうことをしないと、なかなか難しいと思います。

いきなり「私は至上の愛を持っています」なんて、無理があるでしょ。言葉で言うことは簡単だと思いますよ。いろんな宗教家とか、スピリチュアリストとかいますけど、どれほどかなとは思います。波動を見ればすぐわかるけど、私はね。

でも、そういうのに目眩しにあってるような人たちっていうのは、いるのかなって思います。日本人って教育で、強いものに巻かれるじゃないけど、今の国のリーダーを見ててもわかるように、なにか引っ張っていってくれる人をすごく求めてるんじゃないかなって思うんですよね。リーダーですよ。

幻滅しているわけですよね。

そこに、「こうだよ」と。ちょっと、反社会的なことを言ったりとか、そういったものを強く言ったり、ちょっと有名人だったりする人がボンって言うと、それで、ちょっといいことをしてるように、人のためのことをしてるように見えてると、まぁ、日本人イチコロですよね。

フイって洗脳されちゃう。

私も実際そういう、若い人たちがすごい夢中になっている人っていうのを、業界の中で知っているっていうか、誰もが知っていると思うんですけど、まぁ、いわゆる芸能人だった人なので、すごい危険なことやってるなって思うんですよね。なんでそんなに、みんなしてその人に注目してるんだろうなと思って、一つの動画を見てみたんです。理由が知りたくて。

そしたら、会話手法の中に、

洗脳手法を入れてるのをすごい何個も何個も見つけました。

洗脳だったり、コーチングだったりそういった技法をめちゃくちゃ勉強していて、すごく聴衆の氣持ち、意識を自分にガッと向けて、もう信者みたいにする手法をやってるんですよね。「おぉ、やってるよ」って思いながら、そりゃみんな夢中になっちゃうなって。

それで、その夢中になっている人たちをこう見渡してみると、めちゃくちゃみんないい子たち、いい人たち、心が優しい人たち。あの、もうやめてそういうの、騙すのって思っちゃうね。まぁ、しょうがないね。

そういうふうに日本人の教育で、自分で考えるということをあまり良しとしない中で、教育されていると、こないだも言ったように、流行り物があると「それいいよねー」って乗ってっちゃうっていう。そういう動きって、めちゃくちゃ危険ですよね。

ハーメルンの笛吹きってあるじゃない、ププププーって言って、ネズミがバーって行っちゃうっていう、

それの人間バージョンでね。

そういう話じゃなかったっけ？

本当はメルヘンって怖い話ですよね。確か、違った？わかんないけど。童話っていうのは実はいい話じゃないですよね、本当は怖い話だったはずです。書き換えられてますけどね。

そういう感じで、ププププーって言って道を誤らせる。せっかくいいものを持ってる若者たち、いい人たちを欲望の世界に引きずり込んでいる氣がして、すごく冷ややかに私は見てます。どうなっちゃうのかなぁと。まぁ、別に私は直接関係があるわけじゃないので、何も知らないって思ってますけど。

自分で考えるっていうことをしていかないと、

自分の望みも書き換えられてしまいます。

そういうエネルギーの強い人にね。

小欲じゃなくて、大欲なのか、そこは本質を見極めていかないと。波動が見えればもう一発でわかるんですけどね。この人、すごい小欲で喋ってるよって、口では違うこと言ってるけど、なんかめちゃくちゃ自分のため、お金のためだけにすごく言ってるよって。

そういう時代があってもいいけど、これから世の中変わる中で、ちょっと違う方向にハーメルンされちゃうよっていうのを、すごい危惧しています私はね。

そういう人がこういう混乱の時代っていうのは増えていくんです。

どの時代もそうだったと思います。昭和の戦後の荒れてた時、心も悲しい、物質的にも貧しいっていう時代の同時期ぐらいに、たくさんの宗教家、新興宗教が立ち上がってるんです。

そうやってみんなが出資していくわけですけれども、その中にはいい宗教もあれば、そうじゃない宗教もあるじゃないですか。

なんか、

自分で考えようよって思うんです。

私も「木脇さん、木脇さん」って言ってくれる人いるけども、ちょっと待ってって思うんですよね。自分のこと、ちゃんと自分でやってって。

なんか、私いろんな人を見てて、生徒さんとかもそうですけど、いかに自立するか。例えば、セミナーとかをやっていても、「生徒のままで終わらないでね」っていうことです。自分も先生になって、「自分の足で立ってね」っていうのを目標にしてずっとセミナーをやってるんですけど。

依存させるんじゃなくて、自立してもらう、自立することに協力をするっていうことをやる方が、その人のためじゃないですかね。自分の足で立つことが一番大事だし、そうしなければ、その人が持って生まれた魂の特徴や役割を遂行できないわけですから。

盲目にならないでっていうところです。私がいいって言ったから、いいわけないじゃないですか。いいって思って、その人の考えの中でもいいとなれば、いいです。

私の言動が宇宙と一体になってれば、いいとなると思いますけれども、私だって人間ですから100%わからない、荒れることもあるかもわからない。ヤンキー魂を出してね。苦笑

この間も怒鳴ったわけですよ、全然知らない人にね。いや、弱いものいじめをした人がいたので。。そういうの苦手なんです、私はね。

そんな感じで、新月の願いを小欲じゃなくて大欲に変えてみましょうね。何かを与えるっていう人間になれるように、自分の中の無条件の愛を育てていくっていう。小さいことから積み重ねていくっていうことを、長い道のりのように感じるかもしれないけど、大きいものただ望んでいるよりは、目の前のことをコツコツやってた方が、結果はちゃんと出てきますので。

「つまんないな」と思うこともあるかもわからないけども、小さいことを無駄にしないで、積み重ねていって欲しいなと思います。

そんな今日は晴れなんですよ、久々に晴れですね。曇りとか雨は、陰陽でいうと陰です。陰があるから太陽の陽がある。両方あるから自然が成り立ってるのかなとも思います。

晴れの日もありがたく受け取って、雨や風の日もありがたく受け取って、あまり強すぎるとちょっと大変って思うんですけどね。立ってられないし、この辺は。

そんな感じで、自分自身の中にも陰陽があります。

“陰と陽、ふたつでひとつ"というところで、自分の中にそれを育てて、ひとつの丸を、自分の中に作ってって欲しいなと思います。

それでは、今日も良い一日を。