【ピラミッドからこんにちは】



こんにちは、三井です。
今、久々に一人旅をしています。

今回は、エジプト。

1日目となる今日は
早速、カイロにある
かの有名なピラミッド達を
沢山廻る日でした。

その体験が強烈で、
この場を借りて、
記録としてシェアさせていただきます。


一番最初に廻ったのは、
屈折ピラミッドと赤いピラミッド。

赤いピラミッドは内部に入れるとのこと
早速入り口でチケットをもぎってもらうんだけど、

中に誰も入っていない気配がして、
私ひとり?って聞いたら、
「そう」だって。

じわじわくる恐ろしい事実。。

つまり、
ピラミッドの中に、
私一人。

なんてことを聞いてしまったんだと
後悔しつつ、入り口のおじさんに見送られて、
ひとりうす暗くて細い道を下っていく。

角度が急な下り坂だから、
後ろ向きに降りるのがいいらしく
一足、ひとあし、下がっていくんだけど、

正直、めちゃくちゃ心細くて、
入り口に見えるおじさんの姿が心の支え。

やっぱり一緒に入ってくれとお願いしに、
引き返したいくらい。

それでも、
足は震えながらも一歩一歩。

段々と、入り口のおじさんの遠ざかり、
あるところから、外の音が一瞬にして消えた。

急にシンとしずまりかえり、
中の空気が重くなるのを感じた。

やばいぃいぃ、こわいぃいぃ!!


でも足は勝手に
立ち止まりもせず降りていく。。

中の空気は、
なんとも言えない匂いがあって、
大きく呼吸できず喉がしまる感じ。

木製の手すりもなんとなくジトっとして、
足場の木がミシっというと、
その音で飛び上がるように怖くなる。

ようやく一番下についたら、
天井が細い三角の空間に着いた。

そこは静寂なんだけど、
なにか耳がキーンとするような静けさ。

本当に静かな時って、
キーンという音がするのかな。

下についたらすぐに今来た道を戻ろうと思っていたら、
横に続く道がある。。

道があるなら引き返すわけにも行かず、
ビクビクしながらまた前に歩みを進める。

そうしたら、
進む先にまた別の部屋が。

さらに進んで一番奥の部屋は、一番大きく
きっとここがメインで
棺が置かれていたんだなとわかる。

なるほど。と辺りを見回し、
よし、奥まで見たぞと、
そそくさと引き返す私。

ずんずんずんずん、もと来た道を
光を目指して上がっていく。
できれば走りたい気持ちだけど、

中はサウナ状態
天井は低く腰をかがめて歩かないと進めない、
急な斜面で日頃の運動不足を感じずにはいられない。

やっとの思いで
入り口のおじさんにまた会えた時は
嬉しくてハグしたいくらいに
勝手に感動の再会の気分だった。


同じ日、
次に入ったのは、
ウーナスピラミッド。

つい先月初公開されて、
内部まで入れるようになったばかりの
まだあまり知られていないピラミッド。

特徴は、内部が床から天井まで象形文字で
王様の暮らしぶりがびっしりと刻まれた部屋。

そして、死者をあの世に届ける
太陽の船に似せて天井は三角、
その部分は星がびっしり掘ってあって
とてもきれいだった。

実はこの部屋、
特殊な仕掛けがされていて

電気を消して、ある場所だけライトをつけると、
象形文字しか見えていなかったところに
ボワッと大きな王様や神の姿が影として浮かび上がる。

そして、象形文字も一部の文字だけが
青く浮かび上がって、ものすごく印象的だった。

さっきの赤ピラミッドに比べて、
入った感じも、軽い印象。


最後に入ったのは、
ギザの三大ピラミッドのひとつ
クフ王のピラミッド。

最近、1日300人という制限をなくしたそうだ。

さすが最大のピラミッド。
屈まくても進める道が
あるくらい、中は他のピラミッドに比べて
とても大きかった。

沢山の人が入っているせいもあって
酸素も薄いのかな、
みんな息をハアハアとさせていた。

(特に、宗教上の理由で
全身を布で覆った女性がきつそうだった。)

最初の赤いピラミッド同様、
途中の細い道は、ちょっと空気が重く
締め付ける匂いもややあった。

ただ、メインの部屋に入ると、
けっこう広いんだけど、
なんとなくうっすらと甘い匂いがした気がした。


こうして到着するなり
有名ピラミッドの内部に3つも入り
それぞれの特徴を肌で味わうとは思ってなかったけど

かなり、どのピラミッドも個性があって
実感した初日。

明日は早朝5時前からチェックアウトして
飛行機で次の街に向かいます。


気づけばだいぶ長くなりましたね。

最後までお付き合い、
ありがとうございます。


三井れいな

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