にごちゃん

女神

今回はシンプルに行こう。
僕が人に対して女神なんて言葉を使うのは
後にも先にもこの人だけです。
最近配信者の話しかしてないなあ。
それもこれも全部この子が悪い。

彼女は、僕が人生で一番絶望していた時に
それはそれは明るく楽しくゲームを
していました。
当時PUBGに興味だけはあったけど
PCスペックが追いつかず、
せめて配信だけでも見たいなあと思い、
Twitchを開いて、伸びてるっぽい
女性配信者を開いてみたんです。
そしたらですね、
まー関西のおばちゃんまんまな喋り方。
キルされたら
嘆きながら反省の言葉を叫び、
びっくりしたらとても素直な悲鳴。
上手くいかない運転に自分で
ツボってしまって止まらない笑い声。
ドンカツすれば顔出ししてないのに
ガッツポーズが見えそうな喜びよう。
とにかく、とにかく楽しそうだった。

全てに疲れていた僕は、
そんな彼女の配信を見るのが
とても好きだった。
クリップという機能を知り、
彼女の笑顔を切り取って、
それをリスナーさん達と笑って見て。
多くのリスナーさん達の名前の
左端にあるアイコンが
サブスクライブしてる人だって知って、
当時の僕は月5ドルがとても
払える状況じゃなくて、
コメントするのが
申し訳なかったり思えた。
UNDERTALEのお馴染みのSEに
モンスターボールのエフェクト、
フォローありがとう!
名前は呼ばれなかったけど、
こんな僕に反応してくれるのが
たまらなくうれしかった。

それからしばらくして、
大きな大会で結果を残した。
当然だと思った。
だって、僕はエアプだったけど、
みるみる上手になっていくのは
僕だってわかってた。
人のゲームプレイを見て
はじめて泣いた。

またしばらくして、
プロチームからお呼びがかかった。
僕は自分の事みたいに飛び跳ねて喜んだ。

PUBGを買ってみた。
あの子みたいに楽しくできるかな?
30分でやめた。左手が痛くて痛くて。
シューターゲームやるには遅すぎたみたい。
だけどいいんだよ。
僕ができないゲームでも、
世界一楽しそうにプレイする
女の子を知ってる。
見てるだけで十分だった。

その子をきっかけに「配信者」というものに
興味を持った。博多だいらすを見つけた。
小笠原社長を知った。人生の方向が決まった。

またしばらくして、その子に会った。
チームのユニフォームを着てた。
笑顔が弾けてた。みんなでイベントの
お片付けをした。本人曰く、
「滅多に出ない自然なスマイル」を、
こんな僕にも向けてくれた。

その子は、
大人になっても人生は
楽しかった!!!!!!!!!!
なんて、僕が聞いたら飛び上がるほど
喜ぶようなことを、自分の誕生日に言った。

もう一度だけ。
僕が人生で「女神」なんて呼ぶのは
キミだけだよ。本当に生まれてくれて
ありがとう。

どこまでも、どこまでも突っ走れ!
行け。くじけるな。いじけるな。
どうしても、どうしても、どうしても
つらくなったら、帰っておいで。
いつでもいいから。
同じ大阪の生まれとして、
僕はキミを誇りに思う。
誕生日おめでとう。

※ヘッダ画像
ハンクソンさん すき!!!
はにかんだちょっとぎこちない笑顔が
めちゃくちゃ本人っぽくて!!
全体絵が素敵なんですよぉ!!
いやーありがたい。ありがたい・・・。


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