見出し画像

進路って

高校の時の同級生で進学希望は医学部orお菓子屋さん(今で言うところのパティシエ?)な人がいた。ときどき美味しい手作りのお菓子を持ってきてくれていたひとだったので、そのときは「ふーん」としか思っていなかった。
今思うと医学部に行くのはいいがもっっっっっのすごくお金のかかる私大医学部はNG、行けるなら国公立、だめだったらお菓子の専門学校という選択を迫られていたのだと思う。本人はのほほんとふるまっていたけれど本心はどうだったのか。
そばで見ていた彼女はとても優秀だったので現役はダメでも浪人すればまず大丈夫でしょと勝手に思っていてなぜお菓子屋さん?と思ったのを覚えている。当時は各生徒の後ろの経済的な環境(ともしかしたら親御さんの考え方)なんて夢にも思わなかった。

優秀だった彼女は現役で国立大学の医学部に進学した。その結果を当時の私は当たり前と思ったのだが、彼女が受けていたプレッシャーはどれほど重かったのか。

のほほんと受験していた自分を思うと彼女はほんとうにすごい、と思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?