【 エジプト放浪記3 砂漠で水は本当に売っているのか? 】


こんにちは、三井です。

エジプトシリーズ第3段。
今回がラストになります。

エジプトシリーズのバックナンバーはこちらから
第1段:https://note.mu/reina_www02/n/ndc53b11f8979
第2段:https://note.mu/reina_www02/n/n2cf8a143905b

(それでは第2段からの続きをどうぞ)

ーーーここからーーー

最後は、アスワンという街に移動し
いくつかの神殿をめぐった後

世界遺産発祥の地となった
アブシンベル神殿という、
壮大な遺跡を見に行くことになりました。


その地までは、
かなり距離があるので

灼熱の砂漠を、車で約3時間
時速140Kmで飛ばします。


果てしなく
どーーーーーーーーんと広がる
地平線。

あたりは見渡す限り、
ひたすら砂漠。

その広大な砂漠のまん中を
ただ1本、舗装された道路が続く。

車の窓には、フロントガラス以外全て
黒いカーテンで覆われていたので

「景色が見にくいなー」なんて思って
カーテンを少し開けていたんですが、
ちゃんと理由があることに気づきました。

車内はエアコンをかけているのに、
なんだか暑い。
うっすら汗が出る。

その時気温は45度。
カーテンから入る少しの日差しでも
エアコンに勝ってしまうほどの
太陽パワー。

仕方なくサイドのカーテンを閉めて
フロントガラスからの景色を見ていると、

地平線がゆらゆらと
濡れたように揺れているではないか。。


「でたーーー!
蜃気楼!ホンモノー!!」


そしてそして、、


対向車もなく1本道を行くと
道路で人がこちらに向かって両手を振っている。

「あれ?何かトラブルでもあったのかな?」

そう思った直後、
彼の両手に1.5リットルの水があるのを
この目でしっかりと見ました。


「でたーーー!
砂漠で水を売る人ー!ホンモノー!!
ほんとにいたーー!!」


残念ながら、
時速140Kmで飛ばしている&
サイドと後ろの窓が閉ざされていたので
ほんの一瞬だけでしたが見ることはできました。

それにしてもあの人、
文字通り命がけだな。と。

下手すると
自分が命を落としかねない場所に来てまで
水を売る。。さすがです。

ビジネの基本を見て
なんだかとっても感動しました。

どうか、誰か彼のお水を買いますように。。


こうして、無事
目的の場所にたどり着き、

その後も、博物館、バザール、水タバコなど
いろいろなエジプトを楽しみ
無事帰ってきました。

エジプト旅の話は
これでおしまいです。

今回始めてのエジプト。

これまでは、
<神秘に満ちた遺跡の国>という印象でしたが
実際訪れて、さらに上回る
<神秘性と謎>をたくさん感じて帰って来ました。


帰ってきても尚、頭をよぎる
一番の謎は、

「あの砂漠の水、いったい
 いくらで売ってたんだろう」

ってこと。笑

これは、もう一度
確認しにいかないとダメですかね。。笑


今日も最後までお付き合い
ありがとうございます。


三井れいな

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